昨日の記事では、資産形成に利用している「つみたてNISA」「iDeCo」の長期運用商品を見直し、インデックスファンドに変更することを書きました。
資産形成の長期運用商品をインデックスファンドに切り替えた! - なんでも道しるべ
これまでは、投資ブログなどで有名なアクティブファンドを選んでいましたが、これらをバッサリと入れ替えました。
本日の記事では、アクティブファンドを見直した理由を書きたいと思います。
■アクティブファンドに望んだこと
私がこれまでアクティブファンドを利用していた一番の理由は、市場が低迷している時に、アクティブファンドであれば損失をできるだけ抑えてくれると思っていたからです。
それであれば、1%超の信託報酬を捧げたとしても高くなく、むしろ安いのではないかと考えていました。
では、運用はどうであったか?
定量的な結果分析はしていませんが、定性的な感覚で見ていると、結局、アクティブファンドであっても市場が悪い時は、運用成績は悪かったように見えました。
特に、言い訳として、市場の情勢が悪いからというのをよく聞きます。
悪いから悪いのはある程度仕方ないとしても、それを言い訳に使うのではなく、どのように対処しているのかをしっかりと示してほしいと感じます。
■アクティブファンドにはアクティブな人が集まる?
もう一つ、私が気になっているのは、純資産総額の変動です。
毎日更新される基準価額は、当然ながら各種の手数料などを加味した金額となっています。
よって、信託報酬以外にも必要経費も加味されてきます。
そして、私がさらに気になったのが、アクティブファンドを利用している人は、やはりアクティブな人が多いので、売買が積極的に行われている雰囲気があります。
アクティブファンドの利用者には、個人の運用者もいれば、法人の運用者もいると思いますが、売買が頻繁に行われると、無駄なコストがかさみます。
アクティブファンドの基準価額の推移をみていると、純資産総額の変動にも相関が強いようにも見えるので、ちょっとヤバさを感じてきていました。
■長期運用だからこそ大切に考える
このような理由があって、「つみたてNISA」や「iDeCo」の長期運用の商品群から、アクティブファンドの買い付けを停止しました。
アクティブファンドの運用そのものは非常に興味があったのですが、やはり大切な資金であり、資産運用です。
手数料が高いものは、毎年1%以上の資金が目減りしていく現実があります。
それが、つみたてNISAであれば20年間、iDeCoであれば老後まで手数料を取られることになりますから、しっかりとした見定めが必要だと感じました。
インデックスファンドでも、純資産総額が減ってくると実質コストがかさむ可能性があります。
したがって、手数料が安いインデックスファンドを選択することが重要です。
「信託報酬の差が微々たるものであれ気にする必要はない」と書籍に書いていますが、私はあまり信用していません。
純試作総額の減少が基準価額に影響すると感じているからです。
したがって、安い信託報酬やコストのファンドを選んだ方が得策だと思います。
■「iDeCo」と「つみたてNISA」の大きな違い
ところで、アクティブファンドからインデックスファンドに切り替えをしましたが、「iDeCo」のスイッチング機能って意外と便利ですね。
今回、私自身は心変わりをして長期運用商品をインデックスファンドにしましたが、「つみたてNISA」の場合は買いっぱなしになるので、心変わりをしても過去に買い付けした商品を持ち続けなくてはいけません。
一度手放してしまった非課税枠の復活はできませんから、売却は慎重にしなければなりません。
そういう意味では、運用の機会損失につながりますから、一度買い付けをした商品は20年間ホールドするのが基本です。
一方で、売り時を間違ってしまうと、売却した時に損が確定してしまう可能性もあります。
「つみたてNISA」の場合は有期な運用ですから、最後までホールドし続けるのではなく、どこかで利益確定してしまうのも手です。
今回の見直しにより、アクティブファンドの新規買い付けは中止しましたが、これまで買い付けをした保有分はどこかで売却を考えなくてはいけませんね。
それをいつ実行するかは、また適当に考えます。
■インデックスファンドを中心に穏やかに運用する?
本日は、アクティブファンドを見直した理由について書きました。
アクティブファンドの手数料に関しては否定的な見解を持っている人が多く、私もその意見に賛成する側に回ったことになります。
しかしながら、昨日の記事でも紹介したように、一般NISA枠を使って、少しはアクティブファンドの投資を継続しています。
これは投資をやる上での若干の遊び心でもあり、それも大切な要素だと思います。
資産運用は、アセットアロケーションとポートフォリオを決めることで、やるべきことはほぼ完了すると言われています。
あとは愚直に節約をして、決めたどおりに資産運用に資金を回していくことです。
インデックスファンドであれば、ニュースの情勢を見れば、おおよそ自身の資産推移が想像できます。
そのため、一喜一憂もすることも減りますし、資産総額を確認する頻度も減るかもしれません。
このようなシステムにしていくことが変な気持ちを起こさずに、資産形成に黙々と取り組める秘訣なのかもしれませんね。