なんでも道しるべ

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決算を瞬時に判定するQUICK提供の「決算スコア」 個人投資家の使い道はあるのか?

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決算発表後の株価インパクトを算出する「決算スコア」というものがあるらしいです。

個別銘柄を選別している人にとっては良いツールだと思いますが、結局は、決算を見ながら対処するのも大変だと思いますし、やっぱり銘柄分析をするなど株投資自体が好きでないとできないなと思いました。

私のように、あくまで資産形成や資産運用のルーツとして株式投資を利用しようと考えている者や、株投資以外にも時間を割きたい者にとっては、ファンドマネージャーに手数料を払ってもお願いするか、安いコストでインデックスファンドを買って、バイ&ホールドするのが最も楽なのだなと再認識しました。

■QUICKが提供する「決算スコア」

QUICK Money Worldが2018/8/9に、「決算を瞬時に判定 株価インパクト算出 QUICKの分析ツール」という記事がアップされていました。

QUICKが提供する「決算スコア」という数字への関心が高まっているとのこと。

決算スコアは、決算や業績予想の上方・下方修正がどの程度株価にインパクトを与えるかを統計的に算出するというものらしいです。

決算発表後の数秒後には算出されるので、内容を素早く見極めるには強みを発揮すると書かれています。

決算スコアの算出方法は、①前期業績比、②会社予想比、③市場予想(QUICKコンセンサス)比で評価・分類する。

それをもとに、過去10年間の決算・株価の反応と比較して、株価へのインパクトを予想するということです。

ザラバ中の発表であれば当日の株価騰落率、大引け後の発表であれば翌営業日の騰落率を計算するということ。

株価は決算数値の良し悪しだけでなく、市場の想定や織り込み度合いによっても変わるため、算出にあたっては株価の移動平均との乖離率も加味するらしいです。

■個別株を投資している人は決算スコアが良いツール?

まあ、瞬時の解析と決算スコアの妥当性が非常に優れているということですが、投資運用会社では昔から普通にありそうなツールだろうなと思います。

運用を商売としている会社であれば、このようなツールがないと、アナリストの感覚だけで売買するのはリスクが当然あるでしょうから、数字の裏付けというのは必須だと思います。

一般の企業でも、何かを投資や判断するときには、当然ながら費用対効果や投資回収率や回収予測やスケジュールなどを分析するわけですからね。

これを日中の忙しいサラリーマンがアナリストと同じような情報を得られるようになると、やはり個別株の投資をしている人にとっては優位な情報だと思います。

おそらく、ファンドはもっと詳しい情報分析をしていると思いますが。

私がこれを見た感想として最初に感じたのが、これでさらに狼狽売り・買いなどに個人投資家が悩まされるツールが増えるのでは?と感じます。

決算スコアによる分析結果に、プレミアムやバリュエーションがついて、ようやく株価となるわけですから、ここまでを個人投資家がプロに真っ向勝負するというのは、大変だなと感じました。

まあ、リスクがある分、株価分析が上手な人は、それなりのリターンを得ることができるわけですから、そういう人にとっては嬉しいツールの一つなのだと思います。

私はここまでできる自信がないので、投資信託への手数料を渡してもお願いした方が良いなと再認識できましたけど。

■決算スコア算出と直近株価の反映例

この決算スコアがどこまで優れているか、逆に思わぬ結果になったか、が記事に書かれていました。

例として、島津製作所(7701)です。8/7の引け後に決算を発表し、決算スコアは2.12で、翌営業日である8日に2.12%の上昇が見込まれるという分析だったということ。

翌営業日には前日比3.2%の上昇結果だったらしく、好決算に株価が素直に反応した結果だったようです。

逆の結果もあったとようです。

8/8のザラバ中に決算発表した資生堂(4911)は、決算スコアは3.10%で、当日中に3.10%の株価上昇が見込まれる好業績ではあったが、実際の終値は4.4%と下げで反応したということ。

市場予測を下回ったことで、利益確定の売りに押された結果だったようです。

決算発表後の決算スコアが上手く機能した例と、決算スコアと反する株価となった例の2種類が紹介されていましたが、このように書かれているのは、この決算スコアだけで売買して、思わぬ損失が出た場合に備えたリスク回避の記事文面だと感じました。

■私のような素人投資家のスタンスは

一つの情報分析ツールだとは私も思いますが、何でも一つの情報だけで動くとリスクが高いということでしょう。

この決算スコアを鵜呑みにして、個別株の売買をしたら、素人投資家は思わぬ損失があるかもしれませんね。

株価は、長期的にはファンダメンタルズの分析結果に集約していくと思いますが、短期的にはチャート分析的な動きがあるので、デイトレーダーはやっていけるわけです。

決算スコアで順張りする人もいれば、逆張りする人もでてきて、それを短期的に売買する人もいれば、バイ&ホールドする人もいて当然なわけです。

さらには、その企業の業績だけでなく、様々な市場リスクや地政学リスクも加味されるわけですから、個別投資はどんどん複雑になっていくのかなと感じます。

複雑になればなるほど、何も考えなくて良い、「投資信託への積立投資」が意外と効果あるのかも知れませんよ。