昨日の米国市場は久々の稲妻発動で大盛り上がりです。
経済指標が市場にとって好都合な結果となり、ADP雇用統計は予想よりも下振れ、非製造業景況指数は予想よりも上振れしたことで、利下げ可能性が高まるだけでなく、経済は弱くないということで、ソフトランディングにも期待ができる結果となりました。
特に半導体指数が大きく上がりました。
それにより、FANG+指数、NASDAQ100指数も大きくあがり、NASDAQ100に至っては、先月のエヌビディア決算の時に上髭をつけたラインを突破して終わっています。
1日でここまで上がるとは想像していなかったので、ポジションを持っていた人はかなりテンションが高くなっているでしょう。
逆に、ポジション整理をしていた人や、下で買おうと待っていた人は、予想外に上がったことになります。
こればかりは仕方ありません。
稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければなりません。
ハイテク関連の指数はここから最高値更新を狙っていく状況になります。
ただ、気を引き締める必要があるのが、金曜日には雇用統計、来週にはFOMCがあります。
これらの重要なイベントでどんな結果がでるのか、それによっては失望売りも十分あり得ますし、さらなる最高値も十分あり得ます。
ここから焦ってポジションを取っていくのではなく、たんたんと積立投資は継続していくという姿勢が良いと考えています。
■クレカ積立は意外と影響が大きい?
ひとまず、昨日の投資信託の収益結果です。
S&P500やFANG+の基準価額が為替の円高もあって下がっていたので、少々下がるだろうなと思っていたのですが、想定以上に収益率が下がっていることに驚きました。
なぜかな?って考えていたのですが、理由はおそらく、クレカ積立ですね。
クレカ積立が月10万円までに引き上げられたことで、収益率への影響が大きいです。
買った直後って当たり前ですが、収益率0%ですから、その影響で収益率が下がるってことになったのだと思います。
クレカ積立の月10万円って結構インパクトがあるみたいで、ここまで影響を受けるのかと驚きました。
株価が下がり、円高になったので、相乗で下がっているというのもあると思いますが。
■稲妻が輝く瞬間に市場にいますか?
昨日の米国市場ですが、かなりの大幅上昇で、いわゆる稲妻が輝いたように思えます。
何より凄かったのが、NASDAQ100指数です。
エヌビディア決算の直後に大きな上髭を付けて、その日のチャートがレジスタンスラインになっていたのですが、それを上回る上昇ということで、ここ数日のチャートを一気に抜き去りました。
この上げ方には驚きました。
ADP雇用統計が下振れたことで、朝方から調子は良かったのですが、市場が開いてからも、非製造業景況指数も上振れしたことで、上げ幅をさらに上昇させました。
景況指数は先月に50を下回ったことで、米国景気は大丈夫なのか?って心配されていたのですが、昨日の発表は予想を上振れしただけでなく、50も上回っているので、景気減速の懸念も払しょくできた形になったのだと思います。
金曜日の雇用統計発表の前にこの上昇ですからね。
かなり織り込みされた形になりましたが、この上げ幅を縮小しないためには、金曜日の雇用統計は予想どおりの結果になることが一番望ましいと思います。
失業率が、予想よりも下がると当然売られますし、予想よりも上がった場合でも数値によってはリセッション疑いが出てきます。
予想と一致というのが一番市場にとっては好都合ですけどね。
投資戦略はこれまでどおり変わりません。
いまは最低積立金額でたんたんと積立を継続しています。
これを継続して、またいつか押し目が来た時には追撃入金をしていく姿勢で挑みます。
個人的には、来週くらいに賞与が入ってきます。
一瞬でもいいからアッパーマス層になりたいので、そこまでは株式市場が耐えてほしいです。