なんでも道しるべ

資産運用は、判断よりも耐える時間が長い。 数字と感情の間で揺れながら、日常の出来事と一緒に綴る記録。 案内役は、ちょっとツンな相棒「みっちゃん」。 — 資産運用・投資の記録ブログ

🐾 みっちゃんの日常|シーズン2 sp7 「週末と、知らない人」

一週間が、やっと終わった。


シチューの夜と、あの着信。

考えないようにしても、頭の奥に残っている。


ドキドキと、落ち着かなさ。

それがずっと続いていた。


この一週間、

お隣の彼と会わなかったのが、唯一の救いだった。


そして週末の夕方。


家の前まで戻ってきた、そのとき。


玄関の前で、

視線が、ぶつかった。


——お隣の彼。


一瞬、言葉が出なかった。


そして、彼の隣に立っていた女性に、

遅れて気づく。


知らない人。


彼女のほうが、先に口を開いた。


「どうも〜」


軽くて、迷いのない声。


彼女は、みっちゃんとはまったく違うタイプだった。

細くて、背が高くて、

服の着こなしも洗練されている。


胸は目立たないけれど、

その分、モデルみたいな雰囲気。


三人で立ち止まるほどの時間はなかった。


みっちゃんと彼は、無言のまま。

軽く会釈して、それぞれの家へ向かう。


すれ違いざま、

彼女の声が聞こえた。


「……今の人、だれ?」


それだけ。


玄関のドアを閉めた瞬間、

胸の奥が、ぎゅっと縮んだ。


その夜。


布団に入って、明かりを消しても、

気持ちは落ち着かなかった。


——聞こえる。


壁の向こうからの、気配。


言葉ではない。

でも、確かに声。


抑えているのに、隠しきれていない響き。


このマンションは静かなはずなのに、

それでも伝わってくる。


耳を塞ぎたいのに、

体が動かない。


ただ、天井を見つめて、

息を整えるしかなかった。


知らない女性。

お隣の彼。

同じ夜。


それだけで、

みっちゃんの胸は、苦しくて仕方なかった。

 


▶︎ sp8|大学生と、彼女の喧嘩

 

 

🧭 今日の道しるべ

胸が苦しくなるほどの気持ちは、

「奪いたい」から生まれるのか、

それとも

「届かないと知った」から生まれるのか。


あなたは今、

どちらの痛みを抱えていますか?

 

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