なんでも道しるべ

マネー投資、子供への投資・英語、京都の紹介、メダカの飼育など、何でも発信してしまうブログです

「つみたてNISA」は合格点のスタートか?狙いどおり若年層の口座数が約7割!

f:id:anyguidepost:20180716203816j:plain

金融庁のホームページに、NISA口座に関するデータが掲載されています。

2018年より「つみたてNISA」が始まり、これまであった「一般NISA」から手法を変えた資産形成への取り組みツールになりますので、新たな顧客を創設しているようにも見えます。

ただ、金融庁は自らの功績を出したいわけですから、そのような言い回しのデータ開示になっていますが、私の感想をふまえながら、データを見ていきたいと思います。

■「つみたてNISA」初年3ヶ月の新規開設は51万口座

2018年1月に「つみたてNISA」がスタートしましたが、2018年3月末時点で、つみたてNISA口座が約51万口座になったとのことです。

この2018年1月~3月で、新規開設したのが約51万口座ということになります。

対して、同時期の2018年1月~3月の一般NISA口座の新規開設は18万口座だったということです。

一般NISAは数年前から制度がありますから、4半期毎にデータがでています。

ここ2年間ほどは、10万~20万の新規開設があるとのデータなので、18万口座の開設は特に優劣付け難いとも終えますが、過去1年を見てみると、10万~15万口座なので、若干ではありますが、つみたてNISAの新設影響により一般NISA口座も再注目されているとも言えますね。

つみたてNISA口座開設の約51万口座というのは、多いように思えますが、実は、2015年第1Qの一般NISA口座開設とほぼ同レベルなので、特別に多いわけでもありません。

おそらく、すでに投資経験のある人は、一般NISA口座を開設していると思いますし、一般NISA口座からつみたてNISA口座に変更するのも、どうしようか?と迷っている人もいるでしょう。

そのようなことも考えられますが、とりあえず51万口座を新規開設したというのは、金融庁としては面目躍如といったところでしょうか。

■若い人が「つみたてNISA」を始める傾向

金融庁が特に強調したいデータを掲載されています。

それが、年代別比較です。

20歳代~40歳代と50歳代以上で分けた場合のデータが以下のとおりです。

・つみたてNISA

  • 20歳代~40歳代 : 約7割
  • 50歳代以上 : 約3割

・一般NISA

  • 20歳代~40歳代 : 約3割
  • 50歳代以上 : 約7割

金融庁のコメントでは、「つみたてNISAの開始を契機に。新たに投資を行う層が広がりつつある」と言っています。

そのコメントどおりでしょう。

先ほどの新規開設のところでも書きましたが、すでに投資経験のある人は、一般NISA口座を既に開設しています。

今回、つみたてNISAが始まったことにより、これまで投資経験の無かった人が喚起されて、投資を始めようと考えた人が増えたということでしょうね。

他のデータとして、つみたてNISA口座について、新設と切り替えの数値がありました。

・つみたてNISA 新規開設/切り替え

  • 新規の口座開設 66%
  • 一般NISA(非稼働)からの切り替え 11%
  • 一般NISA(稼働)からの切り替え 23%

年代別のデータとの関係性から見ると、推測ですが、一般NISA口座を保有していたのは、年配者の方が多かったことになります。

つみたてNISA口座に40歳代以下の方が多いということは、一般NISAからの切り替えにおいても、若い人がつみたてNISAに切り替える傾向にあるということでしょうね。

ただ、新規の口座開設で66%は多いように感じますが、逆に34%の人は一般NISAからの切り替えになり、一般NISAの使い方に不満があった人も結構いるのだなと思いました。

理由まではわかりませんが、可能性が高いと思うのが、やはり非課税期間だと思います。

一般NISAの5年(+ロールオーバー制度を使ってさらに5年延長)に対し、つみたてNISAは20年が基本ですからね。

あと考えられるのが、非課税投資総額が800万円に増えたこと(一般NISAは600万円)と、年間が40万円と始めやすい金額枠だったこともあるかもしれません。

切り替えた人の理由などを、どこかの機関が調査してくれれば、面白いのではと感じます。

■積立金額からみるiDeCoとの関係

最後につみたてNISAの積立金額のデータが出ていました。

このデータは、全体を示すわけではありませんでしたが、金融機関へのヒヤリングをして、各金融機関の顧客の積立金額割合を示していました。

ある金融機関では、10,000円以下が約6割を占めているところもあれば、30,000円以上が約4割も占めているところもあり、金融機関によってまちまちのようです。

金融庁としては、つみたてNISAが比較的10,000円以下の少額からの積立投資に有効に活用されていることに注目されているようです。

確かに、つみたてNISAはiDeCoと違って事務手数料がかかりませんので、10,000円以下の少額積立には有効なのかもしれませんね。

iDeCoは節税効果で注目されていますが、事務手数料が定額でかかるので、少額掛金の場合は手数料率が上がるというデメリットがあります。

事務手数料は、節税効果により相殺される以上の還付があるので、あまり問題になっていませんが、やはり手数料は無駄ですからね。

そういう意味では、iDeCoをできるだけ満額の掛金で拠出し、それ以上の投資分をつみたてNISAにしているという人も多いと思います。

その点から、iDeCoとつみたてNISAの両方を管理している証券会社などの利用者は、つみたてNISAの積立金額が低いのかもしれせん。

我が家の場合は、妻がiDeCoを10,000円に対し、つみたてNISAを30,000円以上としており、手数料対策としては反対の状況です。(笑)

子育てをしながらの拠出なので、iDeCoのデメリットから現状は10,000円ですが、いずれはiDeCoを満額拠出に持っていきたいと考えています。