なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

「運用の正しい手順」が本当にできるのだろうか?と自分の過去を考えてみた・・・

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楽天証券研究員でインデックスファンド推奨派の山崎氏が勧める、運用の正しい手順が書かれていました。

正しい手順は、1つ目の見出し後に書きますが、確かにそれが正しいでしょうね。

現時点の私はそう思います。

ただ、10年前の自分に、この方法が正しいと言われたら、おそらく、意味不明、訳が分からない、何でと疑問、反発、それって騙し?、って思うでしょうね、きっと。

おそらく、すでに資産形成や資産運用を始めている人でないと、この正しさは分からないと思います。

ではどうするか?

とりあえずやってみるしかないのだと思います。

いろいろやってみて、やっぱり山崎氏が言っていることが正しいのかと感じるでしょう。

「火にかけているヤカンは熱い!」

知っているけど、子どもは触ってみたくなるものです。

実際に触ったら大火傷。だから、火傷しない程度のもので教えるのが教育なのだと思います。

資産運用も同じです。

やっぱり、やってみないとその怖さとリターンが実感できないものですね。

そのためには、税制メリットの高い「iDeCo」?

金融庁フィルターがかかっている「つみたてNISA」?

最近、ちょっと違うと思ってきました。

実は「一般NISA」で様々な投資を体験してから、「iDeCo」や「つみたてNISA」の良さが分かってくるのではないでしょうか?

■「正しい運用方法の手順」と「私が経験した手順」

早速ですが、山崎氏が提唱する正しい運用方法の手順は以下です。

  1. アセットアロケーション(資産配分)の決定
  2. 運用の「器」の選択(iDeCo、NISAなどの口座選択)
  3. 運用商品の選択
  4. 金融機関の選択

まずは、1.どれだけのリスクを取るのかを自分で決めなくてはいけないので、アセットアロケーションを考えることです。

次に、2.税制上優遇処置のある「器」を最大限に利用することを考えるために、iDeCo、一般NISA、つみたてNISAを選ぶ。

そして、3.アセットアロケーションと器から、ベストと考える運用商品を選択する。

最後に、4.その運用商品が利用できる金融機関のなかで、コストが安く、使いやすい金融機関を選ぶ。

これらの手順が正しいと言われます。

私がもし、他人に手順の説明を要求されたら、同じように答えると思います。

じゃ、私が同じようにやったのか?というと、全く違います。

実際に私が行った手順は、以下のとおりです。

  1. 金融機関の選択
  2. 運用商品の選択
  3. 運用の「器」の選択(iDeCo、NISAなどの口座選択)
  4. アセットアロケーション(資産配分)の決定

ブログで少しばかり投資のことを書いている奴でも、こんな手順レベルなのです。(笑)

一つ言い訳させてもらうと、私が株投資を始めた時には、ネット証券の選択肢は少なく、手数料だけで決めていたところがあり、NISAも無かったですしね。

■身近に起きることは違うと感じる

投資を全くやったことない人に、アセットアロケーションの話をしても、どのくらいの人が理解して、自分のアセットアロケーションを出せるのかな?と思います。

何もやったことない人が、投資を手掛けている人から自慢話(?)を聞いて、考えられる流れとしては、下記程度かなと思います。

  1. iDeCoの税制優遇処置のメリットを知った
  2. 儲かる運用商品を教えてもらった
  3. 手数料の安い金融機関やノーロードの良さを教えてもらった

そうなると、アセットアロケーションなんて考えることもなく、まずは、口座開設に走ると思いますし、自分の買いたい商品を販売している金融機関を選択するだけですし、もっというと、証券会社すら怖いという印象から、手数料のバカ高い銀行でiDeCoを開設するといったことが起きるのかなと感じます。

■学校で体験教育をすべきだと思う

すでに制度的に失敗してしまっている「一般NISA」ですが、やはり最初は「一般NISA」 でとりあえずやってみるというのが、一つの方法なのかもしれませんね。

税制優遇処置のiDeCoや、金融庁フィルターのつみたてNISAを使ってもらって、過保護的に資産形成・資産運用を始めたところで、損した際には、誰かのせいにして、騙された~を言われるのがオチなような気もします。

私自身、NISAが出た時には、「何だか訳が分からないことを国が言い出したぞ!」「なにか裏があるのでは?」と勘繰ったくらいです。

実際、半年~1年程度は様子見をしていた自分もいます。

でも今になっては、国の取り組み姿勢が理解できるようになりましたし、「つみたてNISA」 の金融庁フィルターの素晴らしさや、「iDeCo」の税制優遇メリットや目的も理解できるようになってきました。

教育には時間がかかるものです。

頭から入って理解しないと動けない人や、まずは行動してみて損得が生まれてからでないと理解しない人、過半数以上がやらないと自分は絶対にやらないと思う人、投資なんて誰からに騙されていると思っている人、様々な思いの人が必ずいると思います。

私は、学校教育から見直すべきだと思いますが、それもそれで、反発する人や保護者が多数出てくるのだろうなと思いますね。

でも、私が小学校の時には、郵便局体験を行内全体でやったものです。

それで、ハガキ・切手・ポスト・郵便の仕組みを体験して理解したものです。

同じように、運用・投資が学校で体験できない方に、私は疑問を感じますね。