なんでも道しるべ

資産運用は、判断よりも耐える時間が長い。 数字と感情の間で揺れながら、日常の出来事と一緒に綴る記録。 案内役は、ちょっとツンな相棒「みっちゃん」。 — 資産運用・投資の記録ブログ

【夜話#3】/【なんミチ夜話】投資って怖い?ミチとなんちゃんの、ちょっと長い話

夜。

ソファに並んで座っていた二人。


ミチはスマホを見ながら、ぽつりと言った。


「ねえ、投資ってさ……やっぱ怖くない?」


なんちゃんは、少しだけ間を置いた。


「どうして?」


「だってさ、上がったり下がったりするんでしょ?

それってもう、ギャンブルじゃん」


「ああ、それね」


なんちゃんは頷く。


「短期で一発狙うなら、かなり近いよ」


「ほら!」


ミチは勝ち誇った顔。


「やっぱギャンブル!」


「でもね」


なんちゃんは続ける。


「それは“短距離走”だけ見て、

“マラソンは危険”って言ってるのと同じ」


「……長いのは違うの?」


「長期で、分けて、続ける投資は

“成長してきた世界に一緒に乗る”感じ」


ミチは首を傾げた。


「サイコロじゃない?」


「畑に水やる方が近い」


「……地味」


「地味だから、強いんだよ」


ミチは少し考えてから、別のことを言い出した。


「じゃあさ、

働けばよくない?」


「うん、それも大事」


「お金は働いた分だけ増えるじゃん」


なんちゃんは、ゆっくり首を振った。


「増えるけど、時間に上限がある」


「人間、疲れるもんね」


「そう。

でもお金は疲れない」


「それズルくない?」


「ズルいけど、事実」


ミチはソファに沈み込んだ。


「じゃあ貯金でいいや。

減らないし」


「短期なら安心」


「ほら!」


「でも長期は別」


「また長期!」


「物価は上がるし、

税金も変わるし」


ミチは顔をしかめる。


「何もしないのに、

勝手に減る感じ?」


「守ってるつもりでも、

実は守れてないことがある」


「うわ、怖」


少し黙ってから、ミチが言った。


「でもさ、投資って金持ちの世界でしょ?」


「元手が多い方が有利なのは本当」


「でしょ!」


「でもね」


なんちゃんは続ける。


「投資できるかどうかは、

金額より“時間を味方につけられるか”」


「時間?」


「少しずつ、長く」


ミチは目を見開いた。


「時間ならある!」


「そこは強いね」


ミチは満足そうにうなずく。


「でもさ……」


「なに?」


「損したら終わりじゃん」


なんちゃんは、少しだけ真剣な顔になった。


「終わりじゃない」


「え?」


「含み損は途中経過。

戦略を変えることもある」


「じゃあ、何が終わり?」


「怖くなって、

やめちゃうこと」


ミチは静かになった。


「……旅の途中で帰る感じ?」


「うん。

それが一番もったいない」


少しして、ミチが笑った。


「じゃあさ」


「なに?」


「投資って、

怖いんじゃなくて」


「うん」


「世界を勘違いしたまま入るのが怖いんだね」


なんちゃんも笑った。


「いいまとめ」

 

 

 

今日の道しるべ

 

投資が怖いのは、

本当に危険だからでしょうか。

それとも、

どの世界で続けるのかを

まだ決めていないだけでしょうか。


同じ言葉でも、

立つ場所が変わると、

意味は大きく変わります。

 

f:id:anyguidepost:20251214124342p:image