米国市場はCPIの発表を受けて、大荒れの相場になりました。
大荒れと言っても、ハイテク銘柄やビックテック銘柄を持っている人達だけですけどね。
S&P500は確かに下げていますが、それは大型銘柄が下がったから寄与率の問題なだけで、S&P500のヒートマップを見ると、小型株は軒並みオールグリーンですから、相場は崩れていません。
単に資金がビックテック株から小型株に移動しただけだと思っています。
今日の夜はPPIの指標発表があります。
PPIはCPIに比べて、生産物価指数なので先行指標と言われていますから、ここで予想以上に下がってくると、さらに利下げ観測が強まるような気がします。
予想どおりだった時はあまり動かないと思いますが、予想より悪化した場合には巻き戻しになるかもしれません。
まだ決算発表が本格的になっていない状況なので、いまは経済指標で一喜一憂してしまう相場になっているのかと思います。
ビックテックを中心にポートフォリオを組んでいる人達は、私も含めて、ちょっとソワソワする日々になりますが、ここは狼狽しないで、しっかりとバイアンドホールドを保っていきましょう。
■節目の50%目前だったのに
昨日の投資信託の更新ですが、CPI発表とほぼ同時刻に投資信託も更新されました。
収益率が49.9%ということで、あと0.1%。
明日にでも50%の節目を突破か!って思った矢先に、CPIの発表を受けて、ドル円が大幅下落。
そして、米国市場が開くと、ビックテック中心に売られました。
私のポートフォリオは、コアにVTやS&P500やVTIがありますが、コアといっても半分以下です。
半分以上はNASDAQ100やFANG+、レバナスやレバファンなどが占めていますから、今回の資金移動による売りはかなり強烈に影響を受けています。
まだ投資信託の更新はありませんが、3%~5%の下落は覚悟しなければならないので、ちょっと憂鬱ではります。
上昇していたら、急激な上昇で穏やかではありませんし、下落したら下落したで憂鬱になるのですから、投資って結局はメンタルなんだなと思います。
またいつか、節目の50%トライが出来る日がくると思いますから、ここで売ってしまうと、それらのチャレンジも終了となります。
ここからが握力勝負の見せ所になりますね。
■1週間前に戻っただけでしょ?
米国市場は大荒れでしたが、意外と冷静に見守ることができました。
FANG+インデックスは3%以上の下落ですし、ドル円の急落も加味すると、5%以上のマイナスになりそうです。
レバナスはドル円の影響がありませんが、それでもNASDAQ100の2倍で動きますから、4%以上のマイナスになります。
S&P500は1%以内の下落でしたが、ドル円の影響の方が大きく受けていますから、これも大きな下落となります。
結局、今日は大きな下落になるんですよね。
とは言っても、S&P500は1日前に戻っただけ、レバナスやFANG+は1週間前くらいに戻っただけ、ドル円は2~3週間前に戻っただけです。
なので、直近の大幅上昇の含み益を吐き出しただけで、冷静に見ると、それほど大きなダメージにはなってないんですよね。
もちろん3~5%の下落なので、大きな金額が飛んでいくのは事実です。
それでも、ここで逃げようとか、利確しようとか、そんな気持ちには全くならないです。
逆に、買うチャンスが貰えたかもしれないと思っており、新NISAの積立金額は上げました。
これこそ含み益バリアの力なのかなと思います。
というより、最近の上昇具合は変だっただけなんですよね。
だから、思いのほか利益が乗っている人が多いので、それが吐き出されただけになっていると思います。
ここから先も予想がつきませんから、ホールドし続けることしかないんですけどね。