なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに不定期に更新!?)

「ギャンブルのようだ」「まとまった資金がない」「怖い」 これらの言い訳がある限り…

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「貯金から投資へ」を進めるためには、子どもの時から、学生の時から、株式や投資というものをザックリとした形でも知っておいた方が良いと思っています。

とあるネット記事で、大学で講義している先生が、学生にアンケートをした集計結果が載っていました。

(参考記事・引用:日本の大学生が投資を怖がる理由、WEDGE Infinity、2018/8/8、パスカル・ヤン)

そのアンケート結果を紹介しながら、投資について考えてみたいと思います。

■銀行に口座を開設するように、証券会社にも口座を開設していきたい

学生1,000人に証券会社に口座があるかというアンケートをしたところ、ほんの数人のみが開設していたということです。

私自身は、大学生の時に口座開設をしました。

叔父に株投資を紹介されたのがきっかけです。

現在でも「ほんの数人」というのは寂しいですが、それが現実かもしれません。

家庭が学校では、株や投資、資産形成、資産運用の教育をほとんどしていないのが現状だと思います。

株式会社の仕組みは勉強するかもしれませんが。

教育カリキュラムにあまり入っていないと思いますし、もっというと、教える先生自体が投資や資産運用をしないで、貯金一筋だとしたら教えることはできないでしょうね。

私自身も子どもに株の仕組みを教えるのは難しいと思っています。

実際、私自身もそれほど詳しくないので、教えられたとしても本の内容を説明したり、概要だけの説明になったりだと思います。

ただ、少しでも資産形成や資産運用に関することは子どもに伝えていきたいと考えています。

特に、複利のことや、現金よりも投資による資産形成の大切さなどを歴史チャートで教えていきたいと思っています。

■投資をギャンブルにしない

記事内には、有価証券への投資を行わない理由のアンケート結果が出ていました。

40% ギャンブルのようなものだから
35% まとまった資金がないから
33% 怖いから
30% 知識がないから
16% 金がないので相手にされないと思うから
15% 収入が高い人がやるものだから
7%  証券会社は敷居が高いから
7%  はじめるとしつこく勧誘されそうだから

 (参考記事・引用:日本の大学生が投資を怖がる理由、WEDGE Infinity、2018/8/8、パスカル・ヤン)

よく言われている理由が上位にきていると思います。

投資をギャンブルだと思っている人は多いですし、実際にやっている人もギャンブル的な売買をしている人が多いのも事実です。

頻繁に売買を繰り返す人と、バイ&ホールドの人では、後者の方が利益は出ているといわれています。

私自身も経験済で、頻繁な売買は利益が出ているときの記憶は強く残りますが、損した時の記憶が少ないです。

後から、過去の履歴を見ると、損切りしている銘柄が多かったりして、トータルリターンとしては思ったよりも利益が上がっていないことも多いです。

さらに、利益が出ていたとしても、特定口座の場合は利益の20%を税金で取られますし、売買手数料も取られるので、画面で見ている利益よりも実際の取り分は少ないのが現実です。

加えて、頻繁に売買すると、レバレッジをかけるようになり、精神的にも疲れてきます。

特に、米国市場や為替の影響を受けやすい日本市場ですから、夜も寝付けなくなりますし、資産形成のつもりでやっている投資によって逆に付かれてしまうことになりかねません。

ギャンブルだと思う人は根本的に変革しなければなりませんが、実際に投資をやり始めても投機的な売買をしないように心掛けないと、結局はギャンブルだと思われることを実行してしまうことになりますね。

■分からないという前にリスクを恐れず少額から始める

「まとまった資金がない」「怖い」「知識がない」というのは、投資をやらない人の言い訳の文言です。

実際に、何もやらずに指をくわえて見ているだけです。

100人中70~80人くらいがやり出すと、ようやく重い腰をあげるものでしょうか。

誰でも初めは何も分からずにスタートするものです。

それに、誰かに教えてもらおうという考え方が資産形成できない原因の一つだと思います。

そして、自分の家計が苦しいことを周りの制度が悪いと言い訳するだけです。

例えば、iDeCoやNISA制度など、投資による資産形成を後押しする制度があるにも関わらず、リスクを過大評価し、文句を言って何もできない人がいう言い訳ですね。

金融関係に勤めている人は、自分の仕事ですから、これらの言い訳をする人に、「知識」や「制度」や「仕組み」を説明していく義務があるのかもしれませんが、私のような同じ立場の個人投資家側からすると、下手にビビるのではあればやらない方がいいよと思います。

リスクを取らないものにリターンが訪れるわけがありません。

仕事を与えてもらっている人は、仕事の裁量権を与えてもらえるわけがありません。

自分はそれでいいよと思う人は、今のままで生きていくのが良いでしょうね。

何か変わりたいと思う人は、まずは授業料だと思って、証券口座を開いて、何か買ってみるとことが重要だと思います。

今は、数千円程度で積立できるファンドも多くなりました。

個別銘柄を購入するには、数万円~数十万円程度が必要ですが、数千円で手数料も安いファンドが出ているので、銀行への積立感覚で初めてみることだと思います。

ただし、リスクがありますから、元本割れすることは了承しなければなりません。

元本割れを惜しむ人は、低金利の銀行預金で仕方ないと思います。