なんでも道しるべ

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現金主義の日本であるからこそ、デビットカードの普及がしやすいのかも知れない

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昨日と一昨日でお金に関するアンケート結果について、私の個人的な意見を含めながら紹介させてもらいました。

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働き方改革よりも、管理職の仕事に対する給料と、ワークバランスを重視したい…と私も思う - なんでも道しるべ

調査アンケートのタイトルは、「キャッシュレスとデビットカードの利用意向に関する実態調査2018」というものでした。

内容はマネーに関する質問や働き方に関する質問なども含まれており、とても興味深い内容となっていました。

貯蓄に関する内容は一昨日の記事で書かせてもらいました。

私としては貯蓄よりも資産能力に関する方が興味ありますが、世の中の人々は、貯蓄の方に興味があるのだと思います。

働き方に関しては、管理職になりたいかどうかについてですが、過半数を大きく下回っている結果でした。

ワークバランスを重視している人が多い結果でしたので、私自身も非常に興味があります。

本日も引き続きとなりますが、アンケート結果について、私の意見を含めて書きたいと思います。

■デビットカードのメリット

ようやくここからは、アンケートタイトルにあるデビットカードについてです。

デビットカードの認知率は全体としては83.0%だったようです。

詳細までは知っていたという人は31.7%、名前を聞いたことがある程度の人は51.3%だということです。

私自身は名前を聞いたことがある程度です。

以前まではクレジットカードよりもデビットカードが使える店が少なかったので、私自身、あまり使おうと思えませんでした。

デビットカードのメリットは以下とのことです。

  • 銀行口座があれば発行できる。
  • 口座残高の範囲内でしか買い物できない。
  • 口座からお金をおろさずに使えるので、ATM手数料を気にすることもない。
  • クレジットカードと同様に世界中のカード加盟店で使え、ネットでの買い物も可能。
  • クレジットカードと同様にポイントが貯まるサービスがある。

クレジットカードと同様に使えるのであれば、とても助かりますが、クレジットカード加盟店でもデビットカードが使えない店は多いのでないかと思っています。

ポイントサービスに関しては、クレジットカードよりもポイント還元率が低いと聞いています。だいたい半分位かな?

クレジットカードと同程度の還元率にしてくれるのであれば、使ってみたい気はします。

というのは、直接、口座残高から落としてくれるのが、リアルタイムで良いと思っているからです。

しかしながら、例えば会社業務での建て替え支払などの場合、会社に請求してから振り込んでもらうので、それをデビットカードで支払っていると、私自身ではマイナスになっていることになります。

逆に、クレジットカードで支払った場合は、クレジットの請求引落までに、会社から振り込んでもらっていたら、私自身はマイナスにはなりません。

デビットカードとクレジットカードには、それぞれの使い方によるメリット・デメリットがあると思っています。

ただ、クレジットカードだと請求が1ヶ月後以降だから使いすぎる、デビットカードだと口座残高分しか使えないから使いすぎないというロジックは少々違うと個人的には思っています。

欲しい物のためには、お金は何とかして捻出したいと考えるので、先送りか、リアルタイムの違いだけであって、お金を準備する方法はいくらでもあるので、デビットカードによって浪費が減るということはないと思っています。

■日本でキャッシュレス化は拡大するのか?

デビットカートの利用率は年々上昇しているようです。

2016年では8.4%の利用率だったのに対し、2017年は9.1%、2018年は12.1%までに向上しています。

現金派の人が、キャッシュレスのツールを使うようになる時には、デビットカードを保有するのが、最初なのかもしれません。

日本では現金支払いが今でも多く、現金が一番安心であると思っているような雰囲気でもあります。

このような国にはデビットカードの普及が広がるのかもしれませんね。

先日、新幹線の売店でも一つありました。

発車5分前に売店で買い物をしていたのですが、他にも4~5人の人が買い物をしていました。

なかなかレジが進まないな?と思っていたら、1万円札での支払いが立て続けにあったようです。

そんなに不服ではなかったですが、新幹線の売店で1万円札の現金払いか…と少し思いました。

新幹線の売店も交通系電子マネーしか使えない実情があり、通常のクレジットカードが使えないところが多いのですが、そうは言っても、クレジットカードが使えたとしても、今回の人達が1万円札での支払いをしないかというと、おそらく現金で払っていたと思います。

もしかすると、1万円札を崩したかったのかもしれませんが、発車5分前で、現金支払いをした人もイライラしていたので。

コンビニでも現金支払いの人が多すぎるという記事を以前に書きましたが、カードの種類が違うにしても、キャッシュレス化という流れは日本の中で進める必要があると思います。

ただ、デビットカードの普及によって、ATMを利用しなくなることで、銀行などの手数料徴収が減るということは影響が大きいみたいです。

セブン銀行がATM手数料だけで利益を上げているということを知って(利用者からの手数料徴収だけでなく、銀行からの手数料収入もある)、日本が現金主義であることで、それによるサービスが創造されているのだと感じます。

キャッシュレス化の流れになると、また違ったサービスが普及するのだと思いますが、銀行業界の事情も見ながらの方向性なのだと思います。