CFDを使った取引を継続していますが、最近、CFDの追証について分かったことがありました。
これまで、デイトレに使用していた為、日をまたがることがなかったので、追証とは縁がなかったのですが、スイングトレードをやろうかと考えた時、きちんと追証も理解しておかないといけないと思い、調べました。
なかなか追証は理解が難しいのですが、ちょっと自分自身が勘違いしているところもあったので、それを是正する意味も込めて、CFDの追証についてと、CFDをどのように使う方が良いのかについて、書きたいと思います。
■CFDがスプレッドが狭い証券会社を選択するべき
私がCFDの取引に使用しているのはGMOクリック証券です。
なぜGMOを使っているかという点ですが、他の証券会社に比べると、スプレッドが狭いからです。
スプレッドは手数料ですし、スプレッドが広いと、買いや売りを入れてポジションを持った瞬間に大きなマイナスからスタートすることになります。
大きめの資金でデイトレをする場合、そのマイナスからのスタートは非常にリスクが高く、精神衛生上も良くないので、できればスプレッドが狭い証券会社を選んだ方が良いです。
他の証券会社と見比べたことはないですが、ネット記事などの情報で国内証券会社だとGMOクリック証券はスプレッドが狭いということから、GMOを利用させてもらっています。
■CFDの二大特徴
CFDの二大特徴は、①レバレッジが利かせれる、②売りからも入れる、この2点であると思います。
特に2番目の売りから入れるという特徴は絶大で、現物取引の場合は買うことしかできないので、唯一出来る手段としてはドルコスト平均法くらいです。
それが、売りから入れるということは、下落トレンドの際にはポジションを売りにすれば、リスクヘッジどころか、利益も得られる可能性があるということです。
もう一つレバレッジについてもCFDは有用で、少ない資金で大きな利益を得るには、やはりレバレッジ商品を買うしかないです。
私は、ダウ30種平均やナスダック100、S&500などの指数商品を売買することが多いのですが、これらは10倍レバレッジでの取引が可能となります。
最近では、原油も取引することもありますが、原油などのコモディティの場合は、20倍レバレッジが可能なので、利益が一気に膨れ上がりますが、その分、損失が出た場合も一気に損失が増えます。
今回、日をまたぐ場合に、追証とレバレッジの損失面で少し考えることがありました。
■レバレッジの損失と追証
追証とは、追加証拠金のことです。
GMOクリック証券の場合は、毎営業日取引時間終了時点の時価評価総額が、必要証拠金額を下回っていた場合に追証が発生します。
必要証拠金額が下回るというのは、証拠金維持率が100%を下回った場合とされています。
証拠金維持率が100%を下回るというのは、損失が出た場合に、CFD口座に現金が無い状態だと100%を下回るという事態が発生します。
したがって、損失を補填する現金を常にCFD口座に入れておかなければならないということです。
ここでレバレッジのデメリット部分が顔を出すわけです。
利益が出ている時は、レバレッジが効いた利益が乗っかるので嬉しいのですが、損失が出る場合もレバレッジが効いた損失が発生するので、反対方向に行けば行くほど、損失は膨れ上がります。
それを毎営業日の終了時点で100%を下回っていたら追証になるので、現金である程度は損失をカバーできるようにしておかなければなりません。
これがCFDの一番のデメリットであり、常に気を付けておかなければならない点です。
追証ができなければ強制売却になって、損が確定してしまうので、損切りしたくない場合は、追証で損失補填をしないといけないということになります。
■趣味と実益を兼ねたCFD取引
追証さえ上手く回避できれば、元金は準備しなくて良いので、レバレッジを上手く利用することができます。
また、売りから入れるのは、どう考えもトレンド的には下がる可能性の方が高いだろうって思うときには、売りポジションで入れるのは大きな強みです。
あまり証券会社の口座を開けたくないという人にとっては、レバレッジがあるCFDはしんどいのかもしれませんが、証券会社の口座を見るのが生きがいという人にはCFDは日々の値動きがレバレッジ効果で動くので楽しいと思います。
レバレッジを利かせてデイトレをするのも趣味としては面白いのですが、利益も損失も一気なので、日常生活をしながらだと非常に疲れます。
逆に、それなりに損失分だけは現金でカバーできる程度の資金額で売買するのであれば、CFDを日常生活に入れて、スイングトレードするのも可能だということが分かってきました。
購入数が少ないので、利益も一気に出ませんが、その分、損失のリスクも小さくできます。
最近は、原油の取引もCFDで始めてみました。
原油が右肩上がりしているので、買いポジションで入ろうかと思っていますが、原油の場合は20倍レバレッジなので、ちょっと動くだけで損益が大きいです。
元金の割には、損益のボラティリティが大きいので、ロスカットに近づく確率も高いからなのか、始めて、Eメールに注意喚起が来ました。
何分、その後に切替したので、ロスカットによる強制売却は免れましたが、20倍レバレッジの威力に驚かされた体験でした。
CFDのみで資産運用は難しいですが、上手く使って、趣味と実益を兼ねるにはCFDは非常に利用しやすいものであると考えます。