なんでも道しるべ

資産運用は、判断よりも耐える時間が長い。 数字と感情の間で揺れながら、日常の出来事と一緒に綴る記録。 案内役は、ちょっとツンな相棒「みっちゃん」。 — 資産運用・投資の記録ブログ

🐾 みっちゃんの日常エピソード(Season 2|ep1) 「チャイムの向こう側、最初の違和感」

友達の彼氏の誘いを、きっぱり断った夜。

あれこれ揺れた頭の中が、ようやく静かになったと思った、そのとき。


ピンポーン。


……また?


時計を見ると、もう遅い時間。

インターホン越しに映ったのは、見たことのない顔だった。


「お隣に引っ越してきた者です」


少し低めで、落ち着いた声。

ドアを開けると、そこに立っていたのは、私より少し年下に見える男性——

聞けば、20歳を超えている大学生で、進学を機に引っ越してきたらしい。


引っ越しの挨拶、と言って差し出された小さな紙袋。

丁寧すぎるくらいの物腰で、言葉遣いもきちんとしている。


……なのに。


視線が、妙だった。


男の人って、どうしてこうなんだろう。

悪気がないのか、無意識なのか。

目線は正面なのに、ちゃんと合っていない。


「よろしくお願いします」


それだけ伝えて、早々にドアを閉めた。


部屋に戻って、紙袋を開ける。

中に入っていたのは、ちょっと洒落た焼き菓子と、簡単なメモ。


——意外と、センスはいい。


顔も、別に悪くない。

話し方も、軽すぎない。

変に距離を詰めてくる感じもなかった。


「……最初は、まあ、いいかな」


自分でも驚くくらい、あっさりそう思ってしまった。


男に頼らない。

誰かに寄りかからない。

そう決めたばかりなのに。


人は、近くに現れた存在に、

どうしても意味を与えたくなる。


——その夜は、それで終わった。


でも。


次の日。


ピンポーン。


また、チャイムが鳴る。


今度は、何?


▶︎ Season 2|ep2 へ続く

 


🧭 今日の道しるべ

 

その違和感は、

「警戒」でしたか。

それとも、

「まだ名前のついていない感覚」でしたか。


人は、

はっきり断ったあとほど、

次の曖昧さに弱くなる。


あなたは今、

どんな違和感を

見て見ぬふりしていますか?

 

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