中学2年の娘が通塾している馬渕教室での公開テストと称されている模試テスト、その結果で志望校合否判定が出ていますので、ご紹介します。
志望校の決め方は千差万別ですが、大前提で心に留めておく必要があるのは、志望校のレベルを下げないということです。
人は誰しもリスクを恐れるので、偏差値に応じた受験校を選択したくなりますし、偏差値が下がると志望校も下げたくなります。
それは不合格という結果が怖いからです。
けれども、それをしてしまうと、学力はどんどん下がっていきます。
学生というのは、自分の実力よりも少し上の目標がある方が力を発揮できますし、努力するものです。
自分に相当した目標になると、結局は自分の学力もそこに合わせようとするので、伸びるどころか、下がっていくということになりかねません。
志望校は本当にギリギリまで下げる必要はないです。
もちろんモチベーションのことを考えると、無謀な目標も良くありませんが、結局は自分の行きたい学校があれば、それに向かって勉強するので、まずは、自分の行きたい学校を志望校にするべきです。
娘の場合は、特に行きたい学校がある訳では無さそうです。
なんだか、高校そのものに興味が無さそうにも見えます。
学校は授業を受けて勉強するところという感覚があるみたいで、どこに行くことになっても大差ないという感じみたいです。
親からすると、学校の環境、友達の雰囲気、先生の能力からしても、偏差値の高い高校に入るべきだと感じています。
授業そのものというか、カリキュラムは同じですが、ハッキリ言って、スピードも内容も全く異なると思いますので、賢い子が集まる学校に行った方が確実にメリットは大きいですからね。
■私立高校の判定結果
志望校合否判定は、私立3校と公立3校を判定してくれます。
今回の判定は中学2年の第4回の結果です。
親が記入するわけではなく、娘が適当に選んでいるのですが、一応、一覧表では偏差値順に学校が並んでいるようなので、公立3校は上位3校を記入しています。
私立3校は、娘的に聞いたことある学校を適当に記入しているそうですが、まあ一応、この学校を書いた方が良いとアドバイスは送っています。
私立とはいえ、滑り止め校として受験は必要ですから、しっかりと判断していく必要があります。
まず私立3校の結果です。
- 私立トップ校上位コース C判定
- 私立の特進コース校 A判定
- 私立の大学系列校 A判定
偏差値は5科の64.4で判定してくれています。
最初に申し上げておくと、私立トップ校上位コースは公立トップ校よりも判定が低く出ます。
私立トップ校の方が難しいからというのもありますし、他県からも受験が可能なので、合格を取るのが難しいからというのもあります。
したがって、私立トップ校上位コースに合格できれば、自信を持って公立トップ校に受験できるということです。
確実に合格できるかどうかは、その時の実力発揮によりますが。
■公立高校の判定結果
続いて、公立3校の合否判定の結果です。
- 公立トップ校 B判定
- 公立2番手校 A判定
- 公立3番手校 A判定
公立2番手、3番手校は、今回よりも悪い偏差値でもA判定だったので、今回はA判定が出ると思っていました、
予想順位も上位なので、この調子で勉強を続ければ、2番手校以下であれば勝負できると思います。
ただ、トップ校は全く異なります。
今回はB判定でしたが、偏差値が61台だとC判定、偏差値が70台だとA判定になりました。
トップ校と2番手校以下だと大きな溝があり、この差が大きいようです。
A判定まで、あと11.6点ですから、あと一歩なのです。
けれども、この一歩が大きいですし、この数点で合否が分かれる可能性もあるわけです。
現状は130位くらいで合格できることになっていますが、少し点が下がるとすぐに不合格圏内になってしまいます。
なので、この辺りの順位でウロウロしているとかなり危険ということです。
予想順位を二桁、できれば50位以内を目指して勉強していかなければなりません。
その為には、偏差値70近くが必要になりますから、簡単ではないってことですね。
■結局は偏差値で全てが分かるのです
以前に、馬渕の先生に聞いた話ですと、SSSクラスに所属している子は、公立トップ校がC判定くらいで、私立トップ校上位コースがE判定だと言っていました。
それが、SSSTクラスになると、合否判定の結果がかなり変わってくるそうです。
確かに、偏差値58~64の人と、偏差値64以上の人であれば、判定は大きく違うでしょうね。
結局、SSSクラスに居ても公立トップ校を挑戦することはできますが、合否は微妙というか、本番次第ということになります。
当然、偏差値がたとえ高くて64以上であったとしても、合格が保証されているわけではないですから、同じことと言えば同じですが、それでも心の持ちようが変わってきます。
志望校は出来るだけ高い目標をもって、それに向けて努力した方が良いというのは、そのためでもあるのです。
志望校はいつでも下げることができますから、最後の最後、願書を書く時でいいんですよね。