豪ドルの外貨預金の金利支払い案内がきました。
まあ、私の場合は、外貨預金といっても保険の商品で、加入してほしいとお願いされて入っています。
通常の外貨預金に比べると手数料も高いですし、複利の点からもデメリットが多い保険商品ではありますが、非リスク資産の位置づけで保有している感じです。
株式の投資信託で十分にリスクを取っていますので、非リスク資産も持っておいて、ちょうどバランスが取れているといった感じでしょうか。
■豪ドルの金利は2.2%
今回、金利の支払い案内が到着し、734豪ドルの支払いがあるということでした。
年利にして約2.2%程度でした。
日本で銀行に預けると0.1%程度以下ですので、それに比べると良いですが、株式投資に比べると年利期待値としては低いのが現状です。
ただ、市場リスクなどはありませんから、豪ドルとしての元本割れはありません。
しかしながら、外貨に関しては為替リスクが当然ありますから、日本円換算としては元本割れが起きます。
実際に、この外貨預金の保険商品に加入してから、円高豪ドル安になっているので、日本円換算ではマイナスになっています。
金利が高いので、為替リスクがあっても少しは相殺されていますが、日本円としてどうしても元本割れが嫌な人は、外貨預金であってもリスクがあります。
今回、金利を受け取りますが、このまま豪ドルにしておこうと思っています。
理由は単純ですが、今が円高豪ドル安だからです。
円安状態であれば、金利分を受け取って他の運用に回すことも考えますが、現時点では円高なのでそのまま置いておこうと思っています。
■株式投資等のリスク資産を80%以上まで上げたい
我が家の場合、この豪ドル外貨預金保険商品以外に、非リスク資産として、個人年金があります。
以前から本ブログでも書いていますが、今の時代は金利が低いので個人年金はあまりお勧めできない商品ですが、私が始めた15年以上前はそれなりに金利があったので、契約時に取り決めた金利は今に比べるとかなり良かったです。
その個人年金の積立を、私も妻も、毎月行っています。
受取は60歳からですが、もし積立が嫌になれば今でも解約は可能です。
すでに15年以上掛けていますので、元本割れすることは無いので、積み立てた分は戻ってきます。
まあ、今解約してしまうと、ほとんど金利が付かないので、単に普通預金や定期預金していたのと変わらないので勿体ないですが。
先ほど紹介した豪ドル保険と、夫婦の個人年金の2つで、全資産の約60%を占めています。
したがって、逆に市場リスクがある株式等のリスク資産が約40%となります。
ただ、豪ドルに関しては、為替リスクがありますから、それはリスク資産をみることもできるかと思いますが。
私の考えとしては、もう少し株式等のリスク資産を増やしていきたいと思っています。
できれば、リスク資産を80%以上までに上げて、個人年金の非リスク資産を20%以下までに下げたいと思っています。
といっても、個人年金の積立を停止したり、解約したりするわけではありません。
現状の積立金額は続けて、株式等の投資信託への積立を増やしながら継続することが大切だと思っています。
そうすることで、全資産総額が増えることになりますし、さらに、積立により徐々にリスク資産を増やすことで、リスクに対する許容度が上がってくると思うからです。
人間、何でも急に対応するのは難しいです。徐々に日々の変動などに慣れていくことでリスク許容度が上がってくると考えています。
■リスク資産・非リスク資産は前提によって変わる
今日の記事は豪ドル保険商品の金利受け取りについて書きましたが、この商品の契約は一応10年間で契約しています。
契約する前は外貨預金などには興味が無かったのですが、この保険商品に入ったことで、豪ドル円の為替を見るようになってきました。
グローバルの投資信託に投資すると、ドル円やユーロ円などにも興味が出るように、豪ドルの外貨預金商品によって、3つめの為替を注意深くみるようになったと思います。
やはり投資をすると、その対象に対して興味が出てきます。
株式関係に投資を始めると、市場変動や各種リスク、日本経済や世界経済、政治的な関係に興味が出てくるのは確かです。
豪ドルは米ドルと共に、高金利の先進国として、外貨預金で人気のある通貨ですが、為替のトレンドを追っかけるのも、なかなか面白いなと私は思っています。
日本円の貯金が大好きな日本人が多いですが、それは日本がデフレなので成り立っているのが現状です。
今後、インフレや外貨との関係性が変わってくると、日本円で貯金していることは大きなリスクを持つことにもなりかねません。
先ほど、個人年金を非リスク資産と書きましたが、これは元本割れをしないだけであって、インフレや為替の関係を含めたグローバルな見方をすると、リスク資産であるとも言えます。
何をリスクとみるか、非リスクとみるかは人それぞれですが、視野を拡げて見てみたいものですね。