投資に役立つ本の紹介です。
今回は大人が読んでも十分参考になる本ですが、お金の感覚が付いた子どもが読んでも非常に良い本です。
私も娘には中学になった時くらいに読んでもらおうと思っています。
そのくらい良い本でした。
■本の紹介
どなたかのブログを見ている時に、最初に読む本として良いものだと紹介されていました。
タイトルは「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」という題です。
価格は1,400円+税なので、それほど高いものではありませんが、実は私は古本屋でこの本を見つけました。
凄く良い本だと聞いていたので、古本屋に並んでいることに興奮してしまい、即決で買いました。
2001年に発刊されています。17年も前にこんな本があったことに驚きです。
もっと早く知りたかった本ですね。
帯には、「むずかしい経済用語、数式いっさいなし。お金持ちになる方法が自然に身に付く本!」と書かれていました
確かに読んでみると、いっさい難しい言葉は無かったです。
■何事もダメになることを考えずにポジティブに考える癖
私が印象に残っていることは、①何事もポジティブに考えること、②収入は「使うお金」「貯めるお金」「運用するお金」の3つに分けること、③運用は投資信託とすること、です。
最初からできないことを考えると、やる前に言い訳することばかりを考えてしまいます。
私自身も難しいことを挑戦しようとする意気込みはあるのですが、やはり躊躇してしまう自分がいることも確かです。
ただ、後先考えずに行動できる年齢と家族構成は通過してしまったと思っています。
やはり一番は、家族が迷わなくて済むような行動ができるかです。
これまでは自分の感覚や勘などで決定していた事項も、まずは一旦立ち止まって、家族に不都合な決定にならないのか?ということを考えなくてはいけないと思っています。
自分だけの人生ではないので、家族第一、子ども第一で物事を決定していきたいです。
思い返せば、大学時代や大学卒業から数年の頃は、私も自由に生きていたような気がします。
本を読んでみると、若干10代の子どもが、自分が好きなことに打ち込める内容が題材になっています。
子どもの頃はもっと挑戦がいっぱいできます。もし失敗しても何も失うものはないです。
なので、失敗を恐れずに何でも挑戦してほしいと思いました。
■「運用するお金」を取り入れる
金融教育に関しては、やはり私が常々感じている、「運用するお金」の存在です。
私は子どもの頃から、お年玉をもらったら、「使うお金」「貯めるお金」しか教えてもらっていないです。
さらに、「使うお金」よりも「貯める」ことに集中した教育だったと思います。
この本にも書いていましたが、「使うお金」であっても、その用途や使い道として、「本当に自分が現時点で必要としているのか?」ということに注目すべきなのだと思います。
無駄使いであったのか?は現時点では判断できず、一定時間経過後にしか判断できません。
「今のこれよりももっと欲しいものがあるのでは?」という観点は非常に重要だと感じます。
それにより、直近で手に入れることができそうなものは「貯めるお金」、期間を要して複利運用してからでないと手に入りそうにないものは「運用するお金」に分けることが大切なのだと思いました。
大人になって、資産形成や資産運用を考えるようになると、このようなことを理解・納得できるのですが、子どもの事からこれは親が教育することなのだなと思います。
■運用は「投資信託」が基本
運用はやはり「投資信託」なのですね。
先を知らずに読んでいたので、投資信託という言葉が出てきたのには驚きましたが、投資信託が基本であるというのは、海外では当たり前のことなのかな?と感じました。
本の中で、株式投資から、投資信託への導きはかなり強引な印象を受け、投資信託が良い理由は分散投資であるという理由がメインとなっていました。
この本では運用のツールを学ぶには少し希釈な気がしました。
ただ、運用という概念が無い人にとっては、運用が必要であることと、運用には投資信託が良いというフレーズが残ることは良い事なのかもしれませんね。
■家族に紹介できる本
早速、読み終わって、妻に貸してあげましたが、まだ読んでいないようです。
まあ、妻は資産運用自体を私に任せているので仕方ないのかもしれませんが、興味が出たら読み始めるかな?と待っています。
漢字にふりがなが振っていないので、娘には少し早く、まだ娘には紹介していませんが、小学6年生~中学生位には読んでほしいと思っています。
このような教育は、親から説教のように教えてもらうよりも、第三者や本などから聞いた方が、スムーズに心の中に入ってくるのではないかと思うのです。
これを読んだ後には、私がやっている株式投資の意味が少しでも理解してくれたら嬉しいです。