なんでも道しるべ

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【管理職になることは嫌ですか?】これからの社会で生きるために必要な能力とは?

年齢とともに仕事のポジションを上げることは必要です。

いわゆる、管理職がなるか、ならないか、という問題があります。

私は以前まで、管理職には上がりたくないと思っていました。

理由は、責任を取ることが増える、業務範囲が増える、家庭とのバランスが取れなくなるということを考えていたからです。

しかしながら、今では管理職になった方が良いと考えを改めました。

その理由は、年齢とともに仕事におけるポジションを上げておく必要があると感じたからです。

■残業代をアテにする働き方はしたくない

人によっては、一般職や組合員の方が気楽で良いと思っている人はいるでしょう。

まずは、一番関心のあるお金の面について考えています。

一般職であっても、それなりの役職(主任や係長)がついていれば、給与も低くはありません。

また、残業代も当然ながら付きます。

以前までであれば、残業代が申請できない、サービス残業といった風習がありましたが、今はそんなことをすると世間からの風当たりが悪く、監督署に入られることになりますから、企業はきちんと残業代を申請するようにと従業員に通達しています。

とはいっても、営業職や業種によっては、今でも時間外労働はあるようですが、昔に比べるとかなり減りました。

しかしながら、働き方改革というのも同時に遂行されていますから、若くて体力があっても、働き方改革と残業規制により、早く帰宅するように促されます。

残業代が付いていたといても、意外にそれほど多くないのが現状かもしれません。

給与面においては、残業があった時の月収を基準に考える人が多いので、昔に比べると生活レベルが落ちたと感じる人もいるようです。

私はこのような残業ありきの給与や、残業有無に関する会社からの監視やプレッシャー、さらに自分自身の業務進捗との兼ね合いにおいて、この働き方は非常に窮屈だなと感じるのです。

管理職になることで、時間に対する拘束は無くなります。

ある意味、自分でコントロールすることが求められることになりますが、時間の枠組みでの働き方としてはストレスが減っているような気がします。

給与額については、もちろん残業代分は管理職になることでアップしますからね。

■結局、一般職で逃げることはできない

管理職の責任や業務範囲についてですが、私の経験では、管理職になっても、それを境に大きく変わることはなかったです。

やはり管理職になる人物というのは、一般職の段階で十分に管理業務やマネジメントをしています。

それなりの能力があるので管理職に抜擢されるわけです。

残業代をケチりたいから、業務時間を無限にしたいから、などといった理由で管理職を増やす企業もあると思いますが、そんなことをする企業はその程度の企業です。

一般職であっても、そんな企業にはいる意味ありません。

もちろん責任については、決定権と同時に、決定した責任が一般職よりも増えることになりますが、これは年齢と業務経験を考えると実は当たり前のことなのだろうなと感じるのです。

年齢が高く、業務経験が長い人間には、当然ながら質問が多くいきますし、判断してほしいポイントも増えてきます。

その際に、一般職だからと逃げることは、本来ならできないのです。

実際の会社業務では逃げられるとは思いますが、それを繰り返すと、その人への信頼はどんどん失われます。

そして、最終的には異動の第一候補になったり、退職勧奨の対象になったりするわけです。

■会社のお荷物にはなりたくない

一般職に留まるひとは、それらの責任が回避できると思い込み、管理職を拒んでいると思いますが、実は年齢を重ねることで、これらの責任は回避できにくくなります。

したがって、決定権や給与面において、管理職になった方は実は利口だということです。

年齢を重ねているのに、それなりのマネジメントポジションについてない人間は、会社の中ではお荷物になっているケースが多いです。

また、管理職になっても、能力が低く、成果が出せない人間や、意見を言わない人間、マネジメントをしない人間も同じようにお荷物です。

そんなお荷物にならないようにするためには、できるだけ早く管理職に上がり、これらの能力を鍛えることが必要です。

■マネジメント能力とクリエイティブ能力

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AIに奪われる職業というのが話題になっていますが、私は職業という枠組みより、役職として考えた方がよいと思っています。

マネジメント能力、決定・判断する能力というのは、AIではできません。

コンピュータにより、最適解は導き出すことができるかもしれませんが、それは過去のデータからの推測にすぎないのです。

我々が判断しようとしているのは、企業の未来であるので、そこは人間があらゆる情報から判断していかなくてはならないのです。

そのためにAIを使うこともあるでしょう。

したがって、AIに仕事を奪われるような役職に留まっているのは非常に危険で、AIを使えるようなポジションになるべきです。

今後必要なことは処理能力ではなく、判断能力です。

マネジメント能力とクリエイティブ能力の高い人が生き残れる社会になりつつあると感じます。