なんでも道しるべ

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【業界の変貌?闇?】塾や予備校の講師やスタッフは生き残れるか?を考える

予備校講師や塾講師はレッドオーシャンなのか?それともブルーオーシャンなのか?

経済は人口爆発によって成長すると言われており、私もそう思っています。

先進国となっている国々は人口爆発があった国か、人口が増えている国です。

人が増えるとその分だけ、モノやサービスが必要となります。

そして、新しい知識や技術が開発され、経済活動が回るので、より豊かになります。

日本は人口が減ると分かっているのに、明確な手立てが打たれていません。

いまだに生ぬるい少子化対策をしているくらいです。

私自身、娘が勉強中心の生活になっていくようになり、塾や予備校の情報収集を始めました。

逆に言うと、その状況に置かれない限り、塾や予備校に関心を持つ人が少ないということです。

少子化で子ども一人に対して使えるお金が増えていると言われる反面、少子化で対象者が減っている現実、さらに人口減少による景気の伸び悩みや悪化が言われるなかで、先生を職としている人は生き残っていかなければならないわけです。

■塾や予備校が必要な人は増えている?減っている?

大学全入時代突入かと言われるくらい、大学に進学する人が増えています。

私が子どもの頃は高卒で就職する人の方が多かったと思いますが、今はかなりの少数派です。

Fラン大学と称されるように、特に勉強意欲のない人でも、とりあえずは大学に行かなければならないということで、一昔前の高校進学のように、無駄に大学進学しているようにも思えます。

大学全入時代は、塾や予備校の先生にとっては追い風かと思いますが、少子化に備えて、大学も対応を考えているうえに、大学の偏差値も下げたくないので、指定校推薦やAO入試が活発となっています。

推薦入試が増えるということは、塾や予備校にいかなくても、学校の成績だけで進学できますから、それで問題ないわけです。

ただ、難関大学ともなると、推薦入試枠が少ないうえに、基本的には学力試験の一般入試で受験するわけですから、塾や予備校の出番というわけですね。

塾や予備校は生き残りも大きな課題ですので、対象となる学生の数に応じたサービスと戦略が必要となってきます。

どちらにしても、爆発的な拡大需要が見込めないと思いますから、塾や予備校はかなり苦戦が強いられていると想像できます。

■塾や予備校のスタイルも変わってきた

ただ、昔のような、教室に通って集団授業を受けることが基本というような塾はかなり減ってきました。

数年前から、個々のレベルに応じた個別指導型やマンツーマン指導の教室がかなり増えてきました。

近年では、スマホなどの端末のアプリを利用した集団授業のストリーミング形式や、自学自習の支援型など、これまでの塾のスタイルを大きく変えるサービスを展開しているように思えます。

もっというと、ここ2~3年では、YouTubeを用いた無料の授業も増えています。

無料というと何故なのか?と思えるかもしれませんが、広告収入がありますから、再生回数によって給与が発生するという仕組みです。

■レッドオーシャンから逃れるには

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塾講師や予備校講師は、これまでのスタイルのままであれば、おそらくレッドオーシャンになるのは間違いないでしょう。

その環境下で、自分のスタイルを変えていける人は、アプリ型やYouTube型の塾にシフトしていっているように思えます。

そのようなスタイルを自分で確立できる人や柔軟に対応できる人は、どの業界でも同じかもしれませんが、うまく稼いでいける人で待ちがいないと思います。

■業界のスタッフ関係者も変わらなければならない

また、これらの業界を先生目線だけでなく、スタッフや事務系の人間目線で考えると、違った見方もできます。

塾や予備校は先生だけで成り立っていません。

それらを支援したり、仕組みを構築したりするスタッフも関わっています。

ただ、映像授業などのストリーミング形式やYouTube発信の授業となると、これらのスタッフの業務も大きく変わってきます。

今までは教室に通ってくる生徒を支援したり、保護者や生徒に対して授業取得の営業をしたりすれば良かったのですが、ネット環境での発信になると、これらの業務は無くなってきます。

逆に、映像授業を編集やアップロードをしたり、メールやコメントの対応をしたりと、全く違った業務が必要になりますし、当然ながらスキルも変わってきます。

私がそこそこ好きなYouTubeであるモリテツ先生は、おそらく、これらの業界の逆風にさらされたのだと想像できます。

ネット映像発信で情報を一斉に流すということは、これまで小出し&限定にしてきたスキルを一気に日本中に拡散するということです。

これは営業ネタを一気に放出することになるので、これで飯を食ってきた人はたまったものではないでしょう。

しかしながら、これが革新的なことであり、情報のスピード化であることは間違いありません。

できないのにやらないというのは技術革新を止めていることになり、他の参入を許すことになり負けます。

誰よりも早く順応し、対応することができる人が生き残れる時代になりつつあると感じます。