「会社の夜の付き合いはどこまで必要か?」
これは永遠のテーマではありますが、私は最近、会社の付き合いに関して感覚が変わってきました。
本日は、「社会人として夜の付き合いは絶対!」といわれる世の中に反発した記事です。(笑)
本題の「夜の付き合い」に入る前に、家計の投資から話を始めます。
■給与が上がらないことを妬まない
仕事の昇給が思わしくない、社会保険料や税金が高くなってきている今、給与所得の上昇が見込みにくいのが現状です。
財布の紐が固くなるという表現が使われますが、こんな世の中では、確かに消費を減らそうとする動きが起きてもしかたないでしょうね。
それは会社でも同じであり、売り上げが良くて、利益が上がっていても、従業員への還元、いわゆる給与アップはなかなか厳しいのが現実です。
インフレ率が向上しないということから、日本銀行が困っていますが、社会の雰囲気が変わらない限り、どうしようもないと思います。
けれど、自分の給与が上がらないことを、会社や世の中などに責任を押し付けても何もなりません。
ただ文句を言っているだけです。
このような状況下でも、自分の為、家族の為、家系の為に、何らかの手を打つ人が成功を収めるのだと思います。
■100円からでも投資ができる時代
私が投資を始めたのは10年以上も前ですが、たった10年前でも今の投資環境とは全く違っていたような気がします。
私自身が勉強不足であったこともありますが、明らかに、「100円から投資信託を買える」といったものは無かったです。
100円から投資ができると思うと、私は、「この100円があれば投信を買うな・・・」と思うようになりました。
当ブログの過去の記事で、自動販売機で缶コーヒーを買うかどうかについて書いたことがありますが、1日会社に居て、自動販売機で缶コーヒーを何本も買っている人を見ると、無駄だなと思えることもあります。
まあ、その人にとっては、それは至福の時だと思うので、人それぞれってことで。
■会社の夜の付き合いって優先順位が高いのか?
我が家の家計は、私一人の収入では、投資と教育にお金をかけられないので、妻にも働いてもらって、ダブルインカムで生計を立てています。
妻はあまり投資の中身には興味はありませんが、資産総額には興味をかなり示すので、資産総額をたまに教えて、ダブルインカム家庭を続けています。
このような生活をしていると、ある時、「会社の夜の付き合いって優先順位は高いのか?」と思えるようになってきました。
会社の人とコミュニケーションを取ることが重要だと言う人もいると思いますし、私自身も以前までは重要だと感じていました。
けれど、私を本当に助けてくれているのは、会社の人なのか?妻ではないのか?と思えるようなったのです。
確かに、会社の人とコミュニケーションを図ることで、仕事のしやすさに影響を与えることがあるかもしれませんが、その人が、妻のように年間数百万円分の利益を自分にもたらせてくれるのか?という話です。
まずは、家計のために働いてくれている妻や、ダブルインカム家庭を許してくれている子どもへの感謝が第一で、会社の人との付き合いは二の次だと考えるようになりました。
もう一つは、会社で昇格や昇給のために、自分アピールしても、たかが昇給率はしれています。
妻の年収分まで給与をアップさせるには、数十年の労力がかかりますし、もしかすると、人事レースから外れて到達しないかも知れません。
そんな費用対効果の悪い活動に一生懸命なるよりも、家庭を第一に考えるべきだと思うのです。
■夜の付き合いで失いもの、得られるもの
夜の飲み会に付き合いといっても、1回で数千円の割り勘代がかかります。
「この3,000円があれば楽天投信のVTIが買えるな・・・」と思うと、なんだか付き合うのが面倒に思えてきます。
飲み会に付きあうことで投資に回せるマネーを失い、このようにブログ記事がかける夜の自由な時間を失い、働いて帰ってきた妻や子どもと話せる夜のコミュニケーション時間を失い、睡眠時間や体力回復時間を失い、次の日の仕事の効率性も失う、など、様々なデメリットが浮かびます。
得られるものといったら、会社メンバーとのコミュニケーションや、飲んだ人の性格をウォッチできること位でしょうか。
そこにお金と時間をかけてまで、夜のコミュニケーションが重要だと思えないのです。
仕事はグローバル化してきていますし、売上は当然ながら社外に物やサービスが売れて成り立ちます。
社内の人との信頼関係を構築することだけでは、会社の収益、自分の成果は得られないわけです。
費用対効果を考えると、社内よりも社外の人との会食などの方がよっぽど高効率だと思うわけです。
そのことから、私自身の優先順位は、①家庭、②社外、③社内という構図が成り立ちました。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
考え方が違う人も当然いると思いますが、あくまで私が考える一つの解です。
飲み会が好きな社会人は、私の会社の中でも多いですが、私のように考える人も居るということですね。
「いちいちリターンを考えて付き合っていたら何もできねえよ!」「そんな人生面白いのか?」と反論もあると思いますが、逆に何も考えずに雰囲気で生きていると、いろいろなモノを失いかねないですよ。