なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせる、投資家のための十戒とは

株をやっている人なら読んでいる本の紹介です。
これまでに超有名な書籍を2冊紹介しました。

www.anyguidepost.com

www.anyguidepost.com

 

■「敗者のゲーム」ってタイトルが凄い

今回もとても有名な本です。
チャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム」です。


この本はとても興味深い内容なのですが、とても奥深く、データを見ただけでは理解しづらいです。
エリス氏が言っていることが理解できないこともあり、何回か読み返した箇所もありました。
でも投資をしている人が頭に入れておく必要があるキーワードがいくつもありました。
エリス氏が提言していることを肝に銘じて投資をすることが大切だと考えさせられます。
弱小投資家である私が この本を読んで感じたことを少しだけ書きたいと思います。

 

■なぜ敗者のゲームなのか?

結論としては、投資の運用ではミスをした方が負けるからであるから、敗者のゲームらしい。
投資はゼロサム・ゲーム(どちらかが勝つと、どちらかが負ける)だと私も思っていたのですが、手数料などを考慮すると、ネガティブ・サム(マイナス)となるということ。
それであるなら、基本的にはマイナスであり、ミスした方が負けるのは当然ですわな。

 

■稲妻が輝く瞬間

この本のキーワードフレーズは、よくネットでも出てくる超有名な言葉です。
「『稲妻が輝く瞬間』に市場に居合わせなければならない」
データで紹介されているのは、1928年に1ドル投資した時に、2000年末には1,600ドルになっているという。
ただし、この72年のうち、ベスト5日を逃すと、利益は半減ということ。
このデータには驚きでした。
そして、私が売りたい衝動にかられた時には、いつもこのデータを思いだすようにしています。
稲妻が輝く瞬間にはきちんと市場にいたいものです。
最近、確かにと思えるのは、日本市場は何年もわたってボックス相場ですが、米国市場は右肩あがりです。
市場から撤退したら、戻ってくることは無い状態が続いています。

 

■個人投資家のための十戒

この本はとても勉強できる内容がギッシリ入っているので、全ては紹介できませんが、後ろのページの方に個人投資家のための十戒がかかれています。
印象に残ったものを少しだけ。

1.投機的判断で動いてはいけない。もしあなたが、衝動に駆られ、どうしても相場を見ながら売買をしようというのなら、あなたはプロを相手にしていることを自覚すべきだ。

 

4.自分の住宅を投資資産と考えてはいけない。住宅は家族と生活する場所であり、それ以上のものではない。

 

8.債券は元本、利息も安全だとか、リスクな少ないと聞いて、債券に投資してはいけない。債券価格もほとんど株式と同様に変動するし、さらに債券は、長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱い。

 

9.長期の投資目的と投資方針、資産計画を文書にして書き出し、それに沿って行動すること。最低10年に一度、できれば毎年それを見直すこと。見直しを先延ばしにしないこと。

 

10.直感を信じてはいけない。うまくいって有頂天の時は、大火傷が待っていると思った方がよい。落ち込んだ時は、夜明け前が一番暗いということを思い出そう。そして、何もしないことだ。売買は運用のプラスアルファの部分にすぎない。

 

少しだけと思いましたが、書き過ぎました。
なかなかビシビシきているなと感じます。私には辛い文言が多いです。
SPDR500は私にとっては投機的にやっている面があり、この十戒をからは逆なことをしているなと痛感します。趣味なので許して下さい。
この本はとてもためになるので、読み切るのに時間がかかるかもしれませんが、一度読んでみてはいかがでしょうか。