昨日の米国市場は、ボラティリティはそれほど大きくはなかったですが、前日比でマイナスになったり、プラスになったりと、目まぐるしく変わる日でした。
中国で景気刺激策が発表されたことで、日本市場の後場くらいからリスクオンムードだったのですが、それを受けて、米国市場は堅調にスタートしていました。
しかしながら、日本時間の23時に発表があった消費者信頼感指数が100を切るという予想よりも弱い結果が出てきて、失速、もしかすると1%を超える下落があるのでは?という感じの相場感でした。
けれども、そこに救世主が出てきたのがエヌビディアで、エヌビディアの好調さがニュースとして伝わると、一気に上昇して、周りのハイテク銘柄も上昇し、マイナスは一気に解消されました。
そのまま引けに向けて堅調なムードで終わったという感じです。
米国景気にちょっと陰りが出てきているかも?という受け止めがされていますから、ドル円は円高にシフトしています。
中国の景気刺激策のニュースが出た直後は円安に動いていたのですが、それも数時間で失速気味だったので、FX相場って本当に良く分からないものだなと改めて思いましたね。
■新規入替銘柄のパフォーマンス低調
月曜日が祝日だったということから、投資信託の収益更新がありましたが、なんとかプラスになっています。
指数が下落していても為替でプラスになっているような感じですが、ちょっとFANG+の銘柄入替直後のパフォーマンスが悪いです。
新たに入った、クラウドストライクとサービスナウの2名柄のパフォーマンスが良くなく、指数の足を引っ張っているという感じになっています。
半面、外れたテスラが爆上げしていますから、なんで外したんだ?って話になりますよね。
短期目線で見てはいけないのかもしれませんが、そんな気分にさせられるこの2日間でした。
基本的に、株価の上昇時にはFANG+指数はS&P500やNASDAQ100よりも良いんですよね。
けれども、これらの銘柄が足を引っ張るようになってから、FANG+だけがマイナスになったり、NASDAQ100とほとんど変わらなかったりと、なかなか渋い動きをしているんですよ。
なので、このままのパフォーマンスが続くと、FANG+って手数料が高い割には魅力が少ないんじゃないか?って言われかねないかなと思いますね。
新たに入った銘柄には頑張って欲しいものです。
■PCEデフレーターからの雇用統計
ここから週末、月末に近づいてきます。
月末といえば、例のPCEデフレーターがありますから、この結果によっては大きく動くことになりかねないです。
この前のFOMCで金利を下げたので、下げたのにも関わらずインフレが収まっていないような結果になると、次は、本当に0.5%も下げて良かったのか?という疑念がわいてくることになります。
きちんとインフレが収まっていることが明確になっていれば、0.5%利下げは納得されると思いますし、次の利下げ幅の話になっていくでしょう。
結局は、PCEデフレーターが終わってからの雇用統計って流れになると思います。
そのなかで、株価をどう見るか、そして、どう投資していくか、個人投資家であっても、そこはきちんと見極めていく必要があると思っています。
私の基本的な姿勢は変わらず、しっかりと積立は継続していきます。
もう新NISAの成長投資枠は使い切るので、ここから新NISA枠をつかってのスポット購入は難しくなるのですが、それでも、特定口座を利用してのスポット買いは継続する予定です。
今は高いので、追撃入金する時は全然ないですけどね。