娘も中学2年になり、馬渕教室に通塾していますが、最近思うのが、負けず嫌いさが顕著に表れてきたなということです。
元々、負けず嫌いなところはあったのですが、勉強面では全く感じられずマイペースでした。
走りなどでは、1位になりたいと言っていたことはありました。
1位になりたいと思うことは良い事ではありますが、それが実現するかどうかは、本人の努力だけではなく、素質も必要です。
走りに関しては、運動神経としても速い分類だったので、あとは自分の努力で1位を目指せると感じていたからでしょう。
勉強面に関しては、自分よりも賢い子がいるということが明確で、手に届きそうにないというように感じているからこそ、あまり表面には出ていませんでした。
他人とどうのこうのよりも、自分のために勉強しているという感じでした。
けれども、馬渕教室に通うようになり、また最初に所属した校舎の都合で大きな校舎に移籍することになって、クラス分けや席順などを体験し、自分も上に上がっていきたい、他人を追い抜きたいという気持ちが出てきたように感じます。
このような気持ちって、どうも届きそうにないなと感じたら芽生えないと思うのです。
もう少しで届きそうと感じた時に、急にやる気が出てくるのものではないかと思います。
そのきっかけになったのが、やはりSSSクラスに上がることができて、成績が上がり、席順がどんどん後ろに下がることができたということでしょうね。
■まだまだ上の人を見てみたい
今回、先生からさらに別の校舎のSSSTクラスへ行けることを娘が聞いた時、かなり嬉しそうにしていました。
というのは、今の校舎のSSSクラスだと、自分がほぼ上位であり、1番か2番かの状態です。
抜かす相手がおらず、逆に自分に追いつき、追い越そうとする人が出てきたから、自分はもっと上に行きたい、追い付かれたくないという気持ちが芽生えたみたいです。
目標とする人が欲しいという感じみたいです。
この感覚も、全く歯が立たなければ目標にすらしないと思いますが、おそらく、SSSTクラスにいるメンバーがどんな人なのかを見てみたいのだと思います。
そして、もしかすると、追い付き、起き越せるかもしれない、もっと頑張れる余地があると本人は思っているのかなと。
現状は、5科偏差値が64~65くらいで、SSSTクラスの基準をギリギリクリアしている程度ですが、実は、とあるテストの回では、偏差値70を叩き出していました。
この時は、やらかした科目が無く、さらに、英語が難しい回だったので、他人より点数が取れて偏差値が良かったという特殊事情もあります。
娘としては、おそらく、この偏差値70の経験があるので、もしかすると自分は闘えるかもしれないと思っているのでしょう。
上を見ることは良い事です。
上がりたい気持ちがないと頑張れませんし、上がる見込みがあるから気持ちが乗ってくるものです。
■クラスの雰囲気や環境が重要な理由
最初に入塾した校舎の都合でもあったのですが、少し遠くでも大きな校舎に移籍して良かったと思います。
以前の校舎は生徒の募集が思うように行っていなかったようで、生徒が集まらずに閉鎖となりました。
有名な馬渕教室でもそんなことあるのだなと感じました。
けれども、人数が少なくて、切磋琢磨できない環境というのは、娘にとってもあまり良い環境ではないと感じました。
馬渕教室のテキストやカリキュラムは充実しているので、塾としては成績を伸ばすには良いですが、さらに上を目指すには仲間やライバルの存在が必要だということです。
前の校舎ではのんびり授業を受けていましたし、上のクラスを目指したいなんて言葉は一切聞いたことはないのですが、今の校舎になって、人数が多く、クラス変更や席順が顕著に表れるようになって、そのような気持ちが芽生えたみたいです。
■塾の先生には特に期待はされていなかった
以前、塾の先生と話す機会があった時、先生としては、娘がSSSTクラスを目指せるような感じではなかったと言っていました。
SSクラスでも真ん中の方でしたし、SSSクラスに行っても最前列や2列目に座っていたので、先生としたらそれほど期待していなかったみたいです。
けれども、公開テストがある毎に徐々に席が後ろになってきて、先生も可能性を感じたみたいです。
人間というものは、対象となる者がいるから力が発揮できるということだと思います。
それが高校受験で成績の良い生徒が集まる学校に行った方が良いというアドバイスになるわけですね。
自分が上位層にいて、1番や2番を争っているようだと、それ以上の高望みはしなくなりますし、努力もそれ以上しないでしょう。
上には上がいることを知って、その目標が手に届きそうになると、力が出せるのだと思います。
まだSSSTクラスへの移籍通知は来ていませんが、行くことになると、交通機関通塾になります。
これまでよりも早く出発しなければ間に合いません。
そこまで時間をかけてでも行く価値があるクラスなのかどうか、それが重要ですよね。
けれども、凄いライバルがいる環境はなかなか体験できません。
学校では全くそのような人はいないので、同じ市内で成績優秀者が厳選されたクラスというのは、ある意味プライスレス的な価値があるような気がします。