小学6年の娘が、小学校生活最後の英検準1級の受験を行いました。
小学生の間に準1級に合格するには、今回がラストチャンスだったのです。
そして、今回は従来型のペーパー試験ではなく、S-CBT試験で受けました。
初めてコンピューターを使った試験ですが、これからの時代はいつまでもペーパーでは無いと思いますし、自分で自由に受験日を決めて受けられるS-CBT試験の方がメリットは多いと考え、今回はS-CBT試験の練習も兼ねて受けました。
今後、ますますS-CBT試験を受ける機会が増えると思います。
2021年度以降は、S-CBT試験がCBT試験と合併することが決まっており、これまで年3回までしか受験できませんでしたが、年6回受けられることになりました。
高校受験や大学受験、また、社会人になってもこの試験を受けるチャンスがやってくるのは間違いないです。
小学生のうちにコンピューターの試験に慣れておくのは非常に意味のあることだと思います。
本日は、その結果が返ってきましたので、結果を報告したいと思います。
■英検準1級合否結果
まず、合否結果ですが、鮮やかに「不合格」でした。
やはり準1級はそう簡単ではないです。
まだまだ実力が足りないなと正直思います。
けれども、初めての慣れないS-CBT試験を経験できたのは良かったと思います。
とりあえず、CSEスコアの実力を確認していきます。
- リーディング 496(750)
- リスニング 542(750)
- ライティング 544(750)
- スピーキング 473(750)
- 一次合計 1582(2250)
- 全合計 2055(3000)
一次試験突破は1792点ですので、まだ210点も足りていないことになります。
準2級まではリスニングで点を稼げていましたし、2級ではリスニングとライティングで合格できていたのですが、準1級となるとリスニングもライティングも非常に難しいので、なかなか点が伸びていません。
そうなると、これまでリーディングは運任せの点数ではあったのですが、少しは勉強をして、合わせにいくことが必要になってくるかもしれません。
スピーキングも合格点は512点ですので、ここもまだ到達していません。
S-CBT試験は一気に4技能を受けられるので、非常に効率的ではあります。
その分、二次試験対策もやっていく必要があるのですが、2級の時に二次試験は相当苦労しましたので、たとえ一次免除になったとしても、二次試験を合格スコア付近まで引き上げておくのは重要かと思っています。
まだまだ先が長いですが、まだ小学6年なので、これからだと思っています。
常に先を見据えて、準1級対策をすることで、英語能力をアップさせることが目的です。
■技能別正答数
技能別正答数の結果についても公開しておきます。
英検2級までは合格している小学生であっても、準1級になるとここまで正答率が下がるのが良く分かると思います。
- リーディング 7/41
- リスニング 14/29
- ライティング 11/16
- スピーキング 18/38
一次試験に絞って言うと、合格スコアは1792点ですので、単純に3技能で割ると597.3点必要になります。
したがって、ギリギリ合格するのには、各技能で600点が必須となるわけです。
とあるブログで、正答数とCSEスコアの関係性を調べている人がいました。
実際には各受験回での難易度や正答率などが考慮されるので、これだけ正解すれば確実にこのスコアになるといった関係性は出ないのですが、ちょっとした参考にはなります。
その調査からは、CSEスコアを600点取るには、リーディングは28点、リスニングは21点、ライティングは13点と言われています。
■点を取るための戦術は準1級では通用しにくい
娘の場合はリーディングが非常に弱いので、これからあと20点くらいは正答しなければならないことが分かります
逆にリーディングはあと7点、ライティングは2点で良いとも言えます。
これまでの級では、リーディングが弱い小学生の娘にとっては、他の技能でカバーしていました。
リスニングが8割くらい正解していることもあり、これでCSEスコアを稼いでいたのだと思います。
リスニングは設問数が少ないので、1つの正解の重みが強いですし、そうなると、別にリーディングで7割近く正解しなくても良い訳ですね。
ただ準1級レベルのリスニングとなると、この戦術がなかなか使えません。
CSEスコアの合格水準が高いというのも要素の一つですが、やはり準1級は内容が難しすぎるので、聞き取れない、理解できないといったことになります。
こればかりは仕方ないことですので、流血しているリーディングを強化するのが最も手っ取り早いです。
少しでも問題慣れをすること、知っている語彙を増やすことしかありません。
小学生なので、文法や解釈などの基礎は全く知識がないのですから。
■まずは中学校在学中の合格へ
とは言いつつも、娘も間もなく中学生です。
中学生になっても、英検のCBT試験は受けにいきます。
日程を選べるメリットを最大限にいかして、学校の定期テストや塾の模試テストなどの合間をぬって受験していきたいと思います。
目指すは、中学校在学中に準1級合格です。
ここで準1級に合格できていれば、少なくともリスニングとライティングには自信が持てると思います。
それは大学受験への大きなアドバンテージになると思っていますから。