大学受験生って、数学の青チャートができないという人が多いみたいです。
できないと結論づけるには、様々なパターンがありますが、分厚すぎて無理、やってみたけど進まない、そもそも解けない、理由は各人で違うと思います。
数学のチャート式って4種類の色があって、それぞれ難易度が異なりますが、青チャートが一番万能というか、難関大学を受験するなら青チャートという流れになっていると思います。
娘の場合、学校では違う問題集を買わされているのですが、青チャートを好んで使っています。
理由は簡単で、解説動画が付いているからです。
練習問題に動画が付いているのですが、分からなければ聞けるという安心感が良いみたいですね。
これがあって、複数ある網羅系の問題集から青チャートを選んでいるところがあります。
今回、青チャートがなぜ進まないのか、これって、様々なハードルがあることが分かってきましたので、記事にしてみたいと思います。
■青チャートが分厚過ぎる問題
まず、「分厚過ぎて手が出せない」問題です。
問題集を選択するとき、何を基準に選んでいるのか?って話なんですが、おそらく、優秀な友達が使っているとか、先生からお勧めされたとか、そんな理由が大半でしょう。
問題集を探している時って、勉強したいという意欲がわいていますから、ハイテンションで選んでいると思います。
青チャートってちょっとした辞書レベル程度に厚いので、自分にもできるかな?と思いながらも、自分ならやれる!と買う人もいるかもしれません。
今はアマゾンで買う時代なので、届いて驚きの分厚さというのもありますが、書店で見た時は、こんなに分厚いのか・・・って買うのをためらうことだってあるかもしれません。
だから、青チャートのハードルって、購入のハードルと始めるハードルがあるんですよね。
気合いを入れて買えたとしても、なかなかスタートできない。
それが青チャートだと思います。
■青チャートが進まない問題
続いては、「演習が進まない」問題です。
青チャートをやっていけば分かるのですが、やってもやっても進まないです。
問題数が多いという理由もありますが、そもそも、青チャートって4種類のなかで上から2番目なので、意外と難しいんですよね。
だから、例題と練習の1ページを解くだけで30分かかるってことが普通です。
数学ⅠAくらいだと30分かからないかもしれませんが、数学ⅡBになると30分くらいかかることもありますし、数学Ⅲになると30分を超えてしまうってことがあるみたいです。
どのくらい解説を読んで理解しようとするかの姿勢による部分はあると思いますが、そのくらいの時間を使っても普通なんですが、それにより、1問にかける時間×問題数が多すぎるってことで途中挫折っていう人が多いんですよね。
青チャートって難関大学の登竜門的な感じでもあるので、ここをやり切れるかどうかで運命がきまるような気がします。
このように青チャートって、何かとハードルがあるので、今は基礎問題精講という便利な青チャートの半分以下の厚さの問題集が出ています。
青チャートを途中で挫折するくらいなら、最初からこっちをやっておけと言われるくらいなので、自分は厳しいなと思うなら基礎問題精講の方が良いかもしれませんね。
けれども、旧帝を受験しようと思っている人なら、やっぱり結局は少し難しい問題集もやらないとダメなんで、最初から青チャートを攻略した方が良いと思いますけどね。
我が娘は、青チャートを進めていくという第一のハードルは何とかクリアできているようですが、やはり1ページ30分かかるというところで、時間がかかる問題に直面しているような感じです。
けれども、それが普通だと言ってあげたら、少し安心したみたいなので、何も情報がないと怖いだけですから、知っておくというのは自分を助ける意味でも重要だと思います。
そのようなこともあり、今回は青チャートを題材に書いてみました。