最近、ネットで家計診断アドバイスを見ることが増えました。
また、資産形成や資産運用でもアドバイスを受けて、ポートフォリオを組んだ方が良いという宣伝も良く見ます。
そんなファイナンシャル系のアドバイザーにどのくらいの人が相談しているのだろうか?と、そんな疑問があります。
特に統計データなどの情報は無いのですが、自分だったらアドバイザーに相談するかな?
私はおそらくしないと思います。
本日は、家計診断について、我が家の事情もふまえながら考えを述べてみたいなと思います。
■家庭にあるある「使途不明金」
ネットで見ている家計診断ですが、ザックリした家計簿がかかれていることが多いです。
他人の家の事情なので、あまり真剣には見ませんが、アドバイスを見ると「使途不明金」の突っ込みが多いですよね。
収入と支出が出ているが、計算が合わず、かといって貯金も無いので、突っ込みが入るわけです。
なんとなく突っ込みたくなる理由は分からなくはないですが、相談者の立場側に立ってみると、おそらく本当に使途不明なのでしょうね。
いわゆる「知らないうちに無くなっている」というアレです。
けれど、分からなくはないです。
なぜなら、子どもがいる家庭なら、学校や習い事からの臨時費用というのは結構多いからです。
年度を通じて、臨時的に来るので、それを月で割れと言われても、そもそも想定していないから、記憶に残っていないというわけです。
きちんと家計簿を付けている人は、「そんな臨時支出こそ大切だ」とメモしているので分かっていると思いますが、アドバイザーに相談する人はその家計簿を付けていないので、分からない訳ですよね。
使途不明金はきっとあります。我が家でも臨時支出は常にありますから。
■使途不明金に怯えるくらいなら収入を増やそう
家計に関して、私が思っていることです。
臨時支出の使途不明金はきっとあるので、それが把握できない、想定できない、だから貯金ができないという流れだと思うのです。
そもそも臨時支出はあるものなので、それを捻出できないから、家計が火の車になり、ストレスが溜まり、アドバイザーへの相談となるわけですから、臨時支出用の普通預金はきちんと準備しておかなくてはいけません。
それが準備できずに、一生懸命に家計の節約をしているくらいなら、少しでも収入が増えるように努力した方が身のためだと私は思っています。
■我が家では普通預金口座は夫婦でオープンにしていないです
我が家の場合を少し紹介しておきましょうか。少し特殊かもしれませんが。
その臨時支出の口座は妻の口座です。妻の給与の口座です。
基本的に、日頃の生活費は妻から出してもらっていないので、何か臨時支出があったときには妻に出してもらうようにしています。
ただ、妻の口座残高は分かりません。どれだけ溜まっているのか、毎月ギリギリなのか、私にはサッパリ分かりません。
共働き家庭ほど、夫婦の口座はオープンにしないと駄目だと言われていますが、我が家の場合は基本的には普通預金口座はオープンにしていないです。
逆にオープンにしているのが、貯蓄口座や証券口座です。
普通預金の口座をオープンにしない理由は、「どうせ、普通預金口座なんて出入りが激しいから管理しても無駄」と思っているからです。
逆に、普通預金口座が少々カツカツになってでも、貯蓄口座へ毎月振替しているとか、証券口座に引き落とししているとかが重要だと思っています。
妻の普通預金口座の推移は良く知りませんが、「積立貧乏になっている」と言っているので、貯蓄用の積立金額設定が高すぎて、毎月大変みたいです。
でも、それで良いと思っています。ちょっと苦労して積立して貯蓄するくらいで十分なのですから。
私はそんな妻の普通口座から、「つみたてNISA」と「iDeCo」の積立金を毎月引き落としているくらいですからね。(笑)
私の普通預金口座も結構きついです。
給与が低いわりには、毎月支出が多いので、たまに妻に補填してもらうくらいです。
できれば、妻の補填なしで1年間生活したいのですが、なかなか難しい。
私の直近の目標は、妻からの補填なしで生活するために、収入を増やすか、支出を削るかです。
でも、妻はクレジットの家族カードで生活用品をドンドン買うので、支出を抑えるのは難しいです…。だったら、収入を上げるしかないですね。
■私がファイナンシャル系のアドバイザーに相談しない理由
ファイナンシャル系のアドバイザーに家計診断を絶対してもらいたくないと思う理由が、私の人生観までは伝わらないからです。
家計診断のアドバイスとみていると、固定費削減と教育費捻出について書かれていることが多いですが、教育費に関しては各家庭や各人で考え方が違って当然だと思っています。
私自身も、娘を私立小学校に入れていますし、家計だけをみると、私立に行かせずに公立に行かせた方が当然貯蓄は貯まるでしょう。
でも、子育てに関しては、アドバイザーの人には判断できない価値観があって当然だと思うのです。
少々、家計が厳しくても、子どもは苦労をかけたくないと思うのが親としては当然だと思います。
家計崩壊してまでは駄目だと思いますが、それなりに貯蓄をしていれば、しっかりと教育にお金をかけてあげるべきだと思うのです。
老後の心配も必要ですが、子どもの社会人への道筋も心配です。
何でもバランスが大切で、そのバランス感覚を発揮できる家計にするためには、節約ではなくて、収入アップだと私は考えています。