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弱小個人投資家がお勧めする「アセットアロケーション(資産配分)」を見つけるための3つのやり方

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経済評論家の山崎氏の記事が目に留まりました。

内容としては、アセットアロケーション(資産配分)は、投資顧問、ラップ、FP、ロボアドバイザー、バランス・ファンドなどを利用せずに、自分でやった方が簡単で確実ではないのか?という意見です。

アセットアロケーションの決め方の手順は、おおまかには以下と提言されています。

  1. リスク資産と無リスク資産の配分の決定
  2. リスク資産の組み合わせを決定
  3. 無リスク商品の選択
  4. 運用を見守りつつ必要があれば運用を調整する

特に、1.が重要だと言っており、それは私も同意します。

ただ、これらの4つは簡単だとおっしゃいますが、何も手がけたことない人にとっては敷居が高いのも事実なのではと思います。

本日は、その配分の決定の仕方に対して、弱小個人投資家の私が考える方法を書きたいと思います。

■1.まずは投資を始めてみること

私自身はアセットアロケーションの決定にアドバイザーの助言を利用していないので、おおむね自分でやる方だと思っています。

ただ、一番重要だとされる「1.リスク資産と無リスク資産の配分の決定」ですが、私自身も、今の配分が一番良い状態なのかどうかは不明です。

私が運用を続けていて思うことは、『やってみなくては分からない』ということです。

私も今は、「リスク資産の比率が一番重要だから、自分がどれだけリスクを取れるかは自分で考えなくてはいけない」と話すことはできますが、投資を全くやったことない人はそれすら???なのだと思います。

考えるっていっても何を?となるわけです。

「リスク資産は元本割れすることだから、もし明日にリーマンショック級の暴落が来たら、リスク資産の4割以上が無くなることが許容できるかどうか」

そんなことを投資未経験者に言ったら、「え?そんなに元本割れする可能性があるの?だったら無理。」となるわけです。

でも、約半分の還元率しかない宝くじは買うわけですから、人間というのは面白い生き物です。

まずはやってみるという観点からは、アドバイザーなどの口座に開設することは悪いことではないと思います。

逆に、必要なことはいつでもすぐに逃げられる体制を作っておくことではないでしょうか。

例えば、ネット開設のロボアドバイザーなどだと、解約すれば、後から追いかけてくることはありません。広告メールくらいのものです。

証券や銀行窓口での相談みたいなことをするので、逃げにくくなる状態を作っているのだと思います。

■2.できるだけ間隔の狭い積立投資をすること

リスク資産の配分を決めることで、もう一つ重要だと思うのは、「できるだけ間隔の狭い積立投資をすること」です。

最近は積立投資ができる環境が整っていますので、まとまった金額を一括投資しないことです。

一括投資すると、投資した日で基準単価が決まってしまいますので、毎日、一喜一憂しなくてはなりません。

積立投資をすると、積立した時々に平均単価が再計算されます。

そうすると、たとえ積立時に値下がりしていたとしても、一定金額積立していると、平均単価が下がるという仕組みになります。

まあ、この積立投資の仕組みは「ドルコスト平均法」なので、投資をする上では基本中の基本かもしれませんが、私は考えるには、それプラスして間隔の狭い積立をすることだと思っています。

毎月積立や曜日指定の積立など、最近は様々な種類の積立投資ができるようになっていますが、やはり一番のおすすめは「毎日積立」です。

投資をし始めると、毎日の証券市場や政治情勢などが気になってきます。

それにより、株価や為替などが変動するわけですが、それで毎日、一喜一憂していたら身体がもちません。

そこで、毎日積立をすると、株価が下がっても、「ヨシ、これで安く買えるぞ」と少しは思えて気分が穏やかになります。

子供だまし程度のものかもしれませんが、こういった日々の積み重ねが重要で、これにより、日々の変動に慣れてきて、リスク許容度が上がってくるのだと感じます。

私が実際にそうで、投資をし始めた最初の頃は、株価変動が気になっていましたが、積立と投信による分散により、日々の変動はあまり気にならなくなっています。

気にしたところで、どうしようもありませんからね。

■3.無リスク資産から振り替えずに、リスク資産を徐々に積み立てること

リスク資産と無リスク資産の比率に関してですが、無理して、無リスク資産を削ったり・解約したりして、リスク資産に振り分ける必要はないのではと思っています。

これも徐々にリスク資産の日々の変動に慣れるために、最初は99:1になるかもしれませんが、リスク資産を徐々に積み立てていくことが重要だと思うのです。

最初の頃はリスク資産の比率が小さいですから、日々の株価変動でも、資産変動はかなり小さいです。

それから、徐々にリスク資産が増えていくことで、毎日の変動も徐々に大きくなっていきます。

老後に始めた投資が失敗しやすいのと同じように、無リスク資産を引き出して、リスク資産に割り当てるのは、あまりにも急に変化させすぎだと思います。

■まとめ

本日は、アセットアロケーションの決め方における、リスク資産と無リスク資産の配分の決定について書きました。

  1. まずは投資を始めてみること
  2. できるだけ間隔の狭い積立投資をすること
  3. 無リスク資産から振り替えずに、リスク資産を徐々に積み立てること

様々な意見があると思いますが、参考にしていただければと思います。

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これも山崎氏の記事から考えたみたことです。

山崎氏の記事は、「投資している自分を見つめ直す」良いきっかけになりますね。