木曜日夜の投資信託の収益は2%ほど下げました。
もちろん、インデックスファンドの指数も下げていたのですが、それよりも為替介入による円高による目減りが大きいです。
昨日は大きく下げた介入が朝方にあり、それは投信の基準価額反映に影響を受けました。
その後もジリジリと下げて、昨日は終始円高ムードの一日でした。
米国債利回りも下げているので、その影響もあるでしょうが、それだけでは説明つかないような下げなので、これはおそらく断続的に介入が入っているような気がします。
答えは数日経てばニュースで分かると思うのですが、これはかなり本気で円高に向かわせようとしていますね。
ある意味、ショートの買戻しまでを売りで回収してしまうほどの力のような感じがします。
最後は機関投資家との闘いになると思うのですが、機関は円高でも円安でもどっちであっても儲かれば良いので、株と違って、ロングもショートもあまり関係ないと思っています。
日本が円高にしたいのであれば、それに乗っかると考えても仕方ないですよね。
加えて、このゴールデンウイークってちょうどいいんですよね。
最近言われている新NISAの海外指数ファンド購入によるドル買い、それが収まるんですよね。
なので、ゴールデンウイーク中は海外投資家のマインドをいかに変えるかに注力していると思います。
あとは、米国が弱い指標が出てきて、今年中に利下げ1回が確定してくると、おそらく米国債利回りが下がってきて、ドル円も円高になってくると思いますね。
とは言ってもですよ、円の本質的な弱さは変わらないと思うんです。
なので、介入によって時間稼ぎはできますが、他力の米国の政策金利下げを待つのか、自国の通貨を本質的に強くするか、どっちかをしないと、大きなトレンドは変わらないと思いますけどね。
■為替介入が止まらない
投資信託の収益ですが、下記のとおりで、前日から2%下げました。
まあ、介入による下げはどうしようもできないので、仕方ないです。
けれども、理由が分かっているので、ある意味怖さはないです。
腹立つのはありますが。
円高にしたくても限りがありますし、徐々にどうしようも無くなった時には、どうするのでしょうかね?
日銀が金利を上げるのでしょうか?
そこまでしないと円安の流れは止まらないと思いますが、日本のインフレはコストアップ型ですし、金利を上げると国債の金利も上がるので、負担が一気に増えます。
この流れを力で止めようとするのには相当無理があると思うんですよね。
財務省がどうしようとしているのか分かりませんが、このまま150円でずっと留めてくれるなら良いですけどね。
新NISAで資産形成をしようとしている自分としては、今の段階で1ドル200円とか行かれる方が、買うことに対してはマイナスなので。
やはり、最近購入を進めているレバナスが良いなと思いますね。
これは為替ヘッジが付いているので、純粋に米国指数の上下だけでシンプルです。
もちろん、逓減リスクもありますし、ヘッジコストもかかるのですが、このような介入でイライラするのなら、レバレッジ型も悪くないなと思いますね。
直近の下落で相当買っていっているので、これは為替の影響を受けないので、気分的には楽です。
■アップル好決算だから雇用統計に祈る
さて、木曜日の米国市場ですが、前日のFOMC後の急落が嘘のように上がっていきました。
これを見ると、FOMC後に急落させたのは何だったのか?って思ってしまいます。
特に目立ったニュースはなかったのですが、確かに経済指標は予想どおりが多かったですし、ちょっと経済が弱めの指標もあったので、株としては上がりやすい状況にはなっていました。
金曜日の取引前は今週最も重要な雇用統計の発表があります。
失業率3.8%が予想ですが、おそらく予想どおりになるのかな?って思ってしまいます。
あと、気になるのは雇用者数の伸びと、平均時給でしょうか。
この辺り、雇用が強くて、さらに平均時給も高い場合には、インフレ退治はかなり難しいって話になるかもしれませんので、何としても予想もしくは予想よりも少し下であってほしいです。
これは祈るしかありません。
そういえば、アップルの決算発表がありましたね。
収益は下げましたが予想よりも下げが小さく、ガイダンスも良かったみたいです。
一番のサプライズは自社株買いで、これが過去最大級ということで、これを好感して一時期は7%以上アフターで上げていました。
最後はプラス6%で閉じていましたが、これはプレになったらどうなるか?って話です。
雇用統計とのセットになってしまいますが、雇用統計が順風に過ぎ去れば、アップル高騰で、これは地合的にはかなり良いと思いますよ。
それこそ、フォロースルーが見られるかもしれませんし、リスクオンになりそうな気もします。
もう、今年の利下げが0回もしくは1回というのが織り込み終えていますし、ここからは良いニュースに反応していく相場になると思っています。
日本市場が開いていないのが残念なのですが、最後の仕込み場になるかもしれませんね。