なんでも道しるべ

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【小学生の対策】英検3級の正答率とスコアをもう少し掘り下げてみる

英検3級一次試験の正答率の結果がアップされました。

もう少し、深掘りして一次試験の結果を見てみたいと思います。

特にこれから小学生で英検3級を受ける親に参考になればと思います。

私の娘を例にした対策案も、本当に参考になるか分かりませんが、書かせていただきます。

■スコアと正答率

合格発表の日は、スコアだけが公開されます。

下記のように娘はギリギリ+2点で合格しました。

  • 一次スコア:1105
  • 合格基準:1103 (66.8%)
  • 満点スコア:1650

各要素のスコア配分は下記のとおりでした。

  • Reading 368/550 (66.9%)
  • Listening 413/550 (75.0%)
  • Writing 324/550 (58.9%)

合格発表の記事では、リーディングが合格ラインに行ったことと、リスニングが75%で思ったよりも低かったことを書きました。

その後、正答率を見ると、少し様子が違っています。

正答率は下記のとおりです。

  • Reading 15/30 (50%)
  • Listening 24/30 (80%)
  • Writing 9/16 (56%)

では、各要素についての詳細と感想です。

■リーディングは文法を学ぶか、長文でいくか

リーディングは、スコアは合格ラインの66.9%までいきましたが、正答率は50%でした。

その理由を調べてみると、大問1の比較的簡単な短文の語句空所補充で間違いが多く、逆に大問3の長文問題では正解が多かったのです。

  • 大問1 6問/15問 (短文の語句空所補充)
  • 大問2 3問/5問 (会話文の文空所補充)
  • 大問3 6問/10問 (長文の内容一致)

塾の先生が言ってたように娘の場合は大問3の長文が得意だったようです。

通常の文法や語句習う中学生は大問1の方が得意だと思うのですが、娘が長文が得意な理由を聞いたら「理解できなくても、サラっと読んだら、だいたい分かるねん」と言っていました。

小学生に文法を教えるのは非常に難しいと思います。

英語が分からない私からすると、長文をやるのは抵抗があるような気がするのですが、小学生はそんなに気にしていないのかもしれません。

■リスニングは第2部と第3部がキーだと思う

リスニングは、スコアが75.0%で想定よりも低かったのですが、正答率は80%と高かったです。

なぜ、スコアが落ちてしまったのかというと、比較的難しい第3部の問題が正答率が低かったからです。

  • 第1部 9問/10問 (会話の応答文選択)
  • 第2部 10問/10問 (会話の内容一致選択)
  • 第3部 5問/10問 (文の内容一致選択)

家でやっていると、1部~3部で特に優劣なく取り組めていたのですが、実際には3部が難しかったみたいです。

私が聞いていても第3部は説明文とその質問なので、難しいと感じます。

あとは、テストの最後の最後であるというのが、疲れも出てきて、集中力が切れかけているのかもしれませんね。

正答率80%というのは上出来だと思いました。

■ライティングは大幅な減点をさける対策

ライティングですが、どんな点数の付け方なのかと興味がありましたが、やはり1点刻みの合計16点満点でした。

得点率は下記のとおりです。

  • 内容 3点/4点 (課題で問われている内容か)
  • 構成 2点/4点 (英文の構成や流れか)
  • 語い 2点/4点 (課題に相応しい語いが正しいか)
  • 文法 2点/4点 (文法的に正しい英文か)

私の戦略は当ブログでも紹介したように、英検協会からトレーニングで出されている「型」を覚えさせました。

おそらく、その型どおりなので、平均点だったのかな?と思います。

語いはスペルミスがあったんだろうと思いますが、それでも2点くれています。

驚いたのが、2.5点や2.25点などの刻みを細かくしているわけでなく、0点~4点までの5段階評価であったことです。

小学生にとっては、日本語の文すら下手くそなのに、英語の文を書くのは非常に苦労すると思います。

短文の日記みたいなものですから。

小学生はライティングの対策をしっかりすることが、一次試験突破への道のような気がしました。

■まとめ

スコアをよく見ていると、2016年までのリーディングとリスニングの2要素であれば、ギリギリ合格ではなかったと思いました。

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そこに、小学生にとっては得点が伸びにくいライティングが入るので、①得意な要素で点を稼いで②ライティングで大幅な減点をされないようにする対策が必要な気がします。