昨日、会社の人と会話をしていて、非常に気になったことがありました。
子どもに対して、資産をお金という有形財産の形で残すべきか、それとも、教育投資をいう無形財産の形で残してあげるべきか、という点です。
その方は、お金という目に見える現金で資産を残してあげる方が子どもは喜ぶと考えているようでしたが、私はお金を残してあげようと持っていても下手に期待するだけで、お金を残すよりも教育投資をしてあげる方が良いという考えです。
この考え方の違いは思想の違いなので、おそらくお互いが納得できるわけはないと思っています。
おそらく、この記事を読んでいる人も、様々な意見があると思いますから、私の意見に同調してもらうのを望んでいるわけではありません。
ただ、良い機会なので、自分がなぜ教育にお金をかけているのかを一度まとめておこうと思いました。
■教育投資のリターンは7%?
教育投資の収益率は7%だとも言われています。
投資となるとリターンを考えないといけなくなるのですが、教育でリターンを考えるのはちょっと変なような気もします。
けれど、お金が関係しているので、投資とリターンは切っては切れない関係ですね。
まあ、教育を投資と考えるのは、日頃に投資をしている人からすると、馴染みがないのかもしれません。
私は投資を常に行っているので、お金をどのように使うかというのは投資という目線を常に意識しています。
教育でも同じで、お金を使う以上、投資の枠組みで考えています。
投資という観点でみると、話は簡単で、お金を貯金して子どもに財産として残すのか、お金を教育として投資して無形財産として残すのか、という点が論点となるわけです。
■英語教育は身になっている
私は教育投資の方が、意味があると思っています。
それは、リターン7%に意味があるというわけではく、無形財産の方が子どもにとって一生の武器になると考えているからです。
例えば、英語教育。
私は、自分の過去の苦い経験から、英語を好きになってもらいたい、得意になってもらいたいという意思で、乳幼児の段階から英語教育を始めました。
今は、当ブログの記事などで、英語教育の取り組みや、現時点での成果なども書いていますが、自分自身の経験をふまえると、英語教育は投資している意味が非常に大きなと感じます。
もちろん、資金もかかりましたし、時間もかけましたから、順風満帆に行ったわけではないです。
また、これから先の人生の方が長いので、この英語の能力がどのように生かさせるかは分かりません。
ある程度すると本人次第という点もありますから、親ができることは限られてきます。
それでも、これまでの英語への取り組みは、必ずアドバンテージとして有益になると考えています。
ちなみに、私自身が無駄にお金を投資したなと思える点があるので、その苦い経験は発信するようにしています。
これから英語子育てをしようと考えている人に、できるだけコストパフォーマンスが良い教育をしてほしいと願っていますから。
■通塾による成績向上
現在は、中学2年になりましたが、通塾も小学6年生からスタートしました。
明らかに違うなと思えるのは、通塾する前と、通塾するようになった後の成績の伸びです。
以前は、客観的に見て、学校内でも中の上程度の成績の位置だったと思いますが、今では上位グループに入ることが出来ています。
学校内ではトップ5内には入っていると思いますし、定期テストによっては総合トップになっている時もあります。
これは家だけの自学自習では難しかったと思います。
それは、本人や親にやる気がある、やる気が無い、というレベルの問題ではなく、与えられる教材や授業や問題集の枠組みが出来上がっているからです。
市販のものを組み合わせても出来なくは無いと思いますが、やはり、カリキュラムはしっかりしている方が良いです。
特にインプットとアプトプットの接続の部分です。
こればかりは、家で動画授業と問題集をやるだけでは結構大変だと思います。
もちろん、通っているだけでは賢くなりませんが、そこにお金をかける意味がありました。
■教育投資で子どもの無形財産に
教育資金はいくらでもかけることができるので、生活がかかっている親の立場としては非常に悩むポイントではあります。
また、日本人は貯金が大好きなので、教育を投資という概念でまとめると、教育よりも貯蓄の方が良いと考える人が多いのも納得ができます。
けれども、お金は持っているだけでは何も生み出しません。
貯金の金利があるじゃないかという意見は正しいですが、金利なんて微々たるものですし、教育のリターンに考えるとたいした金利ではありません。
もちろん、お金に換算しないで、子どもの無形財産になると考えると、それはまた別の次元で考える必要があります。
たとえ1,000万円の財産を残してあげたとして、お金は無いよりもあった方が良いので嬉しいと思いますが、所詮1,000万円なんて、サラリーマンが2年や数年で稼げる金額です。
正しくは、年収の差分で見た方が良いのかもしれませんが、それでも10年程度で埋まるのではないでしょうか。
低学歴や低学力よりも、高学歴や高学力の方が良いというのは誰もが認めるところだと思います。
そのために、資金や時間を投資するというのは、全く間違ったスキームではないということですし、投資という概念では十分にやる価値があるかなと考えています。