セゾン投信から2017年7月号のNEWS LETTERが届きましたので、ド素人の私なりの解釈が含まれますが、感想を記したいと思います。
中野社長のメッセージからの感想
2018年からスタートする「つみたてNISA」のことが書かれていました。
つみたてNISAは金融庁が限定した投信しか対象にできないのが、今回の大きな特徴でしょうか。
6,000本を超える投信のなかで、アクティブファンドは5本程度しか残らない予定だそうです。
おそらく、セゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」は適用されることを前提に動いているようです。
私が感じたのは、中野社長のセゾン投信の顧客に対してへの残念な思いが綴られていたことに対してです。
現在顧客数が12.5万人になるようですが、ここまで増えるといろんな考えをお持ちの方がいるようで、利益確定が起きていて、積立投信を辞めてしまう人がいるみたいです。
ここまで書くということは、辞めてしまう人がいるレベルではなく、辞めてしまう人が多いのでしょうね。
中野社長は日経平均2万超えを題材に、利益確定に対して『残念で悔しく思う』と書かれていますが、私の見方は少し違います。
(だって、国内株/債券の組み入れ比率なんて10%超程度ですし)
辞める人は利益確定だけが理由では無く、信託報酬の手数料が気になっている人もいるのだと思います。
セゾン投信からは、インデックスファンド1本、アクティブファンド1本出していますが、世の中に出した当初は日本国内でも低コストのファンドだったと思います。
ただ、投信の低コスト競争により、セゾン投信よりも低コストなファンドが出てきたのも事実です。
セゾン投信はファンドオブファンズなので、コストが二重にかかるのは仕方ないことです。
ただ、ファンドオブファンズが故に良い点もあると私は思っています。
それは、
- ファンド選択をセゾン投信に丸投げしていること。
- 特に海外のファンドは自分自身では契約でき難いので、セゾン投信にお任せするほうが利にかなっていること。
私が思うに、最近の投信を使う個人投資家に若い人が増えて、情報がいろいろな方面から入ってくるようになったので、セゾン投信は運用情報の出し方にもう少し工夫した方が良いと感じました。
少なくとも私は、ファンド選択の方法や比率の考えを聞きたいです。達人ファンドの方はそれを聞けるのがアクティブだと思うんですよね。
長期・積立・分散のキーワードだけでは、個人投資家はおそらく情報がつまらないんだと思いますよ。
少し書き過ぎましたね。補足したいのは、私はセゾン投信を応援しているので、是非とも頑張ってほしいと思っています。
アクティブファンドの説明に関する感想
今回は、投資信託講座第10回目ということで、指数にとらわれない運用・アクティブファンドの優位性ってことで説明が書かれていました。
このなかでは、世界中の投資信託は指数にとらわれる運用を行うアクティブファンドが多く、それは、ファンドマネージャーも人間だから、サラリーマンだから大きく負けない保守的な運用を行いたいという気持ちからくると。
そして、それは短期志向の投資家にも責任があると説明されています。
う~~ん、私が、前に記事で書いていた理由が書かれていますね。
ここでも、先ほどの中野社長と同じような利益確定、短期志向、忍耐が無いなどの説明がされているということは、セゾン投信のアクティブファンドである「達人ファンド」はそんなに売りが多いのか?と思ってしまいます。
純資産総額をみると、そんなにネガティブになることかなぁ?って思いますが。
達人ファンドの純資産総額
- 2016年12月30日 380億円
- 2017年6月30日 454億円
まあ、順調ですよ。順調。この半年で約1.2倍なんですから。
なんとなく想像ですが、伸び以上に、思いがけないまとまった売り注文があるんでしょうね。
それがなければもっと飛躍的に伸びてたのかな?
もう一つ、同じようなアクティブファンドのひふみ投信の成長ぶりが著しいからって感情もあるのでしょうか。
草食投資家って仲間グループであり、ライバルでもありますからね。
先ほどの話を重複しますが、私は、セゾン投信はもっとファンドオブファンズとしての情報を出すべきだと思いますよ。
感覚として、ひふみ投信に比べて、投資家に有益な情報が少ない感じがします。
やはりそれは、ファンドオブファンズだからでしょうかね...
ちょっと批判的な内容っぽくなってしまい、申し訳ない気持ちなのですが、頑張ってほしいので、ちょっと厳しめに書きました。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は私の個人的なポートフォリオの都合で見直し中ですが、「セゾン資産形成の達人ファンド」は継続するつもりです。信託手数料が1%超えていても。
パフォーマンスと情報提供に期待してます!
次の8月号が楽しみです。