なんでも道しるべ

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投資にタイミングという合理性が必要か?そもそも可能か?

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 2018年から「つみたてNISA」が始まります。

まだ2ヶ月半ありますが、関連記事が多くなってきました。

今回は背反する2つの記事をご紹介します。

「つみたてNISA」は積立が条件ですので、ある一定周期に一定額購入していくことが条件となります。

投資にタイミングが必要だと思いますか?

 

■1つ目の記事

値上がりしても、値下がりしても、決まった日に必ず買う不合理

投資の原則は、安い時に買って高く売ること。そうすれば、もうかります。

投資商品の最も合理的な買い方は、高かったら買わない、安ければ買うという方法です。

しかし「つみたてNISA」では、安かろうが高かろうが毎月決まった日に投資商品を買います。

高くても安くても構わず買っていくというのは、投資商品の買い方としては合理的ではないと言ってもいいでしょう。

(引用:「つみたてNISA」4つの落とし穴「金融庁お墨付き」に飛びつく前に、マネーの達人by荻原 博子、2017/10/05、から一部抜粋)

 

■2つ目の記事

なぜ、タイミングを計ってはいけないのか?理由は、3つあります。

分らないから計らない。いつもコツコツすべきだから。時間をムダにしてはいけないからです。

タイミングを計ってはいけない理由の第一は、真のタイミングなど私たちには分らないからです。

タイミングを計ろうとするから、タイミングに裏をかかれます。

投資の参入が遅れれば、上がる株価を指をくわえて見ていることになるし、急いで売ってしまえば、現状維持で得られたはずの利益を棒に振ることになります。

そうした人の心に潜むのは、損をしたくないという恐怖心です。

恐怖心を制御できないと、よけいにタイミングにこだわりたくなります。

自分の未熟な判断で、いきなり始めたり、突然撤退したりするから、損失が大きくなるのであって、時間分散できている人は損をしにくいのです。

コツコツ続けられる人がタイミングを計る必要がないのは、時間という宝物を生かしているからです。

どんな時代でも、早く投資した人が、10年後から始めた人に抜かれることはありませんでした。

タイミングを計ろうとするあまり、投資の勉強にムダな時間を使っていませんか?

どんなに真剣に勉強しようとも、その情報が役に立たなければ、それはムダです。

いつ上がるか下がるか分らないことを心配する必要がない人は、株価は右肩上がりで成長するという信念を持っている人です。

事実、リーマンショックの直前に投資してしまったようなタイミングの悪い人ですら、5年後にはささやかな収益を得ることができたのです。

その一方で、俊敏に動き過ぎて(損切りをしてしまって)いまだに、元本を失ったままの人もたくさんいます。

(引用:「タイミングを計るべきではない」意外な投資法則の理由、All About、2017/10/8、から一部抜粋)

 

■私も「タイミングは分からない」と実感

私のような弱小投資家でも、まだまだ短いけれど10年以上株式投資をやっていると、分かることがあります。

それは、株というのは、購入時期も売却時期もタイミングが全く分からないってことです。

今回2つの引用記事を載せましたが、私が賛成なのは、後者の引用の方です。

トランプ大統領が誕生した時が、最も良い例です。

トランプ氏が勝ったら、株価は暴落する、市場は終わりだと言われていました。

結果はどうだってでしょうか?

トランプ大統領に決まってから、株価は右肩上がりの状態です。

では、今後もこの右肩上がりは続くでしょうか?それも分かりません。

ここ数年でも、ブレグジット、チャイナショック、地政学リスクとありました。

「つみたてNISA」の場合、まずは株式を買うということですが、タイミングなんて分かりません。

「今が底」なんて分かりませんし、もっというと、「そろそろ底かも」っていうのも分かりません。

さらに、「このまま当分は右肩上がりだよね」なんて誰が決めたの?って思うくらいです。

かといって、長期的にみて株価は右肩あがりだといって、一括投資すると、量を買うチャンスを逃します。

でも、その量を買うチャンスすら、どのタイミングなのか分からないです。

私は、究極のドルコスト平均法(?)と言われている毎日積立をやってみようと思っています。

毎日も毎月も変わらないというデータの記事を以前に紹介しましたが、毎日が毎月を下回るってことはないデータでした。

ということは、毎日やれば、究極に安心できるってことですよね。

株式購入のタイミングなんて分からないのに、前者の引用記事のような煽りをして、リスクの高い投資をやる人が出てくるから、
「安く買うという合理性で煽る」→「実践する人が出てくる」→「損をする」→「やっぱり株投資は怖い」→「日本人は投資しない」となるのだなと思いました。

 

■アメリカでは当たり前なのかな?

実は、後者の引用記事の冒頭には、こんな言葉がありました。

アメリカの投資家から”タイミングを計るべきでない”という原則を、教わったことがあります。日本人には理解しがたい投資ルールがあります。

その後に、先ほど引用した内容が続くのですが、そうなのです、アメリカでは普通にやっていることなのでしょうね。

私自身もまだまだ未熟者です。1~2年ほど前までは、普通に株式売買をやっていました。

ようやく、少しずつ、コツコツ積み上げる株式投資というものが分かってきて、少しずつ実践しています。

少しずつコツコツなので、短い期間では結果がでないんですよね。だから面白くないし、紹介もしにくいです。

けれど、今後も、投資国家のアメリカ流にあやかって地道にいきたいと思っています。

私もタイミングを計らない「つみたてNISA」を2018年から実践し、結果を当ブログで紹介していきます。といっても長期間みないと分かりませんがね。

関連記事です

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