なんでも道しるべ

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世帯年収の多い家庭は、節約に全力で頑張らなくても、60%程度の力で貯蓄ができるのが現実!

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昨日と一昨日の記事で、「全力で頑張らないこと」というキーワードで、会社生活と、家計に関するマネーへの取り組みについて書いてきました。

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豊かに暮らすには… ①インカムを増やす? ②支出を減らす? どっちがいい? - なんでも道しるべ

マネーについては、3原則の①インカムを増やす、②支出を減らす、③運用するについて、家計関係の記事では、②の支出を減らすことへの取り組みに努力している方が多いけれど、①インカムを増やすことの方が金額ではなく構造的に重要であるということを書きました。

記事を書いて、そういえば、「全力で頑張らないこと」「60%程度の力で達成すること」という点については書けていなかったなと思いまして、本日は、このことについて書きたいと思います。

■支出を減らす人は「貯金」し、インカムを増やす人は「貯蓄」する

マネーに関しての頑張り、目標とすることは、貯金額を増やすということだと思います。

本来であれば、貯蓄額を目標として、③運用するに関連付けた方が良いと思うのですが、日本では資産運用はまだメジャーではないので、貯金を目標としている人の方が多いでしょうか。

でも、様々なブログ記事を拝見していると、面白い構図があるように感じます。

節約などで②支出を減らす努力をしている人は、「貯金」をしている人が多いように感じます。

逆に、副業や共働きで①インカムを増やす努力をしている人は、「貯蓄」をしている人が多いように感じます。

「貯金」と「貯蓄」って一緒じゃないのか?と思われるかもしれません。

私も、つい最近まで同じ意味で使っていましたが、「貯金」は銀行などに預貯金で貯めるという意味で、「貯蓄」は預貯金だけでなく、株式・債券・外貨などの資産運用を含めて蓄積していく意味だそうです。

したがって、銀行利子のみの複利で貯めている人は貯金、リスクも含めながら資産運用をしている人は貯蓄していることになります。

話を戻しますが、なぜが知りませんが、支出を減らす努力をしている人は貯金する人が多いく、インカムを増やす努力をしている人は貯蓄する人が多いような気がするのです。

昨日の記事の最後にも書きましたが、豊かに暮らすには、支出を減らすよりもインカムを増やす努力をした方が良いと考えています。

それは、支出を減らすのは「節約をする」などといった元金がある程度決まっているところから、捻出することを基本とするので、考え方が小さくなると思うのです。

逆に、インカムを増やすというのは、バランスシートでいう資産が増えることになりますから、合計額が増えていきます。

負債の面が増えるのか、純資産の面が増えるのかは、人それぞれですが、合計額が増えることで、考え方が大きくなり、豊かな生活ができると思うのです。

■インカムが多い家庭は支出を減らすのも60%程度の力で継続できる

さて、本題の「全力で頑張らないこと」「60%程度の力で達成すること」についてです。

いわゆるFP(ファイナンシャルプランナー)の家計診断でよく言われるのが、家族年収の多い家庭は、支出も多くなってしまいがちという点です。

ある面を見ればそのとおりなのかも知れませんが、私の見方では、それはそれで良いのではないかと思えるのです。

家族年収の低い家庭の支出を減らす取り組みと、家族年収の多い家庭の支出を減らす取り組みは違って当然ですし、収入の多い家庭は全力で頑張らなくても良いと思うのです。

当然、貯蓄や貯金を増やすには、支出を減らすに越したことはないのですが、家族年収の低い家庭と同じように全力で頑張っても続かないですし、ストレスが溜まるだけです。

もしかすると、リバウンド現象的なものも発生してしまうかもしれません。

そうであるなら、60%程度の力で対応できる支出を減らす努力の方が、長期間にわたって継続できると思います。

逆説的になりますが、60%程度の力で支出を減らす努力で生活を成り立たせ、さらに貯蓄をすることになるのですから、当然、インカムが増えないと難しいということです。

したがって、努力の持っていくところをどこにするのか?ということですが、構造的に青天井にインカムを増やせる点と、60%程度の力で貯蓄額を増やせる点、を総合的に考えると、支出を減らす努力よりも、インカムを増やす努力の方が利にかなっているということになります。

また、特に、資産形成は長期にわたって実施することですから、精神的にも楽な取り組みの方が続くに決まっています。

インカムを増やすことは、資産形成にとっては、とても都合よく回りやすいということです。

■インカムを増やすのは家族全体で取り組む

ただ、インカムを増やす努力に対する大きな障害は、働き場所でのストレスと、家庭内の協力関係、収入面の多様化だということです。

投資を同じで、インカムの出所を一つに集約すると、リスクが非常に大きいということは忘れてはいけないと思います。

副業推奨というのは、国の財政難から最近は言われるようになりましたが、特に副業をしている人はそんな国の財政事情よりも、自分の精神安定性から実施している人が多いように感じます。

当然、家族収入が低いことから副業をせざる負えない人も多いと思いますが、私は収入を得る人が家庭内に複数人いることが重要だと感じます。

電化製品も無かった時代や、機械能力の低かった時代に流行った古い日本の家庭構造ではなく、現代にあった家族構造に適応することが、豊かな人生を送れると考えます。