私が取り組んでいる投資のスタイルの一つについて書きたいと思います。
私は、投資に回せる資金を全て投資する『フルインベストメント』の状態をできるだけ避けています。
■経済を見ながらフリーETFを使う趣味
つみたて投信を心がけて、日々の株価に一喜一憂しないような状態、さらには、全く投資額の損益を見ないようにしたら、フルインベストメント状態というのは保てるのかもしれません。
しかし、そのようにすると経済ニュースを確認する機会や、重要会議や指標発表の日程を気にしなくなります。
それはそれで、「それで本当に良いのか?」と思うわけでして。
一喜一憂しないということは、経済ニュースも真剣に読まずに、適当に流してしまう、
経済会合予定なども気にしなくなるかもしれないというのが私の感覚でした。
また、たとえ経済に興味を持ち続けてニュースを見たとしても、なんか面白くないような。
投資に対して、そんなに一生懸命にならない方が身のためなら、そのような取り組みは精神安定的には良いのかもしれませんが、せっかく投資をやっているのだから、もっと経済に対して敏感になっておきたいという気持ちもあります。
それを実行するために、「米国ETF」や「つみたて投信」以外に、以前に紹介したSPDR500(S&P500指数、東証1557)をカブドットコム証券のフリーETFで売買するという趣味をやっています。
■ニュートラルは意外と心地よい
フリーETFなので、売買手数料を気にせず売り買いできますから、市場の状況をみて売買しています。
投資というよりも投機に近いところは正直あります。
「投機は良くない」というのが投資のなかでは常に言われています。
投機をしても一喜一憂するだけで儲からないからで、実際に直近未来の経済状況なんて予想できないからです。
でも、少しは経済に関心を持ちたいし、できれば、そこで少しでも小遣い稼ぎがしたいなという思いもあり、フリーETFなら売買手数料がかからないので良いかと考えています。
しかし、フルインベストメントにしてしまうと、日々の経済指標を見ていても楽しくないなと思えます。
なぜなら、下がった時に買い増しができないから、下がった時に面白くないからです。
逆に、投資に回せる手元資金を保持していると、下がった時に買い増しが出来るから若干楽しいです。
ひふみ投信が現金比率をある程度所有して、「守りながら増やす」というコンセプトで運用をしています。
ひふみ投信はプロであり、運用を仕事としていますので、失敗はできないのですが、私は失敗も可能です。
でも最近は、その売買頻度が少し下がったような気がします。というのは、市場の様子を伺うようになりました。
急いで、買わない・売らないということです。
株価や為替は波があるので、過熱していると冷やされるし、下がりすぎると拾われます。
ちょっとしたことですが、趣味としてやっていると楽しいです。
そして、フルインベストメントにしないことが、気持ち的に「心地よいな」ということが分かってきました。
こればかりは個人差があると思いますが、私は趣味売買の資金について、「投資:現金を半々にしているとき」、いわゆるニュートラルの時が一番いいです。
■資金が底をついたり、過熱避難もたまにある
しかしながら、地政学リスクが高まっている時には、フルインベストメントになる時があり、さらに下がると、資金が底ついた!ってことが最近でもありました。
逆に過熱状態真っ最中の時は、売りすぎ状態になってしまいますけど。今はその状態に近いです。
このような、ちょっぴり遊びを入れた投資を「つみたて個別銘柄」にも入れてみようと思っています。
毎月の銘柄購入日を決めてしまわないで、その月のどこか好きな日に買うということ。
様々なイベントでリスクオフの時が1ヶ月の内にどこかで大抵あります。その時に、買っていくということ。
まあどうせ、うまく買えずに、その後も下がっていくことも多いと予想していますが。それも遊び感覚ということで。