なんでも道しるべ

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「お金持ち」の誤解⁉ 富裕層になるために必要な考え方とは?

「お金持ち」について考えたいです。

誰しもがお金持ちに憧れます。

『金より大事なものがある』とは言いますが、本当にお金を持っている人が言うなら分かりますが、貧乏人が言っても単なる僻みしか聞こえないです。

お金より大事なものを見つける前に、まずお金を持ちましょう。

なぜお金を持つことを始めるべきかというと、お金は持ちやすい、集めやすい、貯めやすいからです。

なぜなら、万人に共通であるため、価値が非常に明確で分かりやすく、お金を持つメリットも非常に明確になります。

高価な物品を持っていても、その価値が分かる人でないと、その保有価値は測れません。

したがって、お金が一番わかりやすくて、比べやすくて、判断しやすいということです。

万人受けが良いが故に、お金が好きな人は軽蔑される対象になりやすいです。

でも、私はお金が好きであることをきちんと公言できることは、素晴らしいことだと思いますし、本心を語れる人だと思っています。

お金が好きでない人なんていないでしょう?

無いより、あった方が良いに決まっています。

■お金持ちの定義は

さて、「お金持ち」になりたいという話ですが、お金持ちの定義というのは、いかがでしょうか?

個人で考え方が違うような気がしますが、「お金持ち」をWikipediaで検索してみると、「富裕層」とヒットします。

では、「富裕層」の定義はご存知でしょうか?

Wikipediaによると、富裕層の定義の一例は、『主な住居用不動産、収集品、消費財、および耐久消費財を除き、100万ドル以上の投資可能資産を所有する世帯』ということです。

したがって、100万ドル、日本円では約1億円を超えれば、富裕層やお金持ちの仲間入りということですね。

では、お金を1億円持っていたらお金持ちなのか?という話ですが、私はそうは思っていません。

先ほどの富裕層の定義をよくご覧ください。

「100万ドル以上の投資可能資産を所有」と書かれています。

そうです、単なる「お金=紙幣」では駄目なのです。

投資可能資産でなければなりません。

その点がとても勘違いされているのでは?と最近思うようになりました。

■新居を建てる資金援助は

以前、新婚の方がいました。

妻である女性の方が私の知り合いではあったのですが、その方が、言ったセリフがこれです。

「旦那の実家はけっこう金持ちです。なぜなら、新居を建てる資金をかなり援助してくれたから。『これくらいの資金援助なら少しチクっとした程度』だと旦那のお義父さんは言っていたから、旦那の家は金持ちだよ。」

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その時、私はあまり不思議には思いませんでしたが、今になってよくよく考えると、これはお金持ちの定義に合っているのか?と感じています。

確かに、新居用の資金援助をしてくれるのは、ありがたいことではあります。

でも、資金援助してくれる家=金持ち(富裕層)ではありません。

なぜなら、富裕層の定義は、投資可能資産を所有していることなのですから。

当然ながら、お義父さんの実家の経済事情までは私は不明ですので、これらの資金援助をしても、なお100万ドル以上の資産をお持ちなのかもしれませんが、そんな方なら、チクっとした程度なんて言わないような気がしますけどね。(まあ正直、想像の域です)

今回、私が書きたかったことは、富裕層であるのは、インカムが重要だということなのでは?と感じているからです。

■富裕層とインカム

富裕層の金額指標である100万ドルは置いておいて、まず、数千万円のお金を保有していても、使おうと思ったら、一気に使うことができます。

日本人が好きな貯金をしているだけなら、スズメの涙ほどの金利しかなく、資産を潰していければ、1年で数百万円、10年・20年と続けば、数千万円は一気になくなるでしょう。

したがって、数千万円や1億円というまとまったお金をもっていても、それを投資していなければ、いつまでも富裕層の仲間には入れません。

私が思うに、富裕層の方々は、投資可能資産は100万ドル以上保有し、その資産の投資によって得られるインカムによって生活をしている人が、本当の富裕層だと感じるのです。

故に、投資可能資産は基本的には減らない。

いわゆる、永遠に富裕層というわけですね。

当然ながら、リーマンショックなどによって、時価総額が急激に減少したりする可能性はありますが、それはあくまで時価であって、株式であれば株数、投信であれば口数は全く変わりません。

株価や基準価額が変動しているだけですから。

■インカムの考え方を会得する

世の中には、自分もいつかは富裕層になりたいと、日々努力している方も多いと思いますが、インカムの考え方を会得しておくのは非常に重要なポイントだと思います。

例えば、巨額の退職金などを得て、一瞬だけ準富裕層や富裕層に仲間入りする可能性は十分にあり得ます。

しかしながら、投資やインカムの考え方が幼稚だと、切り崩すだけになってしまうでしょう。

その切り崩しを怖がったタンス預金の実態が今の日本だと私は思っています。

逆に、若い現役世代で、今はまとまった資産をもっていなくても、インカムの重要性を意識して働いている家庭は、いつかまとまった資産を持った時には、インカムを得る投資の重要性も気づき、実行していることでしょう。

同じインカムを稼ぐ仕事に就いている人であっても、考え方が違うことで、将来の生き方が変わってくる可能性が高いです。

そして、息子や娘に住宅購入用の資金を援助したからと言って、イコールお金持ちだと錯覚されることも無くなるでしょう。

富裕層の子には、富裕層の考え方が養われるというのは、その点においては正しいような気がしてなりません。

私のような貧乏人にも、富裕層の考え方が身につくように、修行あるのみです。