個人的な意見としては、部活動は無駄な活動だと思っています。
コロナ禍で特に顕著になったと思いますが、学びは必要不可欠なので何とかして継続しようと対策を立てましたが、部活動は大会の中止などが相次いで、対策はしようとせずにそのまま放置という状況であったことが、世間の感覚を表しているように感じました。
したがって、極端な言い方をしますと、部活動いわゆる運動というものは、世間的にはそれほど重要視されていないということです。
スポーツの大会でさえ、対策が十分されずに中止が相次ぎ、興行でお金が絡むものは何とか開催しよう必死な状況ですが、学校の部活動の大会なんて完全に無視でしょう。
少々、可哀そうだから適な感情論で大会をやってあげようみたいになっていますが、何もしたくないというのが本音のところだと思います。
ところで、私が部活動を嫌がっている大きな理由は勉強時間が減るからです。
そして、部活動を悩んでいる理由が友達との関係性です。
これらの疑問が解消されば、何も問題ないです。
■部活動の時間は年々下がっている傾向
部活動の活動時間に関しては、政府からガイドラインが出たことで、年々下がっている傾向にあるようです。
1日当たり換算の平均活動時間が、中学生の場合、数年前は100~120分だったのに対し、19年度は100分を下回りました。
コロナの影響で20年度は80分位まで下がっています。
ガイドライン万歳といったところですが、結局のところ、惰性で活動をしているだけであって、本当に必要な活動時間ってそんなものだったということでしょう。
ある程度は下がり傾向にありますが、結局は、自主練習の人が一定数いると思いますから、下げ止まりすると思いますし、無駄に熱血的な指導者がいるとそれが要因で下がってこないと思います。
私が部活動で一番厄介だと思っているのが、一定数は必ずいる部活動大好きメンバーです。
それが家族ぐるみで好きな場合、余計に厄介です。
部活動なんて身体を動かす延長程度と考えている人からすると、下手に力が入っているやる気満々の生徒とその保護者、そして、部活動の顧問がややこしい。
それが、私が一番いやな理由です。
なぜなら、一度、部活動に参加すると辞めにくいからです。
辞めるのにも相当なパワーが要りますから、結局、面倒になって嫌々続けることになります。
そうなるなら、最初からやらない方が身のためです。
■学習時間は一定で推移
さて、学習時間の推移のデータも確認しました。
学習時間は、ガイドラインが出ても上がることなく、一定なようです。
そして、コロナ禍であっても一定で、中学生ではおおよそ100分位で推移しているようです。
このデータから、部活動の時間が減っても学習時間は増えず、遊びや趣味、スマホの時間が増えているという考察が成り立つわけです。
まあ、私からすると、そんなことはどうでも良くて、どうせ一定数のアンケートであり、所詮大多数は勉強しない層なので、平均時間なんてあてになりません。
学習時間は自分で決める時間なので、周りがどうこう、他人がどうこうではなく、自分でコントロールするものなのですから。
ところで、このデータでは一番引っかかったのが、この学習時間を算出するための根拠です。
■学習時間がたったの100分の理由
学習時間の算出根拠は、宿題+宿題以外の学習時間+塾の時間(1日平均化)ということです。
え?それが100分しかないの?というのが正直な感想です。
そもそも、塾の時間なんて、中学生になると2時間半(150分)くらいはありますし、週に2日や3日という感じでしょう。
ですから、1週間で300分や450分が塾の時間です。(ここでは450分で考えます)
さらに、学校の宿題や塾の宿題をやる時間がありますから、学校の宿題は毎日30分位でしょうか、そして、塾の宿題は塾の無い日に60分くらいでしょうか。
したがって、学校の宿題が30分×5日間の150分、塾の宿題が60分×3日の180分となります。
先ほどの450分に150分と180分を足して、780分という感じです。
1日平均100分というのが成り立ちました。
塾が2日間しかない人は、塾の勉強時間と宿題が減るので、700分を切り、1日平均も100分を下回ります。
したがって、全体を平均すれば、100分ということになります。
ということは、世の中学生は、塾に通って、学校と塾の宿題しかやっていないことになります。
■自学自習が勉強であることを自覚する
私の計算から、学習時間が100分の理由が、塾への通学と、学校と塾の宿題の時間だということが分かりました。
ですから、部活動が減ったところで、コロナ禍で活動ができなかったところで、学習時間が増えないということです。
勉強というのは、自学自習をどれだけやるかで決まってきます。
中高生というのは、勉強の自覚のある人とない人で確実に区分されると思われます。
そして、どちらの層に区分されるのかは、親のサポートによるところも多いのではないでしょうか。
学校と塾だけの学習時間で、優秀になろうなって甘すぎると思いますが。