なんでも道しるべ

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米国株は3倍になるとの提言はいかに?円高はまだまだ続く?

投資に関係する本で、読んでみてなかなか面白かった書籍をご紹介します。

私自身が、米国に投資をしているので、今回の本はタイトルを見てとても気になりました。

また、発刊後、すぐに読んでおかないと情報が陳腐化しそうな感じがする内容です。

市場の見方は、各人それぞれですが、このような考察も間違いでないなと思える中身でした。

■まだまだ円高が続く?

書籍のタイトルは、「米国株は3倍になる!」というもので、ビジネス社から出版され、江守哲氏が書かれています。

2017年12月23日に第1刷発行されています。

すでに2~3ヶ月経っていますが、2017年を振り返る内容からスタートですので、2017年に投資で大幅な利益を上げている人は面白い内容からスタートとなります。

 この方は、以前に「1ドル65円、日経平均9000円時代の到来」という内容の書籍を出されています。

タイトルからすると、予言は大外れということになりますね。

ただ、江守氏が、なぜ今回このような内容の書籍を発行されているかですが、おそらく、為替に関しては、円高に推移していた2017年が自分の予想どおりであったことを証明したかったのだと思います。

65円というのは言い過ぎ的な部分があり、現状は到達していませんが、トランプ大統領が就任してから、一方的に円高になっているのは事実です。

そして、今後も円高になるのではないか?というのは江守氏の予想なんだと思います。

私自身は、米国が利上げに政策に転換している状況で、日本は異次元の量的緩和策を実行中の段階では、円安ドル高になると思っていました。

2017年の初旬、110円の後半を推移しているときでも、すぐに120円を超えるのではないか?と思っていたくらいです。

ただ実際には逆の方向に動いています。

江守氏は書籍の中で書かれているには、私が思っていたことは「ファンダメンタルズ要因と通貨の一般的な解釈」という点では、米国は日本に対して、景気動向も良く、GDPも良く、金融政策も利上げである場合には、ドルは円よりも強くなるはずだと記載されています。

ただ、実際は異なるということは、そんな一般的な考えで為替を見てはいけないと言っています。

一般的な考えよりも、実際のチャートを確認する方が大切だと言っているわけです。

さらに、トランプ大統領の法人税減税法案などは、景気刺激よりも財政赤字を拡大させてドルを弱らせるといった認識の方が強いということらしいです。

ここまで来ると分かりません。江守氏が書かれていることもあっているような気がしますから。

しかしながら、他の為替に関する記事などを見ると、米国は工業原料を国外調達しており国内で代替調達できないものが多いから、ドル安政策は米国内では受け入れられないと書かれている言い分もあります。

為替は複雑すぎますし、特に金融政策では短期金利をコントロールできても、為替は長期金利を横目に動いているところがありますので、私のような素人には難しすぎて分かりません。

ただ、江守氏の言い分は当たるかどうかは分かりませんが、為替に関する情報の見方に関しては、この書籍で勉強させてもらえたと感じています。

■米国の企業は優れている?

タイトルの件ですが、このタイトルに惹かれてこの本を読みましたが、米国に関する考え方は、楽観的ではありますが、米国に投資している個人投資家としては心強い内容でした。

米国市場過熱論が出つつありますが、江守氏の見解では、まだまだ過熱レベルには達していないとの考えのようです。

やはり米国の優良企業の経営数値が素晴らしいようです。

私自身は、株主資本利益率(ROE)や株価純資産倍率(PBR)の見方や、日米の企業を比較したことが無いので分かりませんが、この点が日本の企業と米国の企業では大きく異なっていると書かれています。

また、江守氏の米国の株価循環の想定では、金利上昇を開始してからも9年は維持できると考えているようです。

そう考えると、まだあと数年は問題ないという考えです。

江守氏の想定では、2029年までは株価が上昇し、そこでピークアウトするのでは?との認識のようです。

ただ、景気や株価のピークに到達し、景気減速をしても、2年~2年+数年レベルで回復のサイクルに入ると見ているようです。

確かにそうなのかもしれないのが、リーマンショックの時も米国が一番最初に回復しています。

そして、米国の国民が株や投資信託などで資産運用していることも、株価を中心に考えて国の政策が成り立っていくのだろうと私は思います。

株価が下がると、国民の資産が一気に下がりますので、国だけでなく、企業も株主への配慮が重要視させているわけだと思えるのです。

■究極の投資戦略?

江守氏の究極の投資戦略は、「株式半分」「債券半分」とのことです。株式:債券が50:50ということです。

この数字を見た時は、すぐにセゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を思い浮かべてしまいました。

やはりディフェンシブ的な運用が一番だということです。そのために、債券を入れるのが良いとの考えです。

ただ、セゾン投信との大きな違いは、江守氏はやはり米国がリーディングカンパニーであり、米国でポートフォリオを組めばよいとの考えです。

書籍内では、もっとディフェンシブな提案がされており、さらに「金」を加えるということです。

具体的には、米国株が35%(S&P500が10%、ナスダック100が25%)、米国長期債が50%、金が15%とのこと。

これにより、リーマンショック級の下げが来ることを想定しても、かなり安心して資産運用ができるという提案です。

ナスダック100を25%入れていることが特徴で、米国株が35%なので、グロース株への投資を上げても下落よりもリターンの効果が大きいという考えです。

ディフェンシブに行くことは否定しませんが、私自身はここまでのディフェンシブ性はちょっと難しいなと感じました。

まあ、私自身は債券に相当するような非リスク資産の積立があるので、そう思うだけなのかもしれません。

どちらにしても、非常に面白い提案内容であったことは確かです。

■過去の書籍紹介

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