2018年から「つみたてNISA」が始まります。
個人的にはとても楽しみにしており、年40万をどのように積み立てるかを模索中です。
SBI証券で現行NISAからの切替手続きの案内がホームページでされており、取り急ぎ、申し込みはしました。
10月中旬に用紙が送られてくるとのことなので、このまま手続きを進めていきます。
詳しい積立買付の仕方や、ルールなどが明確になってないので、疑問に思っている点もあるのですが、あと3ヶ月でいろいろと明確になってくるでしょう。
いまの私の興味は、何のインデックスファンドを積立するかを悩むことです。意外と楽しんでます。
以前に、eMAXIS Slimの銘柄で積み立てていこうと思って、私の理想ポートフォリオを組んだのですが、その後に2つ程、気になることがありました。
■1つ目の気になること
「三井住友・DC全海外株式インデックス」という銘柄を見つけてしまった。
まだまだ調査不足で、急にこのような世界インデックスに興味がでてきました。
元々は、三井住友アセットマネジメントがDC(確定拠出年金)用に出していたもののようですが、それが一般でも買えるようになったとのこと。
全然知りませんでしたが、あるブロガーの方の記事を読んでいると、このインデックスファンドが一般販売されたことで、インデックスファンドの手数料を引き下げるきっかけになったとのことです。
この銘柄があったことがきっかけなら、そんなに凄い銘柄なんだなと思って調査してみました。
全海外ということなので、先進国も新興国も網羅しているようです。
運用方針としては、MSCIオールカントリーワールドインデックス(除く日本)をベンチマークに運用しているとのこと。
17年8月現在の月報から確認すると、
- 先進国株は外国株式インデックスで運用し、全体の約86.0%です。
- 米国株の占める割合は60.4%でした。
- 新興国株はエマージング株式インデックスで運用し、全体の11.6%です。
- 現金比率は2.3%でした。
全体の85%程度が先進国で、10%強が新興国で、米国株が60.4%を占めているのであれば、なかなか良いインデックス運用だなと思いました。
バンガード社のVTへの積立が難しいので、これで代替できるのでは?と思いました。
手数料に関しては、信託報酬は0.25%で、実質コストは0.328%であることから、差は0.078%です。
特別に優れた運用をしているわけではありませんが、新興国が入りながら0.08%を切るのは良好だと思います。
ただ、総資産額が55億円でしたので、手数料引き下げのパイオニアにしては、ちょっと少ないなと印象でした。
一つ気になっているのが、複数のブロガーの方々が指摘しているベンチマークとのかい離です。
なぜか複数年でかい離が大小で起きているようです。
考察によると、新興国株を先物で運用しているために、かい離が大きくなるのでは?とのことです。
私も勉強不足で、先物で何故かい離が大きくなるのかがいまいち不明なのですが、先物よりも現物運用をした方が良いのは当然なのでしょう。
総資産額が55億円なので、10%でおよそ5億円。この程度の資金だと先物運用するしかないのかな?
DC用の投信を一般でも買えるようにしたのは、このようなかい離が要因の一つなのかもしれません。
実質コストがあまり高くないので、これも「つみたてNISA」の一つにしようかと思っていましたが、かい離が大きいのであれば、少し様子をみようかと思います。
■2つ目の気になること
eMAXIS Slimが設定から1年経っていないことです。
先進国株式は2017年2月に設定されていますので、「つみたてNISA」が始まってもまだ1年経ちません。
気になっているのは、実質コストです。
こればかりは運用報告書が発行されないと判明しないので、信託報酬が低水準に追従といいながらも、他のコストがかかって実質コストが上がっていたら大変なことになります。
そこで、Slimの親元である、eMAXISから推測することにしました。
- eMAXIS先進国株式:信託報酬0.60% ⇒ 実質コスト0.687%(運用コスト0.087%)
- eMAXIS新興国株式:信託報酬0.60% ⇒ 実質コスト0.767%(運用コスト0.167%)
これらから、eMAXIS Slimを推測すると、
- eMAXIS Slim先進国株式:信託報酬0.20%+運用コスト推測0.087%=0.288%かな?
- eMAXIS Slim新興国株式:信託報酬0.34%+運用コスト推測0.167%=0.507%かな?
この推測が正しいかどうかは分かりませんが、実質コストが判明するまでどうしようかと迷っています。
他の投資信託の実質コストとも比較してみましたが、その記事は次で書きたいと思います。
同じ悩みは、iFree S&P500インデックスでも起きています。
iFree S&P500インデックスは2017年8月に設定されていますので、実質コストが判明するのには「つみたてNISA」が始まってからもかなり先になりそうです。
ベンチマークに近づけるために、iFree S&P500はETFで運用することになっています。
ETFは安く調達できますから、コスト削減にはなると思いますが、設定初年度は要注意かもしれませんね。
けれど、そんなことを気にしていたら何も買えませんよね。
関連記事です。
iFree S&P500の投資信託が良いかもしれないと考えてます。