本日は、興味深いデータを見ましたので、ご紹介したいと思います。
当ブログでは常々、収入アップが第一だと言い続けています。
その気持ちは今でも変わりません。
私は、マネーは何事にも先立つと思っています。
「お金に変えられない価値がある」なんて奇麗事な流行語がありますが、それはマネーを持っている人が、自分のマネーでは買えないプライスレスなものを指しているだけで、本当にマネーを持っていない人には分からないでしょう。
何分、私も富裕層ではありませんから、プライスレスの感覚はいまだ分かりません。
ただ、人生の終盤にはそのプライスレスが何であるかを知りたいと思っています。
そのためには、不自由の少ないマネーを蓄えたいものです。
不自由の少ないマネーとは、支出に対して余裕ある収入です。
ある味方では、収入に対して支出は無尽蔵に増えていくと言われていますが、それは個人の感覚が全てでしょう。
浪費をすれば、いくらでも浪費は可能です。
ただ、倹約しながら豊かな生活をすることは可能です。
そのために必要十分な収入は必要ですね。
■共稼ぎだと世帯年収1,000万円は簡単に到達できる
さて、収入に関しては、できる限り共稼ぎ(共働き)を継続することを勧めています。
その理由は、他の記事でも書いているのですが、一番の理由は夫婦で共稼ぎをすると容易に年収1,000万円超に到達することが可能だからです。
一部の難関資格を持っている、師業や士業の方々や外資系の大手企業に勤めている人を除き、若い40代以下で1,000万円の年収を超える人はかなり少ないです。
日系の大企業に勤めても、年収1,000万円の大台に乗るためには、それなりの役職とそれに伴う年齢、そして、転勤などももれなく付いてくることになります。
一方、夫婦で共稼ぎをする場合は、世帯収入として1,000万円に到達することは夢ではないです。
我が家の経験上でも、世帯年収1,000万円に到達したいとは思っていましたが、意外と簡単に到達したので驚いているのが現状です。
ただし、意外に簡単に到達するために必要なのは、あくまでお互いに『正社員』であることが必須です。
なぜなら、一度、正社員の枠から外れてしまったら、年収が著しく下がってしまうのが、この日本の労働社会なのです。
■労働者階級と年収の関係
今回紹介したいデータとは、ある記事に階級と年収の関係と、その割合が記載されていました。
- 資本家階級(経営者・役員など) 平均年収861万円 254万人(4.1%)
- 新中間階級(管理職・専門職・上級事務員) 平均年収499万円 1285万人(20.6%)
- 正規労働者階級 平均年収370万円 2192万人(35.1%)
- 旧中間階級 平均年収303万円 806万人(12.9%)
- パート主婦 785万人(12.6%)
- アンダークラス(パート・アルバイト・派遣社員) 186万円 929万人(14.9%)
自分が今どのポジションにいるのか、配偶者が今どのポジションにいるのかは、簡単に判断できるでしょう。
通常、学生を卒業して、新卒で働いた場合、「正規労働者階級」か「アンダークラス」のどちらかに所属することが多いでしょう。
この場合、何としても、何がなんでも、「正規労働者階級」に所属できるように就職活動を頑張らないといけません。
学生時代に何も考えずに年齢だけを取って、卒業していくと、簡単にアンダークラスに属することになってしまいます。
アンダークラスに属してしまうと、容易にはその層から抜け出せません。
これはその層にいた人間でないと、その辛さはわかないでしょう。
社会人になってから苦労するのであれば、学生時代に少しだけ努力すれば、新社会人になったときに正規労働者階級に属することができます。
それはとても大切なことですね。
■正規労働者を手放さず、新中間階級を目指せ
さて、何としても正規労働者階層に属した後の話ですが、上に登るのが良いか、下に落ちるのが良いか、それも社会人になってからの自分の選択です。
それを、いとも簡単に正規労働者という肩書を手放す人が多すぎるのが問題です。
一度手放した後に、再復帰しづらい日本の労働環境にも問題がありますが、それを是正するには時間がかかりますし、今の日本の社会や文化だとかなり難しい可能性もあります。
その分、日系の企業は、雇用を守ってくれやすい環境にはなっています。
社会の問題だと訴える前に、これらの仕組みを上手に使って、生活することが大切です。
冒頭で世帯年収1,000万円は意外と簡単に到達できると書きましたが、平均年収のデータからもわかるように、若いうちに新中間階級になることが必要です。
組み合わせ的には、資本家階級である経営者や役員になることでも到達可能ですが、容易に世帯年収1,000万円を超えるには新中間階級に属する方が楽に超えやすいです。
■世帯年収のご褒美をもらうために必要なこと
その場合、夫婦で新中間階級に属するためには、どうすれば良いか?ということですが、それはいたって簡単で、結婚や出産後に退職しないことです。
先ほど書いた日本の労働環境からも、一度手放した身分の層にもう一度戻るのは容易ではありません。
再度、正社員で働きたくても椅子がない、もしくは相当な努力も必要ということになります。
夫婦で正規労働者階級に留まるためには、女性だけでなく、男性のサポートも必要不可欠です。
日本男子は家事・育児を軽く見ているところがあります。
しかし、そこを軽く見ていると、将来的に世帯年収という大きなしっぺ返しを受けます。
30代そこそこで年収1,000万円に到達できるようにハイスペックな人間であれば、家事・育児を女性に任せることも選択肢の一つでしょうが、それができない一般男子は、仕事は適切かつ妥当なレベルにしておいて、家庭に力を注いだ方が身のためでしょう。
特に育児はそんなに甘くなく、簡単ではないです。
したがって、女性を助けて、夫婦で子育てをすることはとても大事です。
それにより、将来、子育てがある程度手が離れた時に、世帯年収というご褒美がもらえるでしょうね。