今年一番と言って良いFOMCが終わりました。
政策金利は市場予想では0.25%か0.5%かで割れていましたが、蓋を開けてみると0.5%の利下げで決定となりました。
私の個人的な予想では、いきなり0.5%は無いだろう、0.25%で様子を見るだろうと思っていたので、正直驚いています。
パウエル議長の記者会見でも、なぜ0.5%なのか?という質問も飛び交っていましたが、今のFRBが気にしていることは労働市場ということで、端的にいうと、後手に回らないように0.5%の利下げを決めたということですが、それならなぜ7月に0.25%下げなかったのか?ということには明確な回答はしていませんでした。
まあ、分からなかったというのがFRBメンバーの正直なところだと思いますが、前回の7月会合から1.5ヶ月経過して、それなりに弱い労働市場の結果が出てきたので、金利を0.5%下げておこうという話になったのだと思います。
これはやはりFRBは少し焦っているなという印象で受け止められるので、市場は利確、そして下落ということで終えたように思えます。
金利が下がると株価は上がるのですが、短期的には少しFOMCへの懸念が出たといっても良いのではないでしょうか。
質問は大きく3つに分かれていて、労働市場に関すること、住居費が下がらないこと、そして、金利を0.5%にした理由、これらが一番多かったように思えます。
ここから株価がどうなるかなんて分かりませんが、おそらく、木曜日、金曜日の相場で物色が出てくると思われます。
どの銘柄やセクターが買われて、何が下げるのか、それも市場が開いてみないと分からないですね。
■木曜日、金曜日は物色される
投資信託の収益は、円安効果が出てきて、プラスになっています。
FOMCが通過して、株価は利確に押されたので、短期的には少し下がると思いますが、とはいえ、金利が下がることは株価が上がる要因になるので、株価は上昇していくと考えています。
ただ、懸念なのは、どの銘柄、どのセクターで上がるかなんて分からないということです。
グロース株が上がるのか?
バリュー株が上がるのか?
中小型株が上がるのか?
ハイテク銘柄が上がるのか?
こればかりは予想がつきません。
市場が次はどこであるかを探る段階に来ており、今後の金利の予想をしながら、セクターローテーションが起きると思います。
個人的にはもう一度、ハイテクセクター、半導体セクターに資金が流れてほしいんですけどね。
■これからさらにAIブーム来ると予想
木曜日、金曜日の相場は、物色相場が起きると予想しています。
どの銘柄が買われるかなんて分かりませんが、何か事が起きるでしょう。
それを見てから、週明けに追撃するか、そのまま放置するか、決めたいと思います。
仮にビックテック銘柄がハイテク銘柄が下がり、レバナスやFANGが下がるようなことがあれば、それは追撃のチャンスだと思っています。
7月からビックテック銘柄の調子が悪いですが、いずれセクターローテーションで再び脚光を浴びるタイミングがあると思っており、それに向けて仕込むタイミングであると思っています。
とはいえ、もし、仮に、ビックテック銘柄が上がるようなことがあれば、それは追撃をしないで様子見をするという感じになるでしょうね。
私個人としては、AIブームはまだまだ終わっていないと思っています。
どちらかというと草創期だと思っており、これから世間に認知され、個人が利用するようになり、そこから収益が立ってくると思っています。
そうなれば、いまのデータセンターのように金の成る木になるかもしれないと思っています。
スマホの最初はあまり認知されませんでした。
多くの人が、別にガラケーで十分なのでは?と思っていた時期が15年位前にありました。
けれども、今は個人1台スマホの時代になっています。
10万円前後するようなスマホを持つことが当たり前になっているんです。
同じことが、もしかしたらそれ以上のことが、AIにやってくるかもしれません。