なんでも道しるべ

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投資「勝っている人」「負けている人」の比較が面白い!結局は○○だなと感じる

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日経マネーから面白いアンケート記事が出ていました。

毎年このアンケートがあり、今回で12回目となるそうです。結構、何度もやっているのですね。

この記事では、2015年~2017年の投資で、「勝っている人」と「負けている人」の特徴が書かれていました。特に気になった部分だけを抜粋して紹介してみたいと思います。

私も勝っている人に仲間入りしたいなと思いながら・・・

■勝っている人は着実に金融資産が増えている結果に

引用する記事は、「個人投資家1.3万人調査 負け組はハイレバレッジ好き、日経マネー、2018/8/17」からです。

記事中では、アンケートの回答内容から、「勝っている人」の特徴、「負けている人」の特徴がまとめられていました。

その中で私がなるほどと思える部分を対比で挙げていきたいと思います。

  • 勝っている人の金融資産は1,000万円以上が73%、1億円以上は11%
  • 負けている人の金融資産は500万円未満が52%

やはり、勝っている人の資産額は1,000万円以上が大半のようです。負けている人は500万円未満が過半数ということです。

「じゃ、資産は1,000万円以上でないと投資したらダメだな」と考えるのではなく、勝っているから1,000万円以上あると思った方が良いでしょうね。

なぜなら、このような対比もありました。

  • 勝っている人は外貨預金や先進国投信が中心で、国内REITで利回り狙いも多い。
  • 負けている人は、FXが外貨預金と並ぶほど多い。バランス型投信も多い。

2015年~2017年というと、円安の恩恵と、米国中心の先進国が大幅上昇というのが背景にあります。

したがって、勝っている人はこれらの背景を味方に付けて、外貨と投信で勝ったということでしょうね。

逆に、同じ外貨でもFXで投資している人は、やはりリスクが高いということで負けている人が多いのではないでしょうか。

バランス型投信が多いことが、負けている人とどのような関係になるのかは分かりませんが、FXのようなレバレッジをかけた投資をしながら、一方でバランス型投信のように、高コスト・低リターンの商品を買っているのかなと思います。

■数値はともかく、保有銘柄は多く、長期保有が必須

運用スタイルの違いは明確に差が出ているのではと感じます。

  • 勝っている人は、バリュー投資が中心、振興中小型も人気。1年以上保有の長期投資の比率が高い。保有銘柄数は多く、10銘柄超が過半、30銘柄超が25%。
  • 負けている人は、チャート分析、テーマ株、イナゴ投資が平均よりも多い。デイトレ含む短期売買の比率が高い。保有銘柄数は少なく、5銘柄以下が57%。

保有銘柄が10銘柄超で多いという解釈が良く分かりませんが、30銘柄超が25%もいることには驚きました。

勝っている人は、投信を持っている人も多いということなので、10銘柄はあくまで厳選した個別銘柄ということかもしれませんね。

負けている人の5銘柄以下が過半数というのは納得です。5銘柄以下で集中投資は危険だということですね。

チャート分析、テーマ株、イナゴ投資は素人では負けるのは当然だと思います。

プロでも勝つのが難しいのに、素人で勝つというのはよっぽど勉強しているか、運が良かったかのどちらかでしょうね。

一点、長期が1年以上の保有という解釈が、理解できませんでした。

1年以上保有で長期保有か・・・それは無いなと思いました。

■勝っている人も信用取引している人がいるのだな

売買に関するアンケートも差が明確に出ているようです。

  • 勝っている人は、ポートフォリオの比率を決めている人が30%。リバランスも実施している。信用取引をやっている人は20%と少なく、積立している人が36%と多い。
  • 負けている人は、ポートフォリオの比率を決めている人は16%。信用取引とやっている人が27%と多く、積立している人は25%と少ない。

信用取引の20%は少なく、27%が多いというのは、良く分からない差が程度だと思いますが、信用取引をやっている人でも勝っている人がいるというのは凄いなと感心します。

その理由は、長期投資が難しくなると私は感じているからです。

積立している人は、勝っている人でも36%ですし、負けている人でも25%です。

私の感想としては、積立している人が全体としても少ないなというイメージです。

勝っている人はそれなりに積立していると思っていましたが、36%ということは3人に1人程度しかやっていないということですね。

■下落許容度に差が見られる

売買に関しては、上記のよりも、下落許容度の差の方に興味がありました。

  • 勝っている人は、下落許容は10~30%が多い。
  • 負けている人は、下落許容度が5%未満の比率が多く、下落するとすぐに損切りする。

記事ではあまり取り上げていませんでしたが、この差は大きいと思います。

投資はやはり忍耐が大切だなと。

ちょっと下がったからといって、すぐに損切りしていては、資産は増えにくいと思うのです。

良い銘柄や投信を見つけたら、忍耐強く積立をして、下がったら買い増しするくらいの意気込みで投資をしなければならないと思うのです。

下がった時にバーゲンだと思って買える人と、損切りだとすぐに売って損確定する人の違いが大きいでしょうね。

今回の記事では、勝っている人はやはり王道な投資をやっているように感じます。

私も長期投資(1年ではなく数年、できれば10年は最低保有したいな)で勝てる人になりたいと思います。