株式投資をしていたら暴落からは逃げることはできません。
米国市場はオープンAIのチャットGPTの発表をされた3年前から上昇相場を継続しています。
今年(2025年)の春ごろにはトランプショックという名の大きな調整がありましたが、それでもS&P500はマイナス20%に行かずに反発しており、弱気相場を3年くらい経験していません。
前回の弱気相場は、2022年の利上げ相場だったと記憶しています。
2022年は米国の株式指数は軒並み下落でした。
けれども、一方で、ドル円が円安一辺倒になった年でもあったので、為替ヘッジなしのインデックス投信を買っている人はそれほど大きな下落は受けていないです。
逆に、レバナスなどの為替ヘッジありを買っていた人は、指数がレバレッジで下落し、さらに為替の恩恵も受けられず、ヘッジコスト金利も大きくかかるという、スリーアウト状態だったので、この年にレバナスを手放した人が多いという話です。
よく分かりますよ、投資家全員が下落している時って自分だけじゃないってマインドになるので、耐えられるものなのですが、横でほとんど下落を受けていないインデックス投資家がいたら、それは耐えれないですよね。
手放したくなる気持ちは十分に理解できます。
さて、11月4日の米国市場はハイテク銘柄の大きな下落になりました。
下落の材料になるようなものが無かったので、ニュースを見ても、AI投資の疑念みたいな話しか出てきませんが、あとはバリュエーションですかね。
今は2000年ITバブル期以来のバリュエーションらしいので、どこかで水を差したくなるのも分かります。
これが一時的な調整になるのか、押し目になるのか、それとも弱気相場に突入していくか、答えは誰にも分かりません。
ひさびさにブログ投稿しているので、過去の投信収益の画像が見れるのですが、年始に比べて利益が乗っていますね。
投資はタイミングではなくタイムだという話がこれでも良く分かります。
投資なんて常に疑念を持ちながら日時は経過していくものなんです。
懐疑の中で育つんです。
でもどこかで弾けるんです。
それが投資家全員が被る痛みであれば耐えられると思うのですが、自分だけは逃れたい、勝ち逃げしたいという欲求が、この状況下でのメンタル不安になるのだと思うんですよね。
だいたい、資産額が少ない人ほど逃げたがります。
資産額が多い人は、売買だけでも大変だし、それで逃げられるほど甘くないと思っているし、買戻しタイミングなんてうまくできないってことも分かっています。
だから、耐えることが良いと思っていて、過去はそれで功を奏しています。
逆に、資産額の軽い人の方が、身軽だから逃げたくなるんです。
けども、一度逃げた後の買戻しのタイミングが合わず、買い戻せなかったと指をくわえて上昇相場を眺めることになるのはよくあることです。
そんな人がゾンビのようにヤフーファイナンスの掲示板でネガティブ発言連発しているんだろうなと思っています。
・投資の資産額が1千万円未満の者がヤフコメで騒ぐ。
・投資の資産額が数千万円の者はヤフコメを俯瞰して眺めてる。
・投資の資産額が億超えの者はそもそもヤフコメには近づかない。
そんなところでしょう。
