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データから見る!「S&P500」指標が積立投資に最も適している訳!

先日、「インデックス投資ナイト」でNISA制度について金融庁幹部からの発言があったことを書きました。

NISA制度の恒久化!? 家族全体でNISAを上手く使いこなして資産形成・資産運用を! - なんでも道しるべ

私はそのイベントには参加したことないですが、イベントの第1部では「全世界株」vs「米国株」ということで、どっちのインデックスファンドやETFに投資するのが良いのか?という議論があったようです。

非常に興味のある題目なので、私は直接聞きたかったなと思いますが、おそらくですが、結構マニアックで投資経験のない人からすると何を言っているのか分からないという感じでしょうね。(笑)それはそれで面白いのですが。

巷では、「インデックスファンドなどへ積み立て投資する方が良い」、「投信で分散投資した方がリスク分散になる」、「アクティブファンドよりもインデックスの方が高パフォーマンスなのは証明されている」、「米国株が世界の中心でしょ」、「世界分散するべきだ」、「人口増が見込める新興国株がいい」等々、いろんな意見があって当然なのですが、投資をしたことない人からすると、結局は何がいいの?となっているのではないでしょうか?

考えているうちに、やっぱり良く分からないし、株式投資はリスクがあるから手を出さない方が安全・安心だし、やっぱり、運用をしないで貯金になってしまう人が多いように感じます。

私も、いろいろ情報は得るようにしていますが、結局は何が良いのか?と思う時がありますし、当然ながら投資は自己責任ですから、最後は自分で結論を出さないと進みません。

そんなモヤモヤした感じを一層してくれるかもしれない、記事が出ていました。

なるほどねぇ~と思えるくらい、私にはスッと入ってきました。

やっぱりデータがあると、一番理解しやすいです。

今日は、インデックス投信の指数として何を選ぶのが良さそう?という結論を出すための一つの材料を紹介したいと思います。

今回は、今から投資を始めようかな?と思っている人に、本当に簡単に選択するために単純比較をします。

■過去データから積立投資が最も適しているインデックス指標は「S&P500」

本題ですが、今回参考にした記事は、「つみたてNISA、コツコツ効果が高い投信は?」(NIKKEI STYLE、2018/7/14)です。特に、データ表を参考にしました。

インデックスファンドを選ぶ際に、様々な指標がありますが、どれにするかを迷います。

この記事では、良くインデックスファンドを選ぶ時に議論されている、主なインデックス指標をまとめられていました。

  • 先進国株:MSCIコクサイ
  • 新興国株:MSCIエマージング
  • 米国株:S&P500
  • 全世界:MSCI ACWI
  • 全世界(中小型含む):FTSE Global All Cap

いろいろと私の意見を書いても仕方ないので、本日はデータを示すということで、早速データ表を示します。

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この表は、各インデックス指標の10年と20年のリターン・リスク・積み立て成績を示しています。

個別データのことは、置いておいて、我々個人投資家が一番注目した方が良いのが、「積み立て成績」というデータです。

これを見ると、S&P500が10年でも20年でも一番になっています。

これは、単純に20年積立をしたら、累計投資額(元金)が2.63倍になっていることを示しています。

ここで注意なのは、積立をして場合のデータであるということです。

この20年のどこかのタイミングで一括投資した場合は、高値掴みをするとこれよりも下がりますし、安値掴みをするとこれよりもリターンが高いです。

ただ、リスクを考えると時間分散の積立が良いと思います。

■S&P500がバフェット推奨の指標

本記事の最初に書きましたが、インデックス投資をやってみようかな?と思っても、様々な意見が飛び交っているので、「先進国株にしようかな?」「これからは新興国かな?」「これからも米国が一番可能性あるよね?」「面倒だから全世界にしようかな?」なんて、考えてしまうことがありますが、このデータを見ると、米国株のS&P500が一番良い事が分かります。

投資の世界で有名なウォーレン・バフェット氏は、遺言を残すならば、「S&P500を90%、米国債を10%にせよ」と言っているらしいです。

このS&P500を90%にするべきという意味は、このようなデータに基づくことだと思いました。

あくまで過去のデータなので、未来は分かりませんが、やはりデータは重要です。

不要なものを排除する時は、悩んだ時の一つのツールとして、このようなデータを眺めてみるもの良いかもしれませんね。

■積立投資は世の中を信じること

最初に、今回のデータはあくまで「材料」と書いたのは、データを紹介していますが、やはり過去は過去です。

未来の予測はできないので、過去のデータのみを参考にしても、予測に反した結果になる可能性は高いです。

ただ、気分的なリスクは少々抑えられると思います。

その理由は、「積立投資は世の中を信じることが一番!」だと私は思っているからです。

世界の人口が増えて、インフレになり、豊かで便利な生活を望んでいる人が多いからこそ、株価は上がっていきます。

悲観的な人が多く、デフレを容認するようになると、株価は上がってこないでしょう。

なので、人々の欲望は無限というものを信じて投資するということだと私は思っています。

■こんな記事も書いています

やっぱりS&P500が良いよねと思う。

eMAXIS Slimから米国株式(S&P500)が設定されました。

これまで信託報酬が最安値であったiFreeに対して、大幅な安値となります。

これは乗り換えるしかないでしょ!?