なんでも道しるべ

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ETFの「SPDR S&P500」から投資信託の「iFree S&P500インデックス」に移してみたが…

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昨日の記事で、米国インデックス指標への投資は、日本市場で取引可能なETFではなく、投資信託の方が良いのではないか?ということを書きました。

例として、私が投資をしていますS&P500指標に対して、ETFはカブドットコム証券のフリーETFである「SPDR S&P500」を、投資信託は「iFree S&P500インデックス」を挙げました。

S&P500への投資は「ETF」よりも「投資信託」の方が面倒ではないと考える訳 - なんでも道しるべ

「iFree S&P500インデックス」は、海外への投資となりますので、ブラインド方式と呼ばれる「注文時に取引市場の状況が変わらない状態」で注文をせざるを負えないということが注意です。

デメリットとして捉えられていますが、長期運用を目指している私にとっては、『このブラインド方式がメリットになるのではないか?』と感じていると書きました。

本日は、実際に「SPDR S&P500」から、「iFree S&P500インデックス」に変えた実例を書きたいと思います。

■ETFから投資信託に変更しようと思ったきっかけ

まずは、何故、このようにETFから投資信託に変更しようとしたのかという、きっかけに関してです。

私の場合は、SPDR S&P500は趣味程度の売買のために、100万円程取引していました。

SPDR S&P500はカブドットコム証券ではフリーETFの扱いなので、売買手数料無料で取引が可能です。

この2月初旬の大幅下落により、評価損状態になりましたので、20万円程追加資金投入していました。

それでも、円高傾向であったりして、あまり回復の余地がない状況ですね。

その中で、長期投資を目指す運用戦略としては、SPDR S&P500のETF価格を見るのが面倒になってきている自分がいました。

ちょうどそのように思っているときに、2月からの大幅下落があり、めんどくさいという気持ちが増幅してきました。

そこで、記事にも書いたように、iFree S&P500インデックスに変えようと思ったわけです。

■別の証券会社の投資信託に移す方法

iFree S&P500インデックスは、カブドットコム証券ではなく、SBI証券を使おうと思いました。

理由としては、SBI証券にNISA口座があるので、証券会社をまとめたいと思ったからです。

カブドットコム証券はフリーETFを扱っているので重宝していましたが、やはり昔から慣れているSBI証券の方が、使い勝手として私にとっては良好です。

しかし、SPDR S&P500のETFを売ってから、iFree S&P500インデックスを買うと、現金化するのに売却約定日を含めて4営業日かかるので、空白の日数があります。

その間に、大幅上昇なんてしたら、かなりショックが大きいので、どうしようかと悩みました。

出した結論が、現金で保有している50万円を利用して、先に「iFree S&P500インデックス」を買っておくという戦法です。

そうすると、「iFree S&P500インデックス」の投資信託の約定日に、「SPDR S&P500」のETFを売却することで、ほぼ同じ基準価額で移すことができると考えました。

ここでは、ETFのザラバのディスカウントや、SPDR S&P500が先物連動になっている点は無視することになります。

■実際にやってみたが、やはり思惑が入ってしまった…

まずは実行ということで、3/23(金)に「iFree S&P500インデックス」の注文を50万円分入れました。

注文日の翌営業日が約定日ですので、3/26(月)の基準価額で約定となります。

実は、上記の戦略を実行するなら、同日の3/26(月)に「SPDR S&P500」を50万円分程度売却することになります。

このとき、実は3/23(金)の米国市場が大幅安で、さらに円高がかなり進行したので、3/26(月)の基準価額はかなり下がることが想定していました。

ETFを売却しようと思っていたのですが、3/23が余りに下げたので、何となく、翌日に自律反発がありそうだなという感じが頭をよぎりました。

さらに、週末の土日の冷却期間があったことで、米中間も冷静になっているようだったので、3/26(月)の米国市場を見極めようと思いました。

結論としては、3/26(月)は大幅高だったのですが、これはかなりラッキーでした。

このまま続けると投機になってしまうと思い、翌日の3/27(火)には、「SPDR S&P500」を50万円程度分売却しました。

本当なら決めたとおりに、3/26(月)に売却することがベストだと思います。

なぜなら、今回は3/27(火)のETF価格は偶然高かったですが、万が一、逆の方向に行っていた可能性もあるわけで、その場合は含み損が増えることになります。

今回のことも踏まえて、やはりETFで売買をするというのは、様々なことを考えてしまうことから、私のように無駄なことを考えてしまう人間には、やはりETFは合ってないような気がししました。

■手間をかけて手数料を節約する

今後も、約50万円分の移動資金で、「iFree S&P500インデックス」の買付と「SPDR S&P500」の売却を再度行って、合計100万円分のS&P500投資を投資信託に移していこうと思います。

買付と売却の操作自体はそれほど手間ではないですが、現金で引き出せるのが3営業日後であることと、出金口座に振り込みをして、銀行から引き出し、SBI証券に入金するという作業は結構面倒であるのは確かですね。

できるだけ手数料がかからないように、売買をして、出金や入金でも手数料をかからないようにするには、手間が必要です。

この手間を惜しむと、無駄な手数料がとの都度かかりますので、手間をかけるしかないです。

ただ、証券口座をある程度まとめておくという方針は必要なのかなと思います。

■まとめ

「iFree S&P500インデックス」の基準価額が、米国市場が閉まってから半日~1日遅れてで反映するということは、S&P500指標と為替からの変動価額の変動をあまり気にしなくて良くなるというのが利点だと感じます。

たとえ気になったところで、約定日より1日前に注文を入れなくてはいけないので、その注文は投機に近くなるというのは、今回もよく分かりました。

難しい投資にすることで、操作しようと焦る気持ちを抑制できるという点が、海外への投資を前提にした投資信託のメリットだと思えました。

このまま長期投資を目指していきます。