なんでも道しるべ

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【魚を与えるのか、釣り方を教えるのか】学歴社会を生きていく子どもへの教育姿勢について考える

子どもの学力教育の難しさは、プロセスなどの経験と結果の両方を与えなくてはいけないところにあると考えています。

一般的に、人を育てるのは、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」方が良いと言われています。

けれども、それは他人を育てる場合だけであって、子育てや子ども教育においては、違ってくるのではないかと感じています。

やはり実の子どもなので、魚の釣り方を教えるだけではどうしようもない。

他人であれば結果の是非は自分には関係ないと言えるし、結果が良いように行くか、否かは、本人の頑張りと運が左右するとも言えます。

けれども、それが実の子である場合には、それだけでは納得できません。

なぜなら、子どもの人生が関係しているからです。

結果と経験、どちらも大切だと思います。

魚の釣り方を教えるだけではなく、魚そのものを与えることも必要だということです。

■結局は結果が必要なんです

勉強において、親がするべきことは、結果を出させることと、姿勢を褒めるということ。

奇麗事をいうのであれば、結果よりも勉強している姿勢を褒めるべきだと言われますし、それが本来の姿だと感じます。

けれども、実の子の将来がかかっている勉強において、結果よりもプロセスが大事だとは言い切れません。

プロセスももちろん大切ですが、結果が付いてきてこそ言えるのです。

いくら勉強している姿勢を褒めたたえたとしても、結果が伴っていなければ、何も得ることはできません。

親がいくら褒めたからといって、それで子どもが大人になった時に納得できるわけではないですし、そんなことは覚えてもいないのです。

結局は結果です。

結果が伴ってこそ、そのプロセスの中での親の役割に意味が出てきます。

結果が無ければ、それは成功していないと判断してしまうからです。

なので、親の役割ってかなり重要だと思います。

結果を出しながら、さらにプロセスや姿勢を褒めるということ。

並大抵の教育者では成り立ちませんし、むしろ、社会において、会社内であったとしても他人にそこまでのことはしないです。

それは、息子、娘であるから、出来ることだと思います。

■一般論ではプロセスを重視される

これも一般論ではありますが、結果が出ていても、プロセスがめちゃくちゃであれば、親失格と言われてしまいます。

いくら有名な中学校に中学受験で合格したとしても、親が勉強姿勢の中で偏っていると、その親はダメ親だと烙印を押されてしまうのです。

けれども、結果としてはきちんと出ています。

有名な偏差値の高い中学校に進学していれば、その後は親が何も言わなくても、環境が勉強する雰囲気を作ってくれて、その子は東大に合格できるかもしれません。

どのような振る舞いをするのかは、親の性格や方向性によるけれども、ヒール役になっていたら、それに徹したことで、子どもの結果は良いものが得られるかもしれないのです。

でも、一般的にそれで子どもには可哀そうだとか、子育てとしては間違っているとか言われるのです。

もし、実際に子どもに精神的なダメージを受けた場合には、そのように言われる可能性が高いでしょう。

でもそれは、結果なので、誰にも予想がつかないわけです。

なので、親としては、結果もプロセスも重視されるので、非常に難しい子育てを迫られます。

■勉強姿勢を重視しながらも結果を伴わせる難しさ

我が家の場合、子どもに十分な教育をさせることが必要だと考えています。

なので、小さいころから英語をさせて、小学校の受験も経験させ、中学受験も経験させました。

けれども、これで十分だとは全く思っておらず、上には上がいるものだと痛感させられる毎日です。

一方で、私のような教育方針は、子どもにとって可哀そうだと言われることもあります。

いわゆる私の嫌いな「子どもは子どもらしく」という言い方です。

子どもらしくの定義が分からないですし、遊ばせることが子どものためになるとは到底思えないので、私はそのような言葉に耳を傾けませんが、それでも何度か、いろいろな人に言われたことがあります。

今は中学生で、さらに上の層の人達に入っていこうと努力させていますが、ここまでくると、後は本人次第の部分も多少あります。

それくらい、親が管理できる時期というのは短いものなのです。

後悔したところで時すでに遅し。

私はそのように考えていますから。

勉強姿勢を重視しながらも、一緒に結果も伴わせていくというのが、親の難しいところであり、逆に腕の見せ所でもあります。

大学受験は18歳からするわけですから、実は18年間の教育成果を試されている場でもあります。

0歳から何かしら教育ができる状態において、18年をどのように過ごしてきたかで、その子の人生が決められます。

学歴社会である以上、それが事実であり、残酷なことです。

少なからず、勉強出来る人、学歴の良い人ほど、年収の高い職業についている現実からも、親のやるべきことは決まっていると思うのですが。