なんでも道しるべ

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ケチな貯金をせずに上手に貯蓄!貯金に励む人と貯蓄する人の考え方の違いとは…

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『貯金額』に目標を定める意味はあるのか?について、皆さんはどのように考えますか?

『貯蓄額』ではなく、『貯金額』です。

この貯蓄と貯金が似ているように違うので、注意が必要です。

貯蓄は運用も含めていますが、貯金はあくまで貯金となります。

普通預金や定期預金など、金額ベースで元本割れをしないまさしく貯金です。

そういえば、貯金額に目標を定めて、そこに向かって一生懸命に節約生活をしている人が多いなとも思えます。

何となくですが、貯金額に目標を定めている人ってケチが多いと思いませんか?

逆に貯蓄をしている人というのは、浪費を無くし、倹約生活で資産運用も手掛けている人が多いですが、ケチという概念が当てはまらないような気がします。

貯蓄と貯金、似て非なるものですが、なぜか人の性格が異なるのでしょうか。

■貯金スタイルの人は、元本割れを怖がり、元を取るという意識

貯蓄と貯金、大きな違いは何だと思いますか?

言葉的な意味の違いや、投資運用するか、堅実なのかなどのスタンスが異なるという違いもあると思います。

私が思っている大きな違いは、『元本割れを怖がるかどうか』です。

運用を伴った貯蓄をしている人は、元本を割れることにそれほど怖がりません。

逆に、貯金一辺倒の人は、元本割れをすることに強烈な抵抗があります。

あくまで、人の性格なので、どちらが良い悪いというのは無いと思いますが、私が気になるのは、『お金を使って何かをする』ということに、違いが出てくると思っています。

先ほど、ケチという言い回しを書きましたが、貯金を主軸にしている人は、元本割れを怖がるが故に、相手の値段に関して少しでも損をしない動きをします。

俗にいう、『元を取る』という動きです。

1,000円を払うと、1,000円分のリターンを受けないと納得しないです。

なぜそうなるのかな?と考えると、貯金目標額を設定していると、少しでも目標に早く到達したいので、出費をするとその金額に応じたリターンがないと損をした気分になるからです。

その損をした気分をできるだけ味わいたくないから故に、ケチになるということだと思うのです。

■貯金スタイルの人に残るのは「お金のみ」

逆に運用をして貯蓄をしている人は、元本割れをすることに慣れていますから、金額に応じたリターンを受けなくても、それはそれだと割り切れます。

そもそも、期待リターンを出費においてそれほど明確に設定していないので、特に文句が出ないのだと思うのです。

人生におけるお金のかけ方は人それぞれで、必ずしも自分の望んだどおりの結果にはならないと思います。

その結果を明確に求めるが故に、元本確保型の商品でないと安心できないですし、リターンも明確に決まっていないと受け入れられない、さらには出費に対して、それに応じたリターンを欲するということになります。

貯金目標額を定めている人は、少しでも早く到達したいので、『何が何でも節約生活だ!』と一生懸命になるのです。

さて、目標額に到達して、何が残るのでしょう?

結局は「お金が残るのみ」ですよね。

何か買いたいものがある人は別ですが。

お金を優先したが故に、失ったものは無いのかなと思い返すと、あの時、あの年齢で、あの状況でしかできなかったことにお金を使わなかったという事実です。

当然、浪費をしては意味がないですが、必要な時に必要なことをやるというのは、例えリターンが望みどおり出なかったとしても、もしかすると、全く違った形となってリターンがあるかもしれませんよね。

■ローンは駄目なものの代名詞のように言われるが

ローンは駄目だと言われることが多いですが、私は「ローンは先に物が手に入るという素晴らしい仕組み」だと思っています。

その点、デメリットは、金利があるということです。

先に手に入れるという時間を買う代わりに、金利というお金を払うシステムになっているということですね。

「時間をお金で買う」ということに近いのではないでしょうか。

デメリットを許容できない人は、貯金をしてお金を貯めることをするしかないですが、それにより、時間を許容してしまうので、適切な時期や年齢にそれを得ることができなくなってしまうわけです。

貯金目標金額を定めている人は、何か欲しい目的がある人なら良いですが、特に何もないのに、『単に貯金が無いのは不安だから・・・』という漠然とした目標は非常に危険だと思います。

豊かな人生が送れずに、単にケチな生活を坦々と繰り返しているだけになるかもしれません。

■例えば「旅行」に行くか、行かないか

貯蓄をしている人は、マイナスになることを恐れない人が多いですから、好きなことや、今必要なだと思うことにお金を使うことができます。

例えば、旅行なんかは、良い例かもしれません。

貯金大好きなケチな人は、旅行することすらケチって貯金することに励みます。

貯蓄している人は、旅行であっても、しっかりと世間の休みと重複しにくい日程を調整し、旅行に行く目的も、リフレッシュであったり、家族との団らんであったり、子どもの教育の一環であったりと、目標を定めます。

貯蓄金額が一旦マイナスになったとしても、旅行によって得られるものがあると感じると、そこにお金を使うことに躊躇しないということです。

それが、後から、他の形になって返ってくる可能性もあり、それこそ投資・運用というものだと思います。