つみたてNISAが2018年からは始まります。
「日経マネー」の記事にアクティブファンドの一覧が載っていました。
株式中心のアクティブファンドですが、非常に分かりやすくまとめっています。
また問題点も書かれています。
これは私が当ブログで悩みを書いてきたことですので紹介します。
■つみたてNISA対象のアクティブファンド評価
現在のところ、対応投信の大半は市場平均並みの運用成績を目指すインデックス型投信。信託報酬がかなり低い商品がそろっている。
国内外の株式、債券、REITなどを組み合わせて運用するバランス型投信も低コストのものが多い。
つみたてNISAで実際にどの商品を扱うかは金融機関によって分かれるが、インデックス型やバランス型に関しては、どの金融機関でも長期投資に都合のいい低コストの投信を購入できそうだ。一方でやや残念なのが、市場平均を上回る成績を目指すアクティブ型投信の選択肢が少ないこと。
運用実績5年以上、運用期間の3分の2以上で資金流入超過など、アクティブ型に求められる基準が厳しかったためだ。
下表は今回届け出られたアクティブ型のうち、国内や海外の株式にメインに投資する投信10本の運用成績をまとめたもの。
運用効率の良さ(いかにリスクを抑えつつ高いリターンを得たか)を測る指標のシャープレシオを見ると、投資先が同じタイプの中で比較的優秀な成績を残している投信が目立つ(表内の赤太字部分を参照)。運用期間や資金流入などの厳しい基準をクリアしたということは、
投資家にそれだけ支持されてきた投信ということでもあり、良好な成績はある程度納得がいく。
こうした投信で資産運用に「味付け」するのは一つの手だ。
ただし注意が要るのは、直販投信の「結い2101」「セゾン資産形成の達人ファンド」は今のところ主要ネット証券のつみたてNISAででは購入できない点。
同じく直販の「ひふみ投信」については、中身がほぼ同じ「ひふみプラス」をネット証券で購入可能だ。
つみたてNISA口座を開く金融機関を選ぶ際には、どのアクティブ型投信を取り扱うのかよく確認しておきたい。
(引用:開始目前、つみたてNISA 買える投信を再チェック、日経マネー、2017/12/4から抜粋)
(引用:開始目前、つみたてNISA 買える投信を再チェック、日経マネー、2017/12/4の表部分抜粋)
この表の参考になるのは、シャープレシオの順位です。
同一タイプの比較で順位をつけていますので、非常に分かりやすい。
過去のリターンは将来のリターンを約束するものではないということを念頭に、あくまで参考に確認していきたいです。
■国内株式アクティブファンドはハイレベル
国内株式のアクティブファンドは全6商品です。
やはり、ひふみ投信シリーズが順位が高いですが、さらに上位に6商品もあるということです。
おそらくその中にはジェイリバイブも含まれているでしょうね。
私はジェイリバイブをiDeCoで積立することにしました。
積立候補急上昇!iDeCoでジェイリバイブ(DC年金)を積立買付しようと思う - なんでも道しるべ
ひふみプラスの方がひふみ投信よりも順位が高いのは謎ですが、わずかな計算の差の微差でしょう。同位と考えて問題ないと思います。
信託報酬が安いという点からは日興の年金積立Jグロースが筆頭で、比較的順位も高く良さそうですが、ここは好みだと思います。
少しでも信託報酬を安くしたいのか、将来も期待してシャープレシオが高い方にするか。両方に積立するのも一つの手だと私は思います。
私はブログで何度も言っているように、ひふみプラスを積立します。
いくつもの投信に分散投資するのも手ですが、勝手な感覚で1万円/月が好きなのです。
あまり明確な理由ではありませんが、5,000円だと年間6万円しかならないので、利益が小さく面白くないだけです。やはり12万円は欲しいです。
■海外株式のアクティブは商品数が少ない
海外の株式中心の投信は、セゾンが1商品とフィデリティが2商品です。
セゾン投信のセゾン資産形成の達人ファンドは私も良いと思いますし、外部評価も良い意見が多いのですが、92本中で1位であるのならデータとしても良好であるのですね。
シャープレシオは、国内株式のアクティブファンドには負けていますが、信託報酬が高いことが原因の一つであると思います。
ただ、新興国を含めた投資では、インデックスファンドでも実質コストが高くなっています。
国内株式だけでなく世界分散も必要だと私は考えていますので(私の考えでは国内より海外です)、セゾン資産形成の達人ファンドは積立を継続します。
ただ、つみたてNISAでは積立しません。それは後述します。
フィデリティの2商品は、米国優良株・ファンドの方に興味がありましたので、調べたこともありました。
それにしても、信託報酬が高いですね。
米国株式の場合は、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないとデータでも証明されています。
それはおそらく米国株が右肩上がりだからだと思っています。
それであるのなら、米国株式はインデックスファンドで十分でないのか?というのが私の見解です。
インデックスファンドは当ブログでも紹介しています。
・「楽天・全米株式インデックス・ファンド」でバンガードETFのVTIを買付
歓喜!バンガード社の「VT」と「VTI」をつみたてNISAで! - なんでも道しるべ
・「iFree S&P500インデックス」でS&P500指数を買付
iFree S&P500インデックスの信託報酬が安くて使い勝手が良いかも! - なんでも道しるべ
フィデリティの欧州株・ファンドは、セゾン投信に比べて信託報酬も高いですし、シャープレシオもセゾン投信の方が良いことを考えると、世界株式はセゾン投信に任せようという思いは変わらないです。
欧州株だけに魅力を感じている場合は、特化投信として選択余地はあるかと思いますが。
■直販投信は口座開設に注意が必要
記事でも注意書きとして書かれていますが、「結い2101」と「セゾン資産形成の達人ファンド」は直販投信でしか買えないです。
「つみたてNISA」口座は1つの証券会社にしか口座を持てないので注意が必要です。
私は「セゾン資産形成の達人ファンド」を積立すると言っていますが、「つみたてNISA」では積立をしません。
セゾン投信に「つみたてNISA」口座を開設することになり、セゾン投信の商品しか買付できないからです。
それを解消できたのが、楽天証券のiDeCoです。楽天証券のiDeCoのみセゾン投信の商品を扱っていますので、iDeCo経由で積立可能です。
さらに、税制優遇のメリットがiDeCoにはあります。
デメリットは60歳まで(またはiDeCo開始から10年間)は引き出せないことと、信託報酬が1.55%に固定されていることです。
信託報酬1.55%固定ついては楽天証券に問い合わせてして確認しました。
解決!【楽天iDeCo商品】セゾン投信のファンド管理費用が気になったので聞いてみた - なんでも道しるべ
ひふみ投信は証券会社経由用の「ひふみプラス」を出してくれているのは非常に助かります。
同じ理由でひふみ投信のみで「つみたてNISA」口座を作るのは消極的です。
実際、ひふみプラスの方が純資産総額が多いのは、同じ理由の人たちがいらっしゃるということでしょうか。
■まとめ
シャープレシオと同一タイプの順位付けは客観的に分かりやすかったので非常に参考になりました。
私の場合は、結局は最初に考えた構想から特に変化は見出せませんでしたが、考え直そうと思った人もいるのではないでしょうか?
「つみたてNISA」の金融庁認定の対象商品はこれからもドンドン増えてくると予想されます。
魅力的な商品が出てきたときに、買付できそうな証券会社に「つみたてNISA」口座を持っておくことをお勧めします。
やはり、「SBI証券」や「楽天証券」が取扱いが早いですし、使い勝手のことも考えても良いでしょうか。