なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

同じ共稼ぎ夫婦の中でも「正社員夫婦」がぶち当たる困難な面とは

当ブログでは、ダブルインカムを勧めていますが、共稼ぎを続けることは、それはそれで大変だということが思い知ります。

専業主婦の家庭は家計の点は悩み事が多く、共稼ぎの家庭は家族時間の作り方で悩みが多いような気がします。

隣の芝生は青く見えると同じ理論で、他人の家庭のことは分かりませんが、様々な書籍や相談内容などを拝見すると、どこにでも悩みは付きものだと感じます。

しかしながら、一番辛いのはやはりお金が無いことではないでしょうか。

時間はお金で買えることもありますが、お金を買ってくることはできません。

お金を稼ぐためには、自分の何かを換金しなければならず、能力の高い人は自分のスキルをお金に換金できますが、能力が乏しい人は時間をお金に換金しなければならないわけです。

ただ、共稼ぎでもっとも大変なことは子育てだと感じます。

なぜなら、子供は時間が無制限に近く存在するうえに、子育て教育には時間が必要だからです。

相反することを言っていますが、要は時間の使い方が子育てには肝であり、共稼ぎの家庭はその時間が限られているということです。

また、最近、非常に気になっているのが、共稼ぎを一括りに扱っていますが、片方が正社員で片方がパートなどのケースと、両方が正社員のケースは全く状況が異なります。

一億総活躍社会などの言い方で何を奮起させているのか知りませんが、我が家のように両方が正社員のケースというのは、子育てにおいては非常に大変なことが多いのは事実です。

■本当に女性が活躍できる会社業務体制になっている?

現代でこそ、男が育児休業を取ったり、有給休暇の取得が取りやすくなったり、働き方改革で残業を減らす活動をしたりといったように、子育てがしやすい環境つくりをバックアップしようとする雰囲気が出てきていますが、数年程前はごく一部に限られていました。

また、根本的な考え方として、男は仕事・女は家庭という風習がありますし、その考え方は短期間の間に直るものではありませんから、現代においてもその感覚は残っています。

仕事の内容においても、男女の違いにより仕事内容に違いがあることも多いです。

例えば性別の肉体的な差により、女性よりも男性がやった方が良い仕事はあると思いますが、性別が関係ない仕事であったとしても、男性がメインで、女性がサポートに回るケースは今でも多くあります。

それをまた、男性側も女性側も何も言わないことが多いです。

しかしながら、この考え方を変えていかない限り、いくら制度を共働き・子育てサポートに応じたものに変化させていったとしても、根本的な内部感情の点が変わらない以上は、どこかで歪みがでてくると思います。

■子育ての周辺環境は今でも女性メインのコミュニティ?

難しいなと思える点は、男女の違いは、性格や能力の違いも当然あるので、家庭内においてもなかなか調整が難しい点です。

例えば、女性の方が複数のことを同時に処理することが得意な人が多いのは有名ですし、男性の方が一つのことに集中して完成度を高めることを得意とする人が多いのも有名な話です。

また、女性は協調性を重んじる習慣がありますし、男性は社会性を重んじる感覚が強いです。

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家庭内の家事・育児においても、これらの性別差による違いは当然でてきますので、母親が多く参加するものに旦那が参加すると居心地が悪いですし、その逆もそうでしょう。

私が特に感じるのは、なぜか学校行事や習い事に関しては、母親が主体で活動している雰囲気が強く、また、学校や教室においても、それを重んじた曜日・時間・内容になっていることが多いです。

父親が育児に参加しにくいような雰囲気はいまだに強いですね。

■サラリーマンの働き方が変わらないと正社員夫婦は難しい?

ここで本記事の最初の部分に戻りますが、共稼ぎ夫婦といっても、片方が正社員で片方がパートなどのケースと、両方が正社員のケースでは全く異なってきます。

正社員の旦那が仕事中心になって育児を妻に任せる人が多いのは、日本企業の正社員は時間で働いているというよりも業務責任で働いていることが多いけれど、成果よりも時間で評価されるといった企業が多いからです。

矛盾しているのですが、日本のサラリーマンはそのような環境下で仕事しており、特に男性社会は子育てを理由に休みづらい環境にあり、また効率よりも仕事量で評価されていることが多いので仕方ありません。

問題点としては、このサラリーマン評価制度の雰囲気のまま、女性活躍社会を作ることだと感じます。

女性がこれまで時間により給与を発生させていたパートタイムから、男性と同じような正社員の人が増えると、どうなるか?

そう、男性も女性も日本のサラリーマン環境下で苦しみ、そして子育てができず、少子化がさらに進行していくという悪循環です。

子育て制度を整えることは非常に重要かと思いますが、それと同時に、仕事のやり方については、個人レベルが意識を変えなければならないと感じます。

私はそのように感じて生活していますが、日本企業の大きなメリットは「終身雇用」が成り立っていることです。

当ブログは世の中の評論家のような奇麗事を書くつもりはありません。

逆に、日本社会や正社員のメリットを上手く使って、より良い家庭生活を作るべきだと思うのです。

人と違う生き方は難しいです。

それなら、世の中の制度を上手く活用するべきでしょう。

次の機会に、日本企業での働き方を書いてみたいと思います。