サラリーマン向けの節税対策の一つとして、有力候補がiDeCoです。
加入者も右肩上がりに上昇しており、この勢いだと拠出額全額控除撤廃議論も起きそうな気がしてなりません。
特に元本確保が必須という人には、定期貯金商品もありますので、これを選択すれば、税金だけが戻ってくるという使い道ができるのです。
ただし、60歳までは引き出せない&10年間は掛けないと駄目だという縛りがあります。
ちょうど50歳前後の人は、このような条件縛りを逆手に取って、定期貯金商品を選ぶ人が多いようですね。
あとは、バブル崩壊世代なので、「株は怖い」というのが根付いているのも理由の一つでしょう。
私は全く気にしていません。
それよりも株への投資によって資産形成を考えているくらいですから。
全ては、インフレ対策、世界人口増大、技術進歩に乗っかるということです。
現金などという紙切れを持っていても何も生まれません。
インフレになると紙幣の使い道は、燃えて火が起こせる程度しか役に立たないと言っても過言ではないと思います。
とはいうものの、一つにiDeCoといっても、証券会社などを選ぶのが大変です。
手数料が無料のところを選ぶのが必須ですが、我が家では、SBI証券と楽天証券を選んでいます。
私がSBI証券で、妻が楽天証券ですが、私の方のSBI証券について少し動きました。
本日はSBI証券のプラン変更について書きたいと思います。
■上限35商品によりプランが増えて、悩みも増えた
ネット証券でのiDeCoの取り扱いはSBI証券なのですが、先陣を切って商品をラインナップしたが故に、非常に商品数が多くなっています。
iDeCo商品が多いと運用者が迷うという意見があり(私はそんなこと無いと思っていますが)、商品を35までに絞り込むようにと決定されました。
SBI証券はこれまでに35商品以上あったのですが、この決定により、35商品に絞り込む必要が出てきたのです。
絞り込むだけなら良いのですが、さらに大きな問題としては、手数料の安い商品を新たに入れられなくなったという弊害が発生します。
そこでSBI証券が考え出した妙策が、プランを2つに分けるという戦法です。
従来の商品ラインナップで、35商品に絞り込むのが「オリジナルプラン」という名前です。
さらに最近の安い手数料の商品を中心にランナップしたものを「セレクトプラン」という名前で出しました。
当然ながら、オリジナルプランとセレクトプランのそれぞれの中から商品を選ぶ必要がありますから、プランをまたいで選択することはできません。
したがって、運用者はどちらか1つのプランを選ぶ必要があるのです。
これからSBI証券でiDeCoを始めようと思っている人は、「セレクトプラン」を選んでおけば無難です。
なぜなら、手数料の安いファンドが多く含まれているからです。
悩ましいのは、これまでSBI証券で運用をしていた人達です。
私もそのメンバーに入っていますから、悩ましいのです。
■セレクトプランへの変更の際の注意点
プランの変更はいつでも可能で、手数料も無料ということなので、今すぐにでも「セレクトプラン」に変えても良いのですが、悩ましい点があります。
- プラン切り替え時に一度売却されて現金化される。
- プラン切り替えには2~3ヶ月かかる。
すでにプラン切り替え作業を行った人の情報では、切り替え時の拠出停止はなさそうなのですが、一度売却されるという点が非常に引っかかりました。
■今は「ジェイリバイブ」1本なのだけど・・・
私が現在買付している商品が「ジェイリバイブ」です。
この「ジェイリバイブ」がなかなか厄介なもので、いま世間で騒がしている「ひふみ投信」よりも2018年の下落率が大きいのです。
ここで売却してしまうというのが精神的にすごく気になります。
「セレクトプラン」の中にもジェイリバイブが入っているので、プラン変更後に再買付すれば良いので、物理的には同じことですが、一度売却されるということは、損切りに近いわけで気になっています。
もう一つ悩んでいるのが、「セレクトプラン」には手数料の安いeMAXIS Slimのインデックスファンド商品が多く含まれているので、ジェイリバイブからの乗り換えがしたくなります。
特に、eMAXIS Slimの『全世界株式(除く日本)』や『米国株式(S&P500)』というインデックスファンドは低手数料ながら、米国中心のポートフォリオが組めるので非常に魅力的なわけです。
■給与のインカム増やして拠出額を増額したい!
悩みだすとキリがないですので、とりあえず、プラン変更の資料請求を行いました。
プランを変更すると決めた際には、またブログで紹介したいと思います。
その際は、おそらく、ジェイリバイブだけでなく、他の商品も含めていくと思っています。
さらに、節税を強化するために、拠出額の増額も検討しています。
今は10,000円/月ですが、最大の23,000円/月も視野にいれています。
「一般NISA」や「つみたてNISA」もやっているので、拠出額を上げることは問題ないのですが、やはりデメリットである60歳まで引き出せないことの対策は必要なので、iDeCoの拠出額を増額するということは給与等の収入インカムが上がることを前提にする必要があります。
収入面の増加が見込まれると判断した時には、躊躇なく、拠出額の変更を申請したいと思います。
それまでに、まずはプラン変更の検討です。
拠出総額が少ないうちに、「セレクトプラン」に変更しておこうかな・・・。