なんでも道しるべ

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【基礎処理力を高めよう】基礎学力と同じくらいに、高速処理力はテスト前に大きな武器となる!

地頭と呼ばれるものは基礎学力かもしれませんが、私は基礎学力と同等レベルで必須だと考えているのが基礎処理力です。

基礎処理力というのは、日々に力をいれなくても、どんどん処理できる力だと考えています。

良くある話では、期日に焦ったり、集中力が高まったりしている時は、処理スピードが速くなることはあると思いますが、それは臨時的なことであって、大切なことは日々の基礎的な処理スピードだと思っています。

日常でどんどん処理ができる人は、切羽詰まった時とか、やらなければならない時に、さらに処理する能力が高まることがありますから、できることも増えてきます。

逆に、日々の能力が低い人は、期限ギリギリまで貯めてしまうということが多いです。

そこで、処理が早くできる人はそれでも能力の高い人ですが、日々の処理も遅く挽回も出来ないという人は結局他人に大きな迷惑をかけることがあります。

社会人になり、そのような人は使いものにならない人ということで重要な仕事が来ませんし、常時でも仕事量が減ります。

結局は、それが昇進・昇格に影響してくるわけですから、そのような処理能力は子どもの時から身に付けておくべきなのです。

学生にとっては、日々の処理が早いか否かは、勉強の学力にも影響していくのを忘れてはいけません。

■学力と処理能力

中高生になると、年間に何度もテストを受ける機会があります。

テスト前になるとテスト勉強を必ずやると思いますが、この勉強には日頃の学力と処理能力によって左右されます。

一般的にはこれらのうち学力の方にばかり目を向けがちですが、本当は学力と一緒くらいに処理能力が大切です。

学力は基礎学力や応用力などといった表現がされますし、学習においても参考書や過去問などをやれば、その辺りの能力値を測ることは容易です。

そして、テストに向けて自分の弱点を克服していくのが勉強というものになります。

でも勉強というのは、これだけでは自学自習能力は測れません。

学力と同じくらいにしっかりと見つめなくてはいけないのが、処理能力です。

■処理能力が高い人はテスト前の勉強量が桁違い

処理能力というのは、問題をやるスピード、参考書を数ページするスピード、勉強に集中できる時間などです。

この処理能力には、例えば数学の場合は計算力や計算スピードと考える人もいると思いますが、いくら計算力が高い人でも、1日に1時間しか勉強机に座れない人や、集中して問題が解けない人であれば、いくら能力が高くても宝の持ち腐れです。

自分の決めた勉強内容を処理していく処理能力はテスト前の短期間だけで測るのではなく、常に日頃にどのような勉強スタイルであるかが重要です。

例えば、課題が学校から出た場合に、2~3時間程度の1日でパッと終わらせる人もいれば、3日かけても全く完成が遠い人もいます。

一生懸命にやっても遅い人もいれば、やる気がないからダラダラと時間をかけている人もいるわけです。

日頃の処理能力が高いと何が良いのかというと、テスト前にさらに集中した時や、無理をしようと思った時に、かなりの勉強量を確保できるということです。

人間誰しも、ここは何とか乗り切りたいと思うポイントがあります。

そんな時に尋常ではない集中力と勉強量を確保できる人は、日頃においても処理能力が高い人です。

■家の中での出来事は自分で解決しなければならない

人によって勉強に対する処理能力の解釈は違います。

自分では一生懸命に勉強しているつもりだと、自分は勉強していると自負があります。

けれども、それを他人が客観的に見た場合に、案外大した勉強していないというのは普通にあり得るのです。

これは個人の間で、ものさしが違うので、価値観の違いですから、これを埋めるのは難しいです。

では、どうしたらよいのか?

ハッキリ言えることは、小さい頃から、やるべきことをサッサと終わらせる癖をつけるとか、1日に勉強机に座る時間をどんどん長くしていくとか、期限よりも早く済ませるようにするなど、やるべきことは様々です。

これに関しても長い期間で身に付くものなので、受験前に簡単にできるものではありません。

それを考えておかないと、受験前になって急に焦るわりには、成績が伸びないという悲しい結果になるのです。

勉強は長期戦です。

数ヵ月や数年で学力が上がるわけではないです。

塾に通っていたとしても、自学自習が出来ていな人は成績が伸びないです。

これらの場合、基礎学力に課題がある人はいますが、同じくらいに基礎処理力に課題がある人も多いと思います。

塾は、家での勉強までは把握してくれません。

結果でしか見れないので。

家でどう過ごすか、日々をどのように過ごすか、宿題や課題をどのようなスタンスで挑んでいるか。

これらを正しく見つめれるのは自分自身であり、それを近くで見ている親なのです。