なんでも道しるべ

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【10月ひふみ運用報告】ひふみの選挙戦略の炸裂感が凄いの一言

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毎月の恒例ですが、2017年10月ひふみアカデミー(運用報告)の動画を見ましたので、ド素人ながら恐縮ですが、私の感想を書きたいと思います。

今回、動画がアップされてから、見るまで時間がかかってしまいました。言い訳ではないですが、秋は忙しいです。

それが幸いしたのか、選挙期間中に見れたので、ひふみの動きが早いことに驚かされると同時に、これがプロフェッショナルであり、アクティブファンドなのだなと感心しました。

 

■ひふみの選挙戦略が凄いの一言

衆議院が解散するという情報が流れてから、ひふみはすぐに動いたようです。

藤野氏が言うには、

  1. 選挙を境に株式市場が変化するかもしれない。
  2. 衆議院選挙までは米国が北朝鮮に向けての攻撃は無い。

とのことから、大型・バリュー株の組み入れを急きょ行ったようです。特に内需株を購入したとのこと。

現金比率が7.46%までに下がっています。先月が12.34%でしたので、約5%弱の現金で一気に買いに転じたようです。

上位10銘柄が公表されていますが、その中で、今回の解散前に購入したのは、下記とのこと。

  • 三菱UFJファイナンシャル・グループ
  • NTTドコモ
  • トヨタ自動車
  • 新日鐵住金

ひふみはこれまで、小型・グロース株で好成績を出してきましたが、選挙中や結果によって、大型・バリュー株が伸びてくるかもしれないので、TOPIXに離されないように組み入れたとのことです。

私の感想としては、9月末の動きの話なので、凄いの一言です。

実際、ひふみアカデミーは10/3なので、解散総選挙となって日経平均・TOPIXが上がる前の話ですからね。

さすが藤野氏だなと思いますし、これがアクティブファンドのプロの読み・動きなのかと感じました。

すでに、選挙中盤に来ていますが、日経平均は急激に上昇しています。どこまで行くか分かりませんが。

藤野氏が地政学リスクが一旦ストップするので、リスクオンになるかもしれないと、言っていたとおりの現状です。

どこで売り抜けるかは決めていないとのこと。選挙結果で決めるのかな?

私のようなド素人には到底できないポートフォリオ見直しだなと思いました。

このような売買があって、ひふみが高パフォーマンスを創出しているのであれば、やはり藤野氏の考え方が相場に通用しているということなのでしょうか。

 

■日銀がリミットまで来つつあるのか?

日銀の出口戦略はどうするの?ってことが話されましたね。

とても分かりやすい資料と説明でしたが、一つだけ分からなかったのが、コール市場がマイナス金利導入をきっかけに縮小しているのは何故なのか?です。

理由が良く分かりませんでしたが、コール市場が低迷しているのは後々不具合が出てきそうです。

日銀が株価を支えているという点は、誰もが分かっていることですが、外人が売ると日銀が買って、外人が買うと日銀はスルーというのは、どう見ても歪ですよね。

ついに日銀保有株の時価総額が3%を超えたようですし、日銀が20%を超えているアドバンテストとファーストリテイリングなんて異常ですね。

日銀はどうするのでしょう?このまま保有し続けるのかな?どこかで売り始めのでしょうかね?

日銀が売り出して、外人が売り出すと、どうなるのかな?

それに、黒田日銀総裁も2018年4月で任期満了のようです。

選挙結果により、アベノミクスが継続になれば、黒田日銀総裁も継続なのかな?

私にはさっぱり想像できませんが、そんなに日本企業や個人所得が絶好調のように感じませんので、いまの時期でやると全く国内株式はダメダメになりそうな気がします。

そんな市場に参加できるほどの能力が私にはありませんので、ひふみの藤野氏に任せようと思いました。

 

■米国長短期金利が逆転するかも?

実は、次の情報の方が私は気になりました。

米国長短期金利が逆転する可能性が出てきたということ。

米国は金利の政策引上げを少しずつ実施してきています。

これで短期金利は引上げれるらしいのですが、長期金利は市場が決めるから、政策金利が及ばないらしいです。(そうなんだぁ・・・)

金融緩和でお金がジャブジャブ状態になっているようですね。長期金利の反応が鈍いそうです。

通常は短期金利よりも長期金利の方が高いらしいのですが、長期金利よりも短期金利が高いことになるかもしれないとのことです。

なぜか、その逆転減少と景気後退時期が重なるということで、要注意と言っていました。

景気後退が始まると、株価は下がってきます。

でもいつからなるか分かりませんし、本当に景気後退するか分かりません。

いま保有しているETFが下がってくるのは寂しいですが、積立投信の量を蓄えるチャンス到来ともポジティブに考えれます。

ここは一括投資はちょっと控えておいて、徐々に積み立てるドルコスト平均法で地道にいきたいです。

 

■まとめ

今回のひふみアカデミーはとても分かりやすかったですし、興味があることが多く、聞いていて楽しかったです。

今月は見るタイミングが遅くなってしまいましたが、けがの功名で、藤野氏の選挙時の戦略が正しいことが確認できて良かったです。

来月も楽しみにしてます!