近年は共働きの家庭が増えています。我が家も共働きです。
どの年代層の夫婦でも過半数以上は共働きとの統計とのことで、今後も増えていくと想像できます。
専業主婦に憧れるという話もありますが、私の感覚としては、女性はそんな夢物語を追っかけずに、結婚しても仕事をつづけた方が良いと思いますけどね。
■夫婦共働き家庭が増えている現状
私が学生の頃は、大学に進学する人もあまり多くなかったですし、女子はもっと大学に進学する人が少なかったです。
その理由として一つ考えられるのは、女性は結婚したら仕事を辞めるから、できるだけ早く就職した方が良いという考えがあったのでしょう。
最低でも3年は働いて世の中を知った方が良いと言われていましたが、自分自身が社会人になって思うのが、3年ごときで何が分かるのでしょう。
3年で知れるのは、仕事の辛さと、人間関係のめんどくささ、ようやく一人前に仕事ができるようになってきた程度のことでしょう。
3年で辞めるというよりも、3年で仕事が嫌になる時期という方が正しいのではないでしょうか。
だた、女性であっても、近年は大学に進学している人が多いので、これまで学生時代に積み上げてきたスキルを考えると、3年で社会から引退するのは非常にもったいない話です。
さらに、結婚して、子どもが産まれて、子どもが中学生くらいになるとパートとして働きに出ている人が大勢います。
その時は、以前なら時給800円程度、現代でも時給1,000円程度でしょうか。
そんな安い時給で、大切な時間を売って、パートに出なくてはいけない理由は、当然ながら子育て・教育費用でお金が必要だからです。
それであるなら、結婚しても、子どもが産まれても、できるだけ正社員で仕事を続けた方が効率的に稼ぐことができます。
現代は、電化製品も充実してきましたし、保育園も入居しやすく整備されてきました。
さらに、男も家庭に入る必要があるという風潮になってきているので、夫婦共働きの環境が整いつつあります。
しかしながら、私が思う、夫婦共働きの注意点があります。
それは、夫婦で同じ職場にいるということ。
昔は、結婚して寿退社が普通だったので、同じ職場内で結婚することは問題なかったのですが、今後は夫婦共働きが増えるので、同じ職場だといろいろな点で不都合が出てきます。
それを挙げておきたいと思います。
ちなみに、我が家は同じ職場では無いです。
■給与面でリスクがある
一つ目は、同じ職場であることは、同じ業種であるので、給与リスクがあるということです。
例えば、今は低金利の時代で銀行業は非常に苦境にさらされています。
同じ職場で同じ業種にいると、低金利の特にデメリットになる仕事は辛くなります。
低金利時代だと、逆に製造業などは有利な経営ができます。
そうすると、給与面などのリスクを夫婦で低減することができます。
金利以外にも、円高メリットの業種や円安メリットの業種があります。
内需の企業が円高は利益に大きく影響しますし、外需の企業が円安で利益がアップします。
リスク面もありますが、逆に考えると、ボーナスを考えると、メリットのある業種はボーナスが多くもらえることがあります。
夫婦で同業種にいると、良い時は2人で良く、悪い時は2人で悪いということで、ライブプランが立てにくくなるリスクがあります。
■人間関係と学校行事への影響
二つ目は、同じ職場にいると、家でもプライベートが無くなるということがあります。
職場で嫌なことがあると、家に持ち帰って愚痴になります。
同じ職場でなくても愚痴を言ったり、聞いたりすることはありますが、お互い詳細までは分からないので、適当に相槌を打てば終わりますが、詳細状況を知ってしまっていると、意見を言ったりして激論になり、夫婦間の雰囲気が悪くなることがあります。
逆に、部署が違ったりすると、対等部署の場合は、それぞれの立場があるので、意見が食い違うこともあるでしょう。
さらに、同僚も気をつかってしまうことがあります。
夫婦間のリークを恐れて、同僚から相談なども減ってくるし、会社内での人間関係もギクシャクしてしまうこともあるそうです。
また、同じ職場なら、忙しさも、休みの取りやすさも同じなので、子どもの学校行事に都合が合わなくなることもあります。
我が家の場合は、どちらかが都合を合わせることができるので、何とかなりますが、季節的にどうしても有給休暇を取れない仕事の場合などは、夫婦共に休暇を取れないと、子どもが辛くなるかもしれませんね。
■デメリットもある
恋愛は自由ですし、恋をしてしまったらどうしようもないのですが、まだ恋愛していないのなら、職場で相手を探すのはリスクが大きいかもしれないと考えておいた方が良いです。
給与面、人間関係、休暇の取りやすさを考えると職場は違う方が良いですが、一つのデメリットとしては夫婦一緒に休暇を取るのが難しくなるという可能性もあります。
日本人は有給休暇を取得するのが下手な人種で有名ですが、仕事一筋で生きるのではなく、プライベートや家族との時間を大切にして有意義に過ごしたいものです。